わたしは子供を二人、保育所に預けていた。当時下は1才半、上は3才だった。
朝からいきなり戦争が始まる。部屋の片付けもそこそこで、靴下が履けない、
オシボリ入れが見当たらない、くらいならまだ序の口で、さあ出かけよう!との寸前に、
う○ちでもされたものならたまらない。そこで遅刻が決定的なものとなってしまう。
もっと早く支度すればイイだろう、とこれを読んでいる一部の人は思うだろう。
でも子供と一緒にいるとアクシデントは常につきまとう。とにかく毎日何が起こるか
わからないのだ。
子供と言うものはどういう訳か、予想だにしないことをとにかくしでかす。
人様の車に自転車で突っ込んで傷をつけたり、階段の一番上から落ちたり、
投げた石がたまたま通りかかった人に命中したり。。。こうやってあげていったら
あっという間に本が一冊書けてしまうだろう。
閑話休題。
とにかく保育所に遅刻するとろくな事がなかった。最初に行っていたさ○え保育所は
そんなことはなかったが、転所した先のき○保育所は最悪だった。
まず遅刻すると挨拶をしてもらえない。
これから働きに行く母にとってこれはかなり苦痛だ。笑顔で「いってらっしゃい」くらいは
言って欲しいものだ。(遅刻しといて態度でかいが)
ところで、お腹の空き具合の著しい年少組には朝っぱらからおやつの時間がある。
それに遅れると、保母さんの機嫌は滅法悪かった。わたしはこそこそと子供を置いて、
そそくさと出て行かねばならない。もうかなりの苦痛であった。(じゃあ遅刻すんなよと言わないで欲しい)
それでもわたしは子供を人質に取られている身であるから、そういう態度は絶対に悟られてはならない。
お迎えのときも、バケツにたまったオムツ(保育所ではなぜか紙オムツは許されていない。
なぜなら、オムツの中身を見て、母親に子供のお腹の具合を認識させるためであり、
ここで紙オムツにして欲しいなんて言おう者なら、母親失格の烙印を押されかねない)
をにっこりしながら持ち帰らなければならないのである。
ところで、1才半の息子は好き嫌いが激しく、食べるものがないに等しいくらいであった。
彼の担当の先生は新卒で、元気もあり、そこそこ可愛い先生ではあったが、
しつけにはやたら厳しく(独身の若い先生ほどそういう傾向があるとわたしは感じる)
特に彼の好き嫌いを直そうとかなり躍起になっていた。保育所生活の内情を知る事が
できるように、『おたよりちょう』というものが最初に配られる。
これを見ると、1日の生活が手に取るようにわかる。年が小さければ小さいほど、
その内容は細かく記載されており、何回トイレに行ったか、何を食べたかまで、事細かく
記帳されている。
で、ある日のお帳面(おたよりちょう)を見てわたしは目を丸くした。
「よし○るくんは今日△△が食べられないと言うので、手で口を押さえて
食べさせましたら、ちゃんと食べれました。」
・・・・なにもそこまで。。。と思いはしたが
結局わたしはその若い先生の方針に口は出さなかった。まあおかげさまで好き嫌いは
すっかり治ったから良かったようなものの、それが原因で登所拒否になったりしたら、大変だったかも。。