| K君の2004年2月の劇場映画評 |
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還

| 閲覧時期・場所 | 2004年2月 劇場にて |
| 監督 | ピーター・ジャクソン |
| 出演 | イライジャ・ウッド/オーランド・ブルーム/ビゴ・モーテンセン/リブ・タイラー/イアン・マッケラン |
| 評価 | A |
| 批評 | トールキンの傑作ファンタジー“指輪物語”の映画化完結編。原作がとてもいい作品なのに、映画化すると期待外れという例があるが、この作品は1作目から大変評価の高い作品である。原作の大ファンで“旅の仲間”“2つの塔”の映画も大好きなK君としては、この完結編は期待大。役者陣も子役時代から演技力には定評のあったイライジャ・ウッドやこの作品でブレイクしたオーランド・ブルーム、その他ガラドリエルの奥方役のケイト・ブランシェットや原作ではあまり活躍しないリブ・タイラーなど多彩。 フロドとサム、そしてゴラムの指輪を捨てる旅もいよいよモルドールに入りクライマックス。一方でアラゴルン一行は、サウロンとの最後の戦いを迎える。 映画化不可能といわれた文庫本9冊の作品をほぼ完璧な形で3本の映画に収めたピーター・ジャクソン監督には脱帽である。また、当時倒産寸前といわれた中で、この巨大プロジェクトを開始したニューラインシネマも、長期にわたるロケを耐え抜いた役者陣やスタッフ全てが賞賛に値する素晴らしい作品である。懸念としては、非常に複雑で独特の世界観を映画だけを見ても理解できない点があることと、最終章ではサルマンはカットされたことか。 |
シービスケット

| 閲覧時期・場所 | 2004年2月 劇場にて |
| 監督 | ゲイリー・ロス |
| 出演 | トビー・マグワイア/ジェフ・ブリッジス/クリス・クーパー/エリザベス・バンクス/ウィリアム・H・メイシー/ゲイリー・スティーヴンス/キングストン・デュクール |
| 評価 | A |
| 批評 | 1930年代〜40年代に実在した名馬“シービスケット”を題材にしたベストセラーノンフィクションの映画化。俳優陣はブリッジスの他、アカデミー賞を受賞した“アダプテーション”の生々しい演技が記憶に新しいクリス・クーパー、そして演技派として小規模な秀作ばかり出ていたが、“スパイダーマン”で大ブレイクしたトビーマグワイアという面々。 人生に挫折した実業家、調教師、ジョッキーの3人が中途半端な成績しか残していないが可能性に満ちた小さなサラブレット“シービスケット”との出会いから人生を立て直していく。 すごくよく出来た話でありながら、これが実話だと言うのがすごい。大変感動的な話でありながら、控えめな演出のおかげで嫌味がなく爽やかな感動が味わえる。 |
ラブ・アクチュアリー

“ハッピーなラブコメ”
| 閲覧時期・場所 | 2004年2月 劇場にて |
| 監督 | リチャード・カーティス |
| 出演 | ヒュー・グラント/キーラ・ナイトレイ/コリン・ファース/エマ・トンプソン/アラン・リックマン/リーアム・ニーソン/ローラ・リニー |
| 評価 | B |
| 批評 | “ノッティングヒルの恋人”、“ブリジットジョーンズの日記”の脚本家リチャード・カーティスの初監督作。役者陣はすごい豪華。19人の登場人物が繰り広げる群像劇だが、ヒュー・グラント、キーラ・ナイトレイ等新旧大スターが揃い踏み。 クリスマスを前にしたロンドンで繰り広げられる19人の登場人物のロマンス。英国首相から中学生まで様々な恋愛模様が繰り広げられる。 おしゃれで華やかなラブコメ。クリスマス前という今の日本では外したタイミングとストーリーや登場人物の薄っぺらさという欠点はあるが、ラストシーンはとっても楽しくてグッド。またカムバックしたロック歌手の話はおもしろかった。 |
ニューオーリンズ・トライアル

“はずれのない法廷もの”
| 閲覧時期・場所 | 2004年2月 劇場にて |
| 監督 | ゲイリー・フレダー |
| 出演 | ジーン・ハックマン/ダスティン・ホフマン/ジョン・キューザック/レイチェル・ワイズ/ブルース・デイビソン/ブルース・マッギル/ジェレミー・ピーブン |
| 評価 | C |
| 批評 | ニューオリンズを舞台にしたジョン・グリシャム原作の法廷サスペンス。俳優陣がめちゃ豪華。ハックマンとホフマンというアメリカンニューシネマの名優といつも憎めない役で人気のキューザック、そして英国の延び盛りレイチェル・ワイズという面子。 ニューオーリンズの証券会社で発生した銃乱射事件。2年後、遺族がベテラン弁護士と組み、銃器メーカーを提訴。一方、メーカー側は敏腕陪審コンサルタントを雇う。加害者側と被害者側そして陪審員が巧みな駆け引きを繰り広げる。 あまりはずれのない法廷ものだけに本作もまあ一定水準にはある。ただし、クライマックスが駆け足で、キューザックとワイズの正体が分かるときの感動や驚きは今ひとつ。 |
ラブストーリー

“恋愛映画の古典的傑作”
| 閲覧時期・場所 | 2004年2月 劇場にて |
| 監督 | クァク・ジェヨン |
| 出演 | ソン・イェジン チョ・スンウ チョ・インソン イ・ギウ イ・サンイン |
| 評価 | A |
| 批評 | 日本でも大ヒットした“猟奇的な彼女”のクァク・ジェヨン監督の新作。“猟奇的な彼女”はあまり恋愛映画を見ても感動しない僕も、その素晴らしいストーリーテリングで大好きな映画。それだけに期待も大きい。 偶然発見した母親の日記には、かつての母親の初恋が記されていた。自らも恋に悩む主人公の恋も母親に日記と同様思わぬ奇跡を巻き起こす。 またしても素晴らしい韓国映画の登場。“猟奇的な彼女”に比べると非常にオーソドックスな話(現代はThe Classic”)だが、非常によくできた作品である。劇場では多くの人が涙を流していたが、この監督得意の畳み掛けるようなラストシーンは確かに涙を誘う。 |
リクルート

“ファレルはかっこいいがいまいち”
| 閲覧時期・場所 | 2004年1月 劇場にて |
| 監督 | ロジャー・ドナルドソン |
| 出演 | コリン・ファレル/アル・パチーノ/ブリジット・モイナハン/ガブリエル・マクト/マイク・レルバ/カール・プルーナー |
| 評価 | C |
| 批評 | アル・パチーノとコリン・ファレルという新旧の演技派スターの共演作。監督は、“13デイズ”のロジャー・ドナルドソン。 MITを卒業する秀才にCIAのリクルータが近づく。父親の不信死の謎を知るかのように振舞うリクルータに従い、やがてCIAの訓練を受けるようになる。 それなりにおもしろい脚本だとは思うのだが、なぜか印象に全く残らない作品。決して退屈はしないのだが、すごいおもしろいかと言うとそうでもない。 |