出発前夜
オレは急に思い出した。
「トーキョーいくんなら『るるぶ東京』買わんにゃいけんね。」
妻はこう言った。「そんなの必要ないよ。Tomokyは私の後をついて来るだけでいいよ。」
た、頼もしい。
いったいどっちが日本人や?どっちが旦那や?
地下鉄の路線までも把握している妻。オレに勝ち目ねぇ〜〜〜。荷物係はまかせろっ!!!
出発(4月8日)
最近イベント時にことごとく寝坊をかましているオレ。今回は徹夜をキメこんだ。
エバー航空で高雄空港→中正空港
3時間待ち後
エバー航空で中正空港→羽田空港
オレはひたすら眠っていた。
途中隣の客にコーヒーをこぼされた様な気がしたが、無視して寝た。
3時ごろ、羽田に着くと森N(参照たびる嘉義)が迎えにきてくれていた。社用車で…。OKなん?
その後、銀座のビジネスホテルへ。
銀座…なんていい響きなんだ。高級感漂ってるぜ。
ホテルを予約する際、森Nにいくつか駅付近のホテルをピックアップしてもらって、情報を提供してもらっていた。
このホテルにしたのは、決してエロビデオがタダだったからではない。
ホテルでちょっと休憩した後、妻は買い物。オレは森Nにトーキョーを案内してもらった。社用車で…。OKなん?
両国国技館
東京ドーム
東京タワー(見えただけ)
銀座
晩飯は妻と合流して有楽町駅付近でパスタを食った。
以前台湾でむちゃまずいパスタを食わされ、パスタ不信症に陥っていたオレだが、この店はむちゃうまかった。
まあ初日はこんなもんやな。
あんなに疲れとったのに、トーキョー初日で興奮してなかなか眠りにつけなかったオレってコドモやなぁ。
9日
サンマルクカフェで軽い朝食をとり、お目当てのお台場へ。
JR有楽町駅→新橋駅→ゆりかもめでお台場
そこにあったのは小さな自由の女神。
そういや、昔(台湾では確か去年)『WITH LOVE』ってドラマでこのシーンあったな。メールのやつ…。
妻は早速写真を撮りたがったが、そこにはバトルが待っていた。
旅にバトルはつきものっす。
妻がオレを撮ってくれるというので、クールにキメたら、カメラのシャッターを押す瞬間に「やっぱり、やめた。」だって。
カメラマン妻はこう言った。
「なんでこんなにいい景色なのに、笑わないの?」
以前こんな事件があった。台湾では結婚するとき、丸1日を使って結婚写真集をつくる。カメラマンもプロやし、とても本格的に。
でオレはこんなめでたいときでも、うまく笑えず中途半端な笑顔でプロカメラマンを怒らせたことがあった。
で撮った写真がコレ。
かすかに笑ってるオレ
教訓:写真は2ッ、と写りましょう。笑うものには福来るってね。
ふと周りを見ると『水上バス』って看板が目に飛び込んできた。
そういや学生時代、佐野元春の『フルーツ』というアルバムに『水上バスに乗って』という楽曲があって好きだったのを思い出し、
ここからきたんやなと思うとなんかうれしくなって、ちょっと大きめの声で歌った。
『水上バスに乗って下町にくりだそう♪』
デックス・アクアシティをぐるぐるして、インド料理で昼食。
本格インド料理屋は分かるが、ウェイターまで全部インド人だったのには驚いた。
ナン食ったよ。
HMVで偶然見つけた尾崎豊の『風にうたえば』というアルバムを買った。オレの買い物は無計画。
このCDの楽曲はオレが学生時代にテープにダビングしてよく聞いていたんだけど、台湾に行くときにどっかいってもうて、
思い出すたびに聞きて〜なぁと思っていたものだ。
でもこのCDはボーカルだけ残してその他はアレンジされていて、学生時代のものとはちょっと違っててショックだった。
なんか最近懐かしさに浸ってるね。
そのまま歩いてビーナスフォートへ。
結構距離あったけど、景色が新鮮なんで全く苦にならず。
ビーナスフォート。有名ブランドの集合体。妻にとってはパラダイスだったろう。
『ロペ・ピクニック』でお買い物。
館内は天井が『夕焼け』に設定されていたが、外に出たらもう真っ暗だった。
10日
ドトールで簡単に朝食をすませ、ディズニーランドへ。
妻にとっては9回目のディズニーランド。
で、元々アトラクションには乗らず、入場券だけ買って、お土産を買うつもりだったが、入り口の前にお土産屋ができてた。
『Bon voyage』としっかり差別化して…。
今日の昼は『ラーメンを食べる』と決めていた。
台湾にも日式ラーメンはあるが、オレは手をつけたことはない。やっぱり違うもんだから。
でも台湾の麺はむちゃうまいよ。
麻醤麺・榨菜肉絲麺(共に乾麺)・餛飩麺(湯麺)はオレのおすすめ。
有楽町の駅を出てすぐに見つけた『北海道ラーメン』カウンターしかないせま〜い店。
食券を買うのにちょっとびびったが、みそチャーシューを食った。
久しぶりのラーメンはおかわりしたいぐらいうまかったが、後ろに客が待ってて、気の優しいオレはそそくさと席を外した。
妻はオレがいると買い物に集中できないらしく(オレはチクチク言うからな)、別行動をとることにした。
オレは本屋で鮫シリーズX・Y・Z(新宿鮫)を発見し、速攻で購入。
2時間阪急デパートの前で読みふけった。
ハードボイルド好きなオレは今回の旅行にすでに満足感を覚えていた。
夕方から浅草へ。
雷門は生で見ると小さかったような…。
そして電脳街・秋葉原へ。けっこう楽しみにしていたのだ。
でも妻は歩きすぎてグロッキー。いらいらしてた。それに加え、オレが道に迷ったので、いらいらはピークに。
秋葉原に来た目的はデジカメを買うこと。
でも森Nに話を聞くと、どうもオレの予算内ではおさまりそうになかった。
オレはオレを誘惑する高価なデジカメの前で、腕を組み、仁王立ちして買おうかどうか悩んでいた。
(でも内心は、買う2:買わない8で買わないが圧倒的有利だった。)
こんな優柔不断なオレにいらいらが爆発した妻は、オレがずっと欲しそうに見つめていたデジカメを奪い、
店員に「これ下さい。」と差し出した。
な、なんですと?あっけにとられたオレを尻目に店員はそそくさと購入の手続きを始めた。
支払いは当然オレのカードで。
妻曰く「いっつも欲しいの買わないで後悔するくせに。」
妻の持論『借金は台湾の文化だ。』がオレのけち〜な貯金願望を打ち砕いた。
よっしゃ、けちけちすんなオレ。もっと働けや。
結局大満足なオレ。
デジカメと鮫シリーズを握り締めて、一人でにやついてた。
トーキョー最後の夜に森Nから電話があり、飲みに行くことになった。
最近桜が散る前に、一足早く散った、いや砕け散った森N。
銀座の『ネルソンズ・バー』へ連れて行ってくれた。
会えば、いつもくだらない馬鹿話ばかりだったオレたちも、もう20代後半。
本気で将来を考える時期でもあるし、かなりいろんな話をしゃべりちらかしたな。
バランタインをあおりながら…。
お互いアジア好きだし、アジアで花咲かせようぜ!!!
11日
トーキョーに別れを告げ、新幹線で故郷へ。
車中でも当然鮫シリーズ読書会のオレは6時間という移動時間も足りないぐらいだった。
田舎近くの新幹線駅で
12日〜14日
オレは妻をこんなところしか連れて行ってあげられない。
なまず像
駅前のサティで
何年かぶりにミスドでドーナツを食った。
そしたらトートバッグをもらった。なにがいいかって、このバッグ、文庫本専用のポケットがあってオレを大変喜ばせた。
が、これは妻のバッグ。「もう10コ、ドーナツ食べる?」という妻の質問にオレは「ノー。」
でサティ内をぶらぶらしてたら見つけちまったスカイブルーのトートバッグ。勿論文庫本専用ポケット付。やり〜。
妻の「これ女の子用だよ。」という嫉妬めいた言葉に耳を貸さず購入。
これにデジカメ・双眼鏡・グローブ・メガホン・文庫本を入れて野球場へ行くのがオレの楽しみ。
韓国
最近韓国旅行へ行ってきたおかんがすっかり韓国にはまっていた。
晩飯も妻のリクエストの『瓦(かわら)そば』と、フルコギ。翌日はビビンバ。
『瓦そば』とは本場は瓦の上でそば・卵・肉・椎茸などをのせて焼いて食うんだが、妻が好きで毎回帰ってきたら食っている。
でも妻はこれを『やわらそば』と言って聞かない。きっとこっちのほうが言い易いんだろう。
いつも勝手に新語を作り出す。
かくいうオレも中国語には四声(4つの声調)があるんだけど、オレが勝手にカッコいいようにアレンジして話す。
声調が違えば、意味も違ってくるので、オレの中国語を理解している友人はかなり凄腕だ。
赤ちゃん
親戚の赤ちゃんを抱かせてもらった。まだ5ヶ月ぐらいだったが7キロあるらしく、緊張も手伝ってすぐ腕が筋肉痛になった。
飯
親戚の家で日本料理をゴチになる。コースのようなメニューだった。
朋
いつも都合つけてあってくれるKaとKu。それと9年ぶりに会ったY。
それぞれから『家族』を意識した発言があり、責任を感じた。
でもみんな全然変わってね〜。
15日
今回の旅行では、いつもに増して家族・親戚・友人の元気な姿がこの上なく嬉しかった。
防府→博多
時間があったので、駅前の紀伊国屋へ。
これから忙しくなるであろう人生のために、以前から欲しかったこの本を買った。
『熟睡短時間睡眠』
もう読んだが、この作者は昔、半年間一度も横になって眠らなかったことがあったらしい。
それって超人やんっ。
オレはオレのできる範囲でガンバロ。
福岡空港→中正空港→高雄空港
飛行機内で、台湾で代表的な悲しい名曲『雨夜花』が流れ、オレは『寂し涙 ぽろり』を必死に我慢した。
機内でも、鮫シリーズがオレの手から離れることはなかった。
時々きれいなスチュワーデスに目を奪われたが…。
高雄はむちゃ暑い。
でもこの暑さが好き。この熱気が好き。
これからも暴れまくるぜ。