

カポエイラ・・・
ブラジルを代表する格闘技
足だけを使い、まるで対戦している相手と踊るかのようにくりなす技
本当に見ていてかっこいい。それがカポエイラです
カポエイラって何?
カポエイラというのは、ブラジル特有の格闘技
日本でいう空手・柔道に匹敵するくらい有名な格闘技です
このカポエイラは、他の格闘技とはまったく違った格闘技といえる
理由は以下の通り
カポエイラのやり方(ここからはJogo<ジョゴ>といっていきます)はいたって簡単
カポエイラの様子
1.Roda(ホーダ)と呼ばれる人の輪を作ります。
カポエイリスタ(カポエイラを踊る人のこと)はそのRodaの中でJogoします
そのRodaの一部はビーリンバル、タンバリンなどの楽器を弾く人が楽器とともに立つ
カポエイリスタ、楽器を弾く人は全て輪の内側を向きます
2.みんなでカポエイラの音楽をうたい始める。
楽器を弾く人が歌い始め、カポエイリスタは手をたたいてリズムを取り、一緒に歌う
そのとき、まだRodaの中では誰も踊らない
3.ビーリンバルを弾いている人が弾いているビーリンバルを少し倒すのを合図に
楽器を弾いている人の前で待機していたカポエイリスタ2人が
カポエイラを始める
4.Rodaの中でJogoが行われているときはRodaで待機しているカポエイリスタは
2つのことができる
1つはカポエイラが始まったときのように楽器の前に2人待機して、
Jogoが終わるまでまってから、Jogoをまた新しく始める
もう1つは、ゲームセンターの格闘ゲームにある「乱入」みたいなもの
Roda内でJogoしているカポエイリスタ2人の中にまさしく乱入して
どっちか1人とJogoを続けるというちょっと荒っぽいやり方
5.カポエイラは楽器を弾いている人は終わらせない限り永遠に続きます
つまり楽器を弾いている人が終わりたいときに終わらせることができます
カポエイラの歴史
ここからは、ちょっと歴史の勉強でもしてみましょう
カポエイラはブラジルの代表的なものといわれるだけあって、
カポエイラの歴史は16世紀という時代にまでさかのぼります
カポエイラはもともとブラジルのものではありません
16世紀、ブラジルはさとうきび産業を発展させる為に人手が必要でした
そこでアフリカから奴隷としてブラジルに連れてこられ、表玄関であった港町バイーア
(サルヴァドール)には奴隷市場(今のペロウリーニョ広場)がたてられて人身売買が行われました。
この時、ブラジルには奴隷と共に民族楽器(ビリンバウ等)や宗教(カンドンブレ)など様々なアフリカの
土着文化が流入する事になりました。その中に西アフリカのアンゴラ地方の黒人奴隷が
持ち込んだカポエィラ・アンゴーラという土着格闘技がありました。これがカポエィラの源流です
ブラジルに連れてこられた奴隷たちは白人支配者から理不尽な暴行を受けることもあった為
カポエイラはそれらから身を守る為により格闘技としてのスタイルを高めていきいます
支配者はカポエイラを練習しているところを見つけたら即処刑という厳しい命令を出しますが
奴隷たちはカポエイラを捨てるようなことはしませんでした
カポエイラを捨てるということは支配者に屈するということと同じだからです
奴隷たちにとって、カポエイラはひとつの文化に当てはまらず
奴隷たちのプライドと化していたのです
カポエイラには最初音楽に合わせて踊るということはなかったらしいですが
白人支配者の「カポエイラ厳禁」という理不尽な命令により音楽の要素が加わってきます
奴隷たちは自分たちのひまな時間にカポエイラの練習をするわけですが
白人支配者に殺されない為に、サンバのリズムでサンバを練習しているかのように
カポエイラを練習したといいます。
もし白人支配者がいなかったらカポエイラのリズムで練習
もし白人支配者がそこへ通りそうなときは、サンバのリズムに変えて
カポエイラに夢中になっているカポエリスタに知らせたのです
そうするとカポエリスタは自然にカポエイラをサンバに変えて判らないようにしたと言います
現在、カポエイラにはさまざまなカポエイラのスタイルがあるらしいですが
主要的には2つの流派に分かれることができます
一つはメストレ(マスター)・パスティーニャが創始した「カポエィラ・アンゴーラ」、
もう一つはメストレ・ビンバが創始した「カポエィラ・ヘジォナウ(地方)」です
アンゴーラは比較的ゆっくりとしたテンポで動き、儀式的な雰囲気が強く出てます。
しかし実際に闘う場合は相手を牽制しつつ隙をついて一気に接近し、鋭い蹴りを放ったり足をからませ
相手を倒すと言った攻撃を行います。アンゴーラは手を地面につけて行う事が多く、逆立ちなど頭を
低い位置にする事が多いです。動物の動きからヒントを得た動作が多いのも特徴です。
また、ヘジォナウに比べてアフリカの「カポエィラ・アンゴーラ」に近い形のものを継承しています。
一方ヘジォナウはアンゴーラに比べて動きのテンポが速く、華麗な蹴り技とアクロバティックな動作を
多く含んでいます。また、多彩な蹴り技の中には空手、サバット、テコンドーなどカポエィラ以外の格闘技
から取り入れた技法もありますが、これらは創始者メストレ・ビンバが取り入れたものではなく、
メストレ・ベヘメーリョ、メストレ・バンバらをはじめとする後の継承者達によって徐々に取り入れられて
きたものだと言います。実際、メストレ・ビンバのカポエィラを撮影したフィルムがあるらしいですが、
その動きは現在のものに比べるとシンプルなもののようです。
現在、ショーやスポーツとして一般的に定着しているカポエィラは、こちらのヘジォナウの方になります。
カポエイラの楽器について
カポエイラの楽器は基本的に打楽器です
なぜならハーモニーは全て歌ってつけるし、あと必要なのはリズムだけ
ということで、まずはビーリンバル ビーリンバルの写真
これは弓上の形をしたまったくもって弓なんですが
弓に張ってある弦を棒切れと石で「べんべんべん」とたたいてリズムを奏でます
Kawatinhoも一つ持っていますが、覚える前に壊されてしまってちょっとショック・・・
もう1つはタンバリン。
他の名前もあるらしいですが、本当にタンバリンなのでここではタンバリンと呼ばしてもらいます
最後にアタバキと言われる縦長のコンガのような太鼓
これで「でけでけでけ」とたたけば、もう完璧カポエイラ。
僕たちのカポエイラのグループ
僕はいつも学校のカポエイラの教室に毎週月曜・水曜・金曜と通っています
僕たちのカポエイラのグループには1つの目的があります。それは・・・
「Jogando Capoeira Matando a Fome」(ジョガンド カポエイラ マタンド ア フォーミ)
どういう意味かというと「カポエイラをして、飢えを倒そう」ってな感じでしょうか
ここ、ブラジルにはたくさんのストリートチルドレン、そして飢えに苦しんでいる人がいます
そんな人たちをカポエイラを覚えるときに払うお金で救ってあげようという企画なんです
プレゼンタッサオンのときの写真