「煙草を吸うのはカッコいいと思う」

「喫煙イメージ」について語りたいと思います。

今回はどちらかというと女性喫煙者向けの内容です。でも、男性喫煙者の方にとっても参考になると思いますので、読んで下さると嬉しいな。

それほどメジャーな要因ではないかもしれないけれど、女性喫煙者が禁煙に踏み切る際のさまたげとなる理由のひとつに「喫煙イメージ」があると思っています。

それはすなわち「煙草を吸う女性はカッコいい」というイメージが無意識のうちに脳内にインプットされている状態を指すのですね。

恥を忍んで正直に言うと、ミラの場合は煙草を吸っているスーパーモデルの姿がそれに該当していました(おっと、過去形じゃん)。外国ファッション雑誌の日本版(エル・ジャポン、フィガロ・ジャポンなど)などを見ると、かなりの頻度で「スーパーモデル(最近はスーパーエディターなんてのもよく見かける)の日常着」という特集が組まれており、コレクション会場に出入りする際のモデルの私服スナップや、楽屋で撮影された写真が掲載されている。で、それらの写真をよく見ると、吸いかけの煙草を手にしているモデルの多いこと多いこと。

演歌が流れる裏ぶれた純喫茶(って今でもあるんですかね?)で鼻から煙をブォーッと吹き出している生活感丸出しオバちゃんを見れば「うわ、カッコ悪い。ああはなりたくないわよね」と思う。

が、プロポージョン抜群で洗練された雰囲気のモデルが右手にプラダ(でもグッチでもいいんですけど)の新作バッグ、左手に煙草、という姿を見れば「なんてイキなんでしょ」と思う。これが女性心理というものじゃありませんか?

ごくごくシンプルなTシャツに色褪せたジーンズを身に着けていても、それがケイト・モスやナオミ・キャンベルだったら「なんてお洒落なんだろう」って思うでしょ? それと同じで、彼女たちが煙草を吸っていれば「なんてカッコいいんだろう」って思ってしまう哀しき習性が我々女性にはあると思うんです。

ミラみたいに極端に意志が弱い人だと、そういったモデルさんの喫煙写真を見る度に「煙草は良くないな、と思っていたけれど、ナオミもケイトも吸っているんだからいーじゃん」とわけのわからない自己正当化をしてしまいがちなのです。

だから、本気で禁煙をしようと思うのであれば、上記のような勝手に美化された「喫煙イメージ」をまず頭の中から追い出すことは必要不可欠

つまり、モデルでも何でもないパンピー(一般ピープルのこと。にしても、死語のオンパレードだな)がボロっちい服装をしていても、それは単にボロっちい服装であり、煙草を吸っていても、別にカッコ良くも何ともないんだ、ということを認識しなければならないのざんす。

参考までに、ケイトやナオミと同時期にモデルとしての一世を風靡した感のある(つい『ブイブイいわせていた』と言いたくなってしまったんだけど、さすがにこれはマズいと思ったのでやめたわ)クリスティー・ターリントンが最近雑誌上で発言していた台詞を紹介します(注:2000年12月)。現在31歳の彼女は、13歳から26歳までの間、1日1箱の煙草を吸い続けていたのですが、6年前に禁煙。ところがつい先日、肺気腫を患っていると診断されてしまいました。

「私が本当に恐ろしいと思うのは、過去の喫煙歴が、恒久的な害を及ぼすだけの威力を持っていたということです」

やっぱり煙草はやめた方が良さそうですね。

モデルという職業の女性に喫煙率が高い理由は、やっぱり煙草に食欲を抑える効果があるからに他ならないと思う。ちょっと怖い話だけど、煙草をやめると、確実に太るそうです。もちろん個人差はあるのでしょうが、平均すると2〜4キロの体重増加は当たり前みたいです。この数値は「食べる量が喫煙していた時と変わらなくても増える体重」です。原因は基礎代謝が元に戻るからなんですって。

女性喫煙者の皆様、禁煙を決意したら「それっぽい」写真が掲載されている雑誌等はしばらく遠ざけておいた方がいいかもね。

あと、フランス映画も同じ理由でしばらくオアズケ。

男性喫煙者の方も、この際だから無用の「マッチョ・イメージ」は捨てた方がいいのかもしれませんね。女性としての立場から申し上げると、煙草を吸っている男性=カッコいい、という図式はまずありません(「お前に言われたかねーよ!」← その通りです。ごめんなさい)。でもって、別に、煙草を吸わない男性=健康的で素敵、とも思わないなあ。

だんだん何が言いたかったのかわからなくなってきてしまった。

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