想い・・omoi・・おもい・・・3
父へ 母へ
| 父へ あなたの誕生日には いつも薔薇の花がひらきます。 また一つ、あなたも年老いていくんだと 教えてくれます。 あなたの期待を裏切ってごめんなさい・・・。 |
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母へ 風が冷たくなり、白い朝が やってくる頃になると あなたへのプレゼントを 選んでいたのを思い出します。 どんなものでも喜んでくれたことはなく、 いつも姉妹で頭を抱えてた。 それでも、他の人が来ると広げて 嬉しそうに見せていた・・ そんなあなたへのプレゼントに 選んだコートを着て私は あの日、旅立ちました。 もう二度と戻らない覚悟で・・・。 |
| 私があなたの前に姿を見せたら あなたはただ驚きの表情で 立ちつくすのかも知れませんね。 責める言葉が山のように心の中から あふれ出て・・・それが全部 なくなってもあなたは私を許しては くれないでしょう・・・ そして哀しいため息を吐くのでしょう 私はこのまま遠くから 詫びることしかできません・・・。 ごめんなさい |