昆虫の脱皮 - セミ 2017.12.
脱皮という行為(現象)は人間には到底理解できません。
同じ脱皮でも、昆虫の種類によってその不思議さがいろいろと違います。
まずはセミの脱皮から。
下の写真は珍しい朝日を浴びての脱皮です。

脱皮には時間がかかります。
その間は動けませんので、全くの無防備状態です。
従って、セミの脱皮は夕方過ぎの暗くなった時間帯に始まります。
セミの天敵は鳥です。
鳥は「鳥目」で暗くなると視力が落ちて見えなくなり巣に帰ります。
そこでゆっくり時間をかけて脱皮をするのでしょう。
脱皮を見ていると、殻の背中が割れて、そこからそっくり返って体が出てきます。
殻から抜け出すプロセスも、我々人間には理解できない技術を感じます。
夜の部屋のカーテンにとまってでも脱皮はします。
体が外に出てから、小さい羽が大きく広がります。
セミ自身が意識してやっているのかどうかはわかりません。
そして、流れている緑の血液が見えます。
ぶら下がっている時の手のかける場所もほぼ同じようですね。

そして、数十分もすると羽は茶色になり、
緑の血液も見られなくなります。

翌朝になっても、まだ十分には活動的ではありません。
スージーの手のひらでおとなしくとまっています。

長く楽しかった地中での生活ともお別れで、
これから外敵の多い地上で約2週間、繁殖活動をして生涯を閉じます。