水曜8時

今日は、本当に「たいくつ」かもしれません・・・・でも、いいんです。
こっちは、そんなコーナーですから・・・・・ と言うのも、最近、好きで観ているTV番組について書きます。
それも、「時代劇」!!!!
皆さんはどうでしょう、観ますか?時代劇。
「なんやねん、それ!」と言うことなかれ!
水曜8時、フジテレビ系のそれはちょっと違う。
まず、「鬼平犯科帳」、そして、「松平斬九郎」。
何がイイって、主役の男っぷりがイイ!カッコヨ過ぎ!!
もう、なんて言うかなあ、人情に厚くて、色がある。
当然、時代劇なんで剣が達つ。
でも、他の、「いかにも」と言うチャンバラごっことは程遠い。
なんせ、「斬ってます!」と言う感じの、太刀さばきなんですよ、これが。
それに、時には、剣を抜かない時も合ったり、時には、1対1で斬りあって、しかも、一瞬にして決着が付いて、それで終わり。
そうですね、どちらかと言えば、人間模様を描いた江戸ドラマってとこでしょうか。

ところが、一時、「いかにも」が始まってしまいました。
それが、「隠密奉行 朝比奈」、タイトルからして、もう勘弁してと言う感じですが、内容もそうでした。
まさに、「水戸黄門」が、名前を変えただけの展開で、もう、ガッカリ。
恐らく、他の視聴者もガッカリだったんでしょう、すぐ終わってしまいました。
しかも、あまりに早く終わってしまったんで、ゴールデンタイムだと言うのに、「鬼平犯科帳 傑作選」と称して、再放送までしてしまっていました。

そして、やっとこの枠に新しい番組がやってきました。
「剣客商売」!!と言います。
主演は、「秋山小兵衛」役の藤田まことと息子の「秋山大治郎」役の渡部篤郎。
話の内容は、
フジテレビのHP を観てもらえれば手っ取り早いんで省略しますが、やっぱり、イイ!!
秋山小兵衛の人間味がイイ!色がイイ!そして、何よりも、剣さばきが素晴らしい!!
それとは対象的に、息子の秋山大治郎の実直さは、観ていて、自分が恥ずかしくなるほど。
それに、勿論、剣は抜群!
その剣術は、無外流と言って、これが、どんな場合にも峰打ちなし!
その代わり、撫でるように太刀を当て、相手の筋や腱を切って、戦闘力を無くすというもの。
見てるだけで、筋がこわばってくる感じ。
他にも、佐々木三冬(大路恵美)の、剣に長けた女の一風代わった魅力も捨て難い。
これは、強い女の人が好きな人にお勧めです。

さて、話は変わりますが、この、秋山小兵衛と言う男、何か臭いんですよ。
私の推測では、「必殺仕事人」でお馴染みの、「中村主人」ではないかと。
まず、剣の達人であることは、当たり前です。
しかし、田沼意次とあれほどに近しいのは、何かある!
そう、「仕事」の総元締は田沼意次ではなかったのではないでしょうか!
そして、中村主人は、結局、爆死したことになっていますが、実は、全てが、田沼の画策ではなかったのか!
役人がそんなことをしていたというのを明るみに出さないように、死んだと言うことで処理したのではないかと。
本当に殺してしまうと言う手もあったでしょうが、それまでの働きと、主人の剣の腕をみすみす葬るのはもったいないと考えたのでしょう。
そこで、当時は人の顔なんて、かなりの人気役者かでない限り、人々に知られてませんでしたから、とりあえず、江戸から出してやったのでしょう。
無論、奥さん達は驚くでしょうから、地方に左遷になったとかで上手くごまかしたのでしょう。
それに、奥さんが既に亡くなっていると言うのも、ちゃんと理由がありました。
小兵衛には、大治郎という1人息子がいます。
でも、見る限り、かなり年の離れており、小兵衛がだいぶ年を取ってからの子供だったんでしょう。
そこで、思い出してみてください。
確か、主人は子供がなかなかできず、奥さんや、義母に散々つつかれていました。
その頃で、当時にしてはかなりの年です。
そこで、地方左遷。 江戸にいる頃は、何だかんだと娯楽もありますが、そうは行きません。
それで、やっと、子宝に恵まれたのでしょう。
ところが、初めての子が高齢出産!
難産の末、奥さんは産後の肥立ちが悪く、他界。
義母は当然、老衰でしょうが、田舎暮らしが身に堪えたのかもしれません。
そして、親一人子一人の生活になり、剣の道にも磨きがかかったことでしょう。
おそらく、その頃から、いつか江戸に戻って、自分や息子が、かつて仕留めた悪漢の類に狙われないよう、名前も変えたのです。
そこから、ようやく、今語られている素性が始まるのです。

ところで、この「剣客商売」は、 昭和45年にシリーズが、昭和57年には、スペシャルとして放送されていて、原作自体はそれよりも前のものです。
つまり、必殺シリーズより前のものなので、直接は関わりありません。
それに、話の順番からして、主人が小兵衛になることを前提に書かれたものとも思えません。
しかし、この2人の架空の人物は、ブラウン管の中で1人の人物として、空想上の江戸時代を生きているのです。
昔、テレビが普及する以前に、ドラマなどで、ヒドイことをする人がいると、そこに人がいるもんだと勘違いをして、テレビに怒鳴りつけたり、壊してしまう人もいたそうです。
皆さんも、幼い頃、テレビの中に人がいると思って、裏を覗いたりしたことがありませんか?
それがなくても、ドラマの話は作り事なのに涙したり、怒ったり、分かっていてもそうです。
やっぱり、テレビの中には、この現実世界とは異なる、二次元の世界が存在していて、そこに役者ではない、人間が息づいているのかもしれません。
役者は、自分が現実世界の仕事として演じていると思ってますが、実は、二次元の世界の人間を演じているのかもしれません。
2次元世界なら、江戸時代だって、未来だって、時間も関係ありません。
それを私達は、このテレビを通じて、ちょっとだけ覗き見をしているのかもしれません。
そんなことを想いながら、たまには、江戸時代にでも、時間旅行はいかがでしょう、なんせ、旅費はタダですから・・・・
あ、気付いたら朝だ!これも時間旅行・・・?

                    <其の弐>−終− 平成10年10月22日


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