200X

 正確には、「特命リサーチ200X」。
 これは、「剣客商売」と並んで、マイレギュラー番組の一つ。
 「科学バラエティー」とでも言えるような番組で、あくまで科学的に展開する所が気に入ってます。
 科学的と言うのは、雰囲気や憶測で寄り切ってしまわず、あくまで、学術的な視点に立って進む事です。
 その点、似たような番組に「ア○ビ○ー○ボ○」と言う、タイトルからして人を小馬鹿にした番組が有ります。
 こっちは、まるで「オカルトバラエティー」です。
 証言やタブロイド紙のネタを元に、果てにはエセ霊媒師なんかも呼び出して、散々見ている人の恐怖心や不安感を煽って行きます。
 そして、最後には「貴方の身にも降りかかるかもしれない!」と締めくくるのがオチです。
 もう、三流新興宗教みたいで見るに耐えません。
 最近では、レギュラーに坂東英二とたけしと言う、高いギャラなんかの制作費の割に、視聴率が低かったのか、路線を変えて来てるようです。
 坂東英二に変えて、所さんを投入、内容もお笑い的になってました。
 これは、ちょっと面白かったかな。
 
 さて、「アンビ〜」の方はいいとして、「200X」の話に戻りましょう。
 毎回、社会問題から生物、工学、心理と、あらゆる分野を調査してる訳ですが、今回はまた面白かったですね。
 「ヒトゲノム計画」と「未知の巨大生物」です。
 例によって、詳細は
FERC(ファー・イースト・リサーチ社)のHP の方を観てもらう事とさせてもらいます。
 まあ、かいつまんで言うと、「ヒト〜」とは、人の設計図でもある遺伝情報を全て解析する事に有ります。
 これによって、癌や遺伝子病の治療に役立てたり、人類の進化や生命起源の解明を図るものです。
 一方で、遺伝子の劣等による差別、自己嫌悪と言った社会的問題が指摘されていました。
 また、何世代もの選民的な過程を経て、人類が「ジーンリッチ」と「ナチュラル」の2種類に別れてしまうのではないかとの仮説までありました。
 調査スタッフの間でも、それに対して賛否両論でしたね。
 でも、進化の過程は、そのきっかけが何であれ、全て自然の流れに委ねられているように思います。
 生物は、常に自分の遺伝子をいかに継承していくかに努力してきた訳だし、その中で、淘汰的に優れたものを選び出して来たんですから。
 たとえ、それが人間の判断でされたとしても、根本は普遍ですからね。
 まあ、それは30世紀の話だそうで、かなり空想的ですけど・・・・
 
 それと、もう一つの「未知の〜」は、シーサーペントやらクラーケンと言った海の巨大生物の話です。
 いわゆる、怪獣な訳ですが、小学生の頃、「怪獣の不思議」なる本を夢中で読んだ私にとって、嬉しくてたまらないテーマです。
 内容のメインは、タスマニア島に打ち上げられた、骨や目、口の無い肉塊についてでした。
 これには、5mの巨体に4本の触手らしいものと、全身に毛があり、色んな仮説が出てました。
 海獣やクラゲ、ダイオウイカ、サメ、冷凍マンモスの死骸と言ったものです。
 結局は、未知生物の可能性もある傍ら、DNAによる種の特定が為されるそうです。
 この結果に期待せずにはおれませんが、やっぱり、
 「今世紀最後の大発見!未知の巨大生物!!」
 と報じられて欲しいですね。
 もちろん、右下に小さく、
 「か?」
 は無しですよ。
 
 200Xでは、こうして表立って来ない科学ネタを取上げてくれるんで、面白くて仕方ないです。
 そうそう、表立ってと言えば、ようやく最近になって、国際宇宙ステーション計画が始動したり、NASAが有人火星探査に本腰を入れ始めたりしてます。
 もうすぐもうすぐとじらされていた科学好きには堪りません。
 今、理系にいない自分が逆に虚しくもなりますけどね・・・。

                    <其の九>−終− 平成10年12月14日


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