最初にも書いたが、私はものすごく美容学校に行きたかった。
 東京の美容学校に行ってそこで就職しようと真面目に考えていた。
 しかしかなわなかった。
 仕方がないので、通信教育というものにお世話になることになった。

 最初にどっと教科書が送られてくる。
 技術理論に始まり、衛生法規、物理・化学等々、全部で7つの教科を勉強する。
 それに、テスト用紙がくっついていて、それに解答し、期日内に送るというシステム。
 一応合格基準があるので、点数が悪いと戻ってきてしまうため、あまり期日ギリギリに
 送ると間に合わなくなって、筆記試験が受けられなくなるという誤算を招く。
 まあ 答えは必ず教科書の中にあるので、くまなく読めば誰でもできるものだが、
 それでも間に合わなくなって、資格を失ってしまう人はいるらしい。

 昼間の美容学校に通える人は1年で卒業できるが、通信は3年かかってやっと卒業できる。
 これだけ聞くと、昼間のほうがよさそうに聞こえるが、特にそう言うことはないと思う。
 なぜかと言うと、通信はいきなり店に入るため、技術を早いうちから覚えることができ、
 教科書の中の専門知識がスムーズに頭に入ってくるという利点がある。
 学校に行ってても、結局頭の中でのことだから、営業に入ってるのとそうでないのとでは
 やっぱり差は出ると思う。 結局なんでもそうだが、理屈じゃなくて「なんでそうなるのか」
 が、理解できてないと結局回り道だったりする。 特にこういう職業は体で覚えたほうが
 早いと感じる。

 しかも、学校に行ってても向き不向きはわからない。
 ただ最初は憧れだけだろうが、実際やってみて、こんなはずじゃなかった、と思う事だって
 往々にしてあるものだろう。

 それにしても、期日までに郵便物を出す、というのはなんて手間で面倒くさいものなんだろう。 
 私は面倒な事は嫌いなので、こういうことは特に苦手とするが、それでも元手がかかっているし
 たった1回出しそびれただけで、試験が受けられないことになっては困るわけで。
 確か休日なんかにまとめてやったような記憶がある。


 それでもなんにつけても、いくつになったって学びつづける姿勢、というのは
 忘れては行けないモンなんだろう。