K君の2005年6月の劇場映画評

 

 

ミリオンダラー・ベイビー



ミリオンダラー・ベイビー

“大傑作!”

閲覧時期・場所 2005年6月 劇場にて
監督 クリント・イーストウッド
出演 クリント・イーストウッド/ヒラリー・スワンク/ モーガン・フリーマン/アンソニー・マッキー 
評価
批評 アカデミー賞で作品賞など主要4部門を制したクリント・イーストウッド監督最新作。前作“ミスティック・リバー”も圧倒的な傑作で現在最も評価の高い監督の一人である。主演は、本作で“ボーイズ・ドント・クライ”以来2度目のオスカーを獲得したヒラリー・スワンク。
 女子ボクシング界での成功を夢見るマギーが、年老いたトレーナー、フランキーに弟子入りする。マギーは連戦連勝し、2人は深く心を通わせるが、タイトルマッチに臨んだ彼らに思わぬ悲劇が降りかかる。
 衝撃的な内容を非常に乾いた感じで撮っている。まさに秀作。ヒラリー・スワンクもすばらしい演技である。

 

 

ライフ・アクアティック



ライフ・アクアティック

“ゆるいオフビート感が快感”

閲覧時期・場所 2005年6月 劇場にて
監督 ウェス・アンダーソン 
出演 ビル・マーレー/オーウェン・ウィルソン/ ケイト・ブランシェット/アンジェリカ・ヒューストン 
評価
批評  ヒット作“ロイヤル・テネンバウムズ”のウェス・アンダーソン監督の新作。出演者は“ロイヤル・テネンバウムズ”組の他にビル・マーレーやケイト・ブランシェット。
 落ち目の海洋探検家にしてドキュメンタリー映画監督のズィスーが、新作の撮影を決意。映像制作集団“チーム・ズィスー”を率いて探査船で海へ乗り出すが、思わぬハプニングの連続で窮地に陥る。
 個性的な登場人物と独特のゆるさは前作と同じで、舞台が海に移ったという感じ。サントラにレゲエ版デビッド・ボウイだったりシガー・ロスが使われていたり何ともいえない。好きな人には答えられない映画。

 

 

 

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男



リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

“リアリティ溢れる秀作”

閲覧時期・場所 2005年6月 劇場にて
監督 ニルス・ミュラー
出演 ショーン・ペン/ナオミ・ワッツ/ドン・チードル/ジャック・トンプソン/マイケル・ウィンコット/ブラッド・ヘンク/ニック・サーシー 
評価
批評  実話を元にした作品。監督は新人だが、役者陣はシューン・ペン、ナオミ・ワッツ、ドン・チードルと豪華。
 妻子と別居し、肉親とも険悪なサム。そんな生活を立て直そうと努力するが、不器用な性格が災いして事態は悪化する一方。やがて、彼は怒りの矛先をニクソン大統領に向けるようになり、常軌を逸していく。
 不器用だが善良は小市民であったはずの男が、様々なめぐり合わせの悪さから徐々に狂っていく様をミュラー監督の乾いた視点とショーン・ペンの素晴らしい演技で見事に描いている。