記憶の欠片

記憶の欠片が
この胸に突き刺さる
瞳を閉じると見えてくる
遠い日のあの夕暮れ
物憂げな面影たたえた
少女の横顔
押し迫る焦燥に
涙こらえて過ごした日々
海の向こう側に幸せは
あると信じてた
水平線の彼方から光は
やってくるんだと
だけどあたしは
あの時のまま
どんより曇った空の
真下で
行き先を見失い
途方にくれてる
遠くに浮かぶ
あの白い帆船
早くあたしを連れてって
ここから連れ出して
お願い、お願い
早く行かなきゃ
あたしはもう。。。
夕日が記憶を呼び覚まし
記憶が焦燥をかきたてる
遠くて近い記憶の欠片