玉城村 仲村渠(なかんだかり)綱曳
仲村渠には旧暦6月25日に、強飯折目(カシチーウュミ)祭祀、アミシヌ御願の余興として行われる
四百年余りの伝統をもつ綱引きがあります。
綱引きに使われる綱は、金武町からわらを購入し、子どもから大人までわけ隔てなく作業分担して
大綱に仕上げていきます。
この区民総出作業により大綱を仕上げていく工程を、とても大切にしています。
その他にテービー(たいまつ)、シムク(縄のばち)、フーテエ、ウンサク(神酒)等を作ります。
そしてどら鐘、証ぐ、太鼓、ホラ貝、チジン等の点検が行われて、当日に備えます。
綱引き当日は朝5時に、区長が「山開けの鐘」を打ち鳴らすのが合図で、集落を回り綱引きの始まり
を知らせます。
そして午後2時頃から御願(ウガン)に移ります。仲村渠樋川(ヒージャー)を拝んでから2組に分かれ
12ヶ所を参拝して、その後に根所(ニードゥクドゥ)に全員合流して神酒とご馳走を供えて豊作と集落の
繁栄、区民の健康を祈願して、最後にミントングスクを拝みアシミヌ御願を終わります。
その後夜8時頃より上組、下組が一緒になって、集落の中央にある児童公園前広場でガーエー、
棒演武、スーマチ棒が披露されて、9時頃から上仲村渠、下仲村渠に分かれてガーエーが続けられる。
10時を合図に鐘が鳴りテービーが点火され、首里チンク(首里アヤジョウー綱の流れを汲むチンク)の
スローテンポのメロディーに乗せて中央に寄せられる綱は、風格があり圧巻であります。
勝負は2回行われ、1回目は本勝負、2回目は負けた組に勝ちを譲る配慮がされています。