
僕は今ここで、重大な秘密をみんなに教えなくてはならない。
それは僕がミネイロであるにもかかわらず、クルゼイロ、ましてはアトレチコ ミネイロが好きなのではなく
バスコ ダ ガマが好きであることである。
これがミネイロにとってどれだけ重要な、そして人生の負い目になりかねない事実かを
日本の人々には分からないであろう
関西の人にとってプロ野球の巨人は永久的な阪神のライバルである
そして関西人の人口の50%以上は阪神ファンといっても過言ではないであろう
しかし、関西人の阪神ファンの人に少なくとも1人以上は関西人の巨人ファンがいるという事実を認めるだろう
そこが関西人とミネイロの違いである
ミネイロは必ずしもクルゼレンシア(クルゼイロを応援する人)か
アトレチカーノ(アトレチコ ミネイロを応援する人)でなければならない。
これはミネイロの暗黙の了解であり、もしこれを破ったものがいれば、存在を消されてしまう。
ましては、金持ちのサッカークラブで有名なバスコが好きだなんていったら最後、
馬鹿にされるのは当然の結果なのだ。
しかし、ここのそんなバカが1人いるのだ。
さすがに来た当初はなにも知らずに「俺はクルゼレンシアだ!!」なんていっていた
が、試合を見ていて思うのだが、クルゼイロのサッカーなんてまるで面白くない。
なぜか・・・
僕の好きなスピードのある選手がはっきり言っていないのだ。
こいつだといえる司令塔もいないし、あまり得点力のないチームだ。
で、最小失点で1点2点を守りきってしまうチームだ
野球だったら、僕の大好きなチームになるが、これはサッカーなのだ。
90分、選手が走り回っているのを見ても面白くない
おれはゴールが見たいんだーーーーーーー!!
そして
アトレチコなんてもってのほかである。
確かにクルゼイロよりスピードがある攻撃をする。
けれど、おれの嫌いな奴が応援しているチームだと思うと、好きになれない。
そんなチームを応援するより、そんなチームを負かして、奴の悲しむ顔を見たほうが楽しいに決まっている。
なんかエゴっぽくなってきたから、俺の好きなバスコの事でも書こうっと
バスコはさっきも言ったとおり、金持ちのクラブで、
ブラジルのセレソン(代表)に選ばれる選手がこれでもかと在籍するチームだ
まあ、プロ野球で言う巨人みたいなチームやね。
けれども、有名なチームだから好きなのではない。
僕にとってブラジルのサッカーチームで唯一日本で知っていたチームなのだ。
バスコをはじめて知ったのは1998年のトヨタカップのときやった。
そのとしはフランスWカップの年でもあり、その年までまるで興味のなかった海外のサッカー選手に興味を持ち始め
その年のトヨタカップは海外の有名選手が多数在籍するチーム同士の戦いだった。
バスコVSレアルマドリード
その年のバスコははっきり言ってレアルより見劣りするくらい選手の層は薄かった。
レアルはラウール・イエロ・ロベカル・・・あ、知ってる、知ってるのオンパレードである
それに対して、バスコはしってる選手はおれの知識の中では皆無だった。
結果は前評判通り、レアルが勝った。2VS1だったけな・・・?
でも、その試合中で前評判を覆してやろうとがんばるバスコをかなり応援してしまった。
そして唯一の1ゴールをあげたジュニーニョ パウリスタという名前が深く心の中に刻み込まれるのである。
そしてブラジルに来てからは、サッカー中継ではバスコの試合を見ようと、サッカー中継は片っ端から見ていった。
しかし、ここはミナスジェライスである。リオデジャネイロに本拠地を構えるバスコの試合なんぞ、
ミナスジェライスのチームとの試合でない限り、見ることは不可能であった。
しかし、そのときがついに訪れた。その試合はブラジルのクラブ1を決めるカップ戦の準決勝で当然中継をしていた
しかし、そのバスコのメンバーを見て、驚いた。
ロマーリオがいる・・・
あのときのトヨタカップ以来、バスコの情報なんぞ全くしらなかったから本当に驚いた。
そして、鹿島アントラーズに在籍したあのジョルジーニョがいる。
あのジュニオール バイアーノまで・・・けれど、その試合を見て思ったことはそれだけではなかった。
はっきりいって、そんな豪華メンバーの割には弱い・・・
1999年の巨人のようである。さすがに準決勝は勝って決勝には進んだが、
優勝できるのかと疑問を投げかけたくなるような弱さだった
すると、そのカップ戦の決勝はおれの疑問が前半からあたってしまう。
一瞬の隙を疲れて、3分間で2点、そしてそのあともPKで1点と前半だけで3点とられてしまうのだ。
やっぱりお金だけじゃ勝てないねえ・・・と思った。
しかし、後半から驚くべき展開になる。相手からもらったPK2本で2点取ってじわりじわりと反撃し
後半30分にあのジュニーニョ パウリスタの同点ゴール。
そして、事件がおきた。
やっとこさ、同点にしたのにサポーターの反応の悪さに
怒ったジュニーニョ(バスコにはジュニーニョが2人いて、他の方)が
サポーターに向かって「もっとしっかり応援せんかい!!」と猛アピール。
サッカーは選手だけでやってるんじゃないんだといわんばかりのアピールに僕はびっくりした
試合は結局ロマーリオのハットトリックとなるゴールで勝ち越し、バスコがブラジルのクラブ1位に輝いた。
僕はバスコが1つになって、強くなっていく過程を見たような気がした。
こんな試合を見せられたから、好きになっちまったじゃねいか・・・
この試合から後はバスコは波に乗って負けなしで、
コッパ ジョアン アベランジャ(もう1つのカップ戦の名前)
も制してしまった。
まあこれからもブラジル人の友達には黙って、バスコを応援していこ・・・
バスコ ダ ガマ 主力メンバー
- ロマーリオ
言わずと知れた名FW
もう35歳ぐらいのおっちゃんやけど、まだまだ元気。
この人は何かとゴールに絡むね チビなんで、セットプレーでは全く絡めないし、足は遅いしって
全然あかんねんけど、ゴールを奪えるのはペナルティーエリア内での位置取りがうまいからなんでしょうね。
ブラジルのセレソンでも、もちろんバスコでも、最重要人物です。
- エウエル
ロマーリオと2トップの一角をになってる選手
豊富な運動量とスピードあるプレーでゴールを脅かし、ロマーリオと対照的なプレーをしているね。
ゴールをするといつも、ユニフォームの下にきている自分の子供の写真をプリントしたシャツを見せるのが特徴
- ジュニーニョ パウリスタ
この前のテレビ中継で、「バスコで1番必要な選手は誰?」という質問のアンケートで
見事1位を取っていた選手。ポジションはMFで、おれの1番好きな選手。
何がいいかって、切れのあるドリブルでペナルティーエリア内に切り込んでいくのがむちゃくちゃかっこいい。
そしてボールを持つと何かしそうな気がする、あの存在感。
コーナーキックやフリーキックから繰り出される正確なキック
バスコで司令塔の役目を果たしている選手
- ジョルジーニョ
Jリーグの鹿島アントラーズでも左サイドバックとしてプレーしたことのある元セレソンのMF
鹿島でつけていた2番をこっちでもつけています。
派手な活躍はしないけど、地味にいぶし銀的な役目に徹して、この人もバスコになくてはならない人
- ジュニーニョ
2人目のほうのジュニーニョ、この人もMF
こっちもジュニーニョ パウリスタと同じようなスタイルの選手で、最初見たときはあまり好きじゃなかったけど
あのサポータの猛アピールにはおれもしびれました。
もう1人のジュニーニョとダブル司令塔で頑張っています。
- オジバーン
この人は1998年のトヨタカップのときにもいたね。
まだ若いはずやのに、むちゃくちゃ老け顔やったから、すぐに覚えた。
バスコの3バックの一角をになってる選手
- ジュニオール バイアーノ
こいつはほんまにいかつい体をしているなあってテレビでいつも思うわ。
ほんまにDFって感じの体つきで、よくゴールになりそうなボールをクリアしているのを良く見る。
顔はほんまにブラジルによくいそうな悪がきの顔をしていて、この人はサッカー選手じゃなかったら、
確実に悪い奴になってたやろなあっていつも俺は思うねんけど
セレソンでもセンターバックで頑張って欲しい選手の一人
- ネウトン
GK、シドニーオリンピックのサッカーのブラジル代表のメンバーだった選手
体はちっちゃいのに、ジャンプ力があって、ボールへの反応が早いから、よくスーパーセーブをする
感じ的にメキシコのGK、カンポスに似てるとおれはよく思います。さすがにFWはしないけどね

