K君の2003年12月の劇場映画評

 

イン・アメリカ/三つの小さな願いごと


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“小規模な作品だが、非常によくできている”

閲覧時期・場所 2003年12月 劇場にて
監督 ジム・シェリダン
出演 サマンサ・モートン/パディ・コンシダイン/ジャイモン・フンスー/サラ・ボルジャー/エマ・ボルジャー/キアラン・クローニン
評価
批評  “マイ・レフトフット”でオスカーを獲得したアイルランドの名匠ジム・シェリダンの作品で次回のアカデミー賞でもいい線いくかもしれないと前評判の高い作品。数年前までまだあどけない少女の役をしていたサマンサ・モートンが3人の子持ち役で主演している。
 
息子を失い職もない一家4人の家族がアイルランドからニューヨークに移民する。極貧の生活の中でも、見るもの全てが新鮮で力強く生きる2人の少女をよそに、父親は息子の死の悲しみから立ち直れない。そんな中、叫ぶ男と呼ばれる黒人男性との触れ合いや新たな子供の誕生のかなで家族が再生していくという物語。
 演出や役者の演技ともに非常にレベルの高い作品。泣けるというわけではないが、心地よい感動が得られる作品。

 

 

MUSA


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“正統派の武侠アクション。”

閲覧時期・場所 2003年12月 劇場にて
監督 キム・ソンス
出演 チャン・ツィイー/チョン・ウソン/チュ・ジンモ/アン・ソンギ/ユー・ロングァン/パク・チョンハク/パク・ヨンウ
評価
 チャン・ツィイー見たさに見た作品。ツィイー以外のスタッフは韓国人がメインの武侠もの。2001年の韓国大ヒット作品であるが、多分“ラストサムライ”と公開時期をぶつけ便乗ヒットを狙ったものだろう。ストーリーや演出に“7人の侍”の影響が感じられ、韓国版“7人の侍”といった感じ。
 実話に基づいたストーリーという触れ込みだが、高麗の4回の使節団のうち1つが帰ってこなかったという史実をもとに、帰って来なかった使節団は実はこんなことをしていたのでは?という希望的観測をもとに作られた作品。明を訪問したが、皇帝の謁見はもとより流刑にされてしまった使節団が偶然元に捕まった明の姫を見つけ救出する。明の姫を守るために元と戦う男たちを描いた作品。
 明の姫に全部お前のせいだ!と突っ込みたい。男たちはかっこよく死んでいくが、何でこんな姫のためにと思うと犬死にしか見えない。このあたりが、男たちの信念+微妙な恋心だったりして面白いところだが。ただ、今の日本でこのような正統派の志の高い武侠映画は恐らく作れないだろう。アクション映画としての完成度は高く、映画の世界では日本は韓国に完敗だと思わせられる作品。