あぁ、棒球っておもしろい
続・偶然が呼び起こした出来事

5月5日、オレにとって台湾初の棒球の試合。
先週、小宗と出会い、今日光華公園で待ち合わせをしていた。

3年ぶりにバットを握ることとなったオレ。当然不安は拭いきれない。初の硬球やし。

ってことで、待ち合わせよりも1時間早く公園に行って一人キャッチボールでもすることにした。

そしたら小宗・小文他2人がすでに来ていて

Tomoky、この前練習したいって言ってたやんか。だから早く来て待ってたんや。」
サ、サンクス。

 

試合前に打撃練習や守備練習ができてホッと一安心のオレ。

 

いい汗をかいた後に、良哥が車で試合場所まで連れて行ってくれた。

哥:これは年上の兄さん的立場の方に使う呼び方
小:友達なんかにつける「〜ちゃん」的意味

場所は澄清湖近くの小学校グランド。
でもこれが劣悪な環境なんや。

グランドは1周200m。トラック内は芝生(雑草か?)がしかれてはいるもののガタガタ。トラック外は赤土。

トラックの境目には1周ブロックが埋め込まれていた。

外野は右中間に雑木林が広がり、ライトはあってないようなもの。

 

そんな中、オレら名も無きチームと林家軍チームの試合が始まった。

 

お互い基本的に中学生をメインにしたチームにちらほら大人が参加している構成。

オレは良哥に「オレのような大人も参加してもいいの?」
と尋ねたら、「楽しければいいんだよ。」という何とも台湾らしい返事が返ってきて、うれしかった。

 

林家軍チームはユニフォーム・スパイクを揃えた本格派。

それに引き換え、オレたちは寄せ集めの感が否めなかった。選手が一人足りなくて相手チームからお借りしたし…。

名も無きチーム

1

RF

小勝

2

小宗

3

SS

小文

4

CF

Tomoky

5

小霖

6

1B

小力

7

3B

岐哥

8

2B

小永

9

LF

良哥

 

やつらコドモのくせに、オレに気を使い、4番に置いてくれた。

でも、打てんかったら、どうしよ。

 

 

初回、四球の小勝を3塁に置いて、オレが打席に。

相手投手は中学生だったものの、オレが遠慮無しに叩いた打球はレフトオーバーの適時3塁打。
大人気なく喜ぶオレ。

でも気づいたら、両手のひらの皮が4箇所破れてた。恐ろしき硬球。

 

幸先良く先制したが、その裏四球のオンパレードで4失点。

センターを守るオレ。ランナー2塁から飛んできたセンター前のゴロ。

オレの頭の中では、好返球本塁アウトの絵柄が描かれていたが、打球はオレの手前でトラックの境のブロックにあたり、あさっての方向へ。

オレの空想は海の藻屑と化し、タイムリー3塁打になった。

 

その後も、打球が雑木林に刺さったり、木にあたったりして3塁打のオンパレード。

当然点の取り合いとなった。


オレの第2打席はセンターオーバー2塁打。球は雑木林に消えた。

 

第3打席が巡ってきたのは同点で迎えた4回2アウト2・3塁の場面。

オレの打球は痛烈にセンターに抜けた。

3塁ランナー良哥はらくらくホームイン。2塁ランナー小宗は勢いよく本塁を狙ったが、センターの返球がすばらしく、ホーム手前で急停止。

3塁へ戻ろうとして、キャッチャーとかけっこ。

3塁ベース手前でタッチされた後にヘッドスライディング。

ズボンがズレ、ケツを半分露出したまま、動けなかった小宗。申し訳なさそうに2塁上に立つオレの方を見てた。

「小宗、没関係(かまわないさ)」

 

ということでとりあえずオレは3塁打・2塁打・安打で猛打賞達成。

4打席目はもう、夕暮れだったし、オレたちの試合を無視してグランドをジョギングしだすおじいさんが増え始めたので、思いっきり打つのが怖いし、

内角をえぐられてカウント1−3から、3塁ゴロに凡退した。


全体的に見て、守備のほうも無難にこなせたし、相手チームの大哥も『またゲームしよう』と声をかけてくれたし、よかったよかった。

 

team

1

2

3

4

5

6

7

total

名も無きチーム

1

3

2

1

0

0

0

7

林家軍チーム

4

2

0

1

2

3

1

13

 

結局7−13(7回日没)で敗れはしたものの、オレはこう思った。

 

あぁ、棒球っておもしろい。