灰色の空に
鳥が飛ぶ

僕は一人
海を見つめる

腰かけた流木の
ひんやりとした
冷たさを
確かめながら

哀しみを
掻き消すように
鳴り響く汽笛

唇へと流れ込む
一雫は
僕と海の距離を
近づける

潮の匂い海の味
僕の涙君の海

灰色の空に
鳥が飛ぶ

僕の心から
抜け出した鳥が...

君の海