なぜ雄と雌は交わらなくてはいけないのか。
性とはあまりにもありふれた存在である。
そして謎である。
性の起源を説明する仮説は、いくつかある。
そのなかで有力な説は、ハミルトンの「赤の女王説」である。
「鏡の国のアリス」という話を知っているだろうか。
この話の中に、赤の女王は出てくる。
赤の女王はアリスにこう言った。
「さあ、この国では、わかるかい、同じ場所にとどまるためにも、全速力で
走らねばならないのよ。どこかほかの場所に行きたければ、その倍以上の速さで
走らねばならないのよ。」
ここで大切なのは、走り続けることである。
つねに遺伝子を変化しつづけることが大切なのである。
子孫に変異を与えることが大切なのである。
そうすることで、子孫を発展させていくのである。
だから、雄と雌は存在し、遺伝子を混ぜなくてはならないのです。
だから交わなくてはならないのです。