K君の2004年11月の劇場映画評

 

オールド・ボーイ




“これはすごい作品!!”

閲覧時期・場所 2004年11月 劇場にて
監督 パク・チャヌク
出演 チェ・ミンシク/ユ・ジテ/カン・ヘジョン/チ・デハン/オ・ダルス/キム・ビョンオク/イ・スンシン
評価 A
批評  “JSA”のパク・チャヌク監督の新作でカンヌグランプリ受賞作(パルムドールは“華氏911”)。韓流の勢いはすさまじいが、その芸術性も証明した記念碑的作品。原作は日本のコミック。主演のミンシクは“シュリ”の悪役だし、ユ・ジテは“アタック・ザ・ガスステーション”でスターになった人。
 
何者かに拉致され、監禁生活を強いられたオ・デス。15年後にようやく解放された彼は、若い女性ミドの協力を得て犯人捜しに執念を燃やす。
 遊び心満載の映像感覚とぶっ飛んだストーリーのスゴイ映画。役者の演技も申し分なく、必見の作品。

 

2046


“美しすぎる映像”

閲覧時期・場所 2004年11月 劇場にて
監督 ウォン・カーウァイ
出演 トニー・レオン/木村拓哉/コン・リー/フェイ・ウォン/チャン・ツィイー/カリーナ・ラウ/チャン・チェン
評価 B
批評  “恋する惑星”“花様年華”の香港を代表するウォン・カーウァイ監督の新作。前作“花様年華”は高い評価を得て、自身のキャリアのピークを迎える作品となった。今作は、カーウァイ映画の常連のトニー・レオンそのほか、中国映画を代表するトップスターのコン・リー、アジアの歌姫フェイ・ウィン、今最も人気のある中国系女優のチャン・ツィイーそれに木村拓哉というすごすぎるキャスティング。
 失恋したチャン(花様年華の続き)は、「2046」というタイトルの小説を書き始める。それは“失われた愛”を取り戻そうと“2046”という場所を目指してミステリートレインに乗り込んだ男女を描いた小説だった。
 とにかく美しく幻想的な映像。木村拓哉はあまりぱっとしないが、トニー・レオンの色気がすごい。女優陣も自分の持ち味を生かした演技でいい。少し冗長な演出が鼻につくのがたまに傷だが、必ずしも一般受けしないカーウァイ作品としてはなかなかの出来映え。