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本部長シリーズ
第三十幕            
本部長の偽証

就職活動中で学生が忙しく走り回っている2001年5月14日、Y口耕輔方面本部長(21・♂)が三重大学付属病院に入院、翌日15日未明、脱出していることが明らかになった。
本部長の隣の患者さんの話によるとAM6:00起床時、「おい、山口君、どうや、病院の朝は早いやろ!」とカーテンを開けるとそこはすでにもぬけの殻だったらしい。
AM5:00本部長の採血にきた看護婦さんの話によると「彼は採血時、『抜けるのは血だけだと思うなよ!』とつぶやいていました。まさか、彼自体が病院からぬけていたとは…あっぱれだぜ!」
県内全域に緊急配備をかけ、本部長を捜索したところ、本部長は自宅前で知り合いの男性に発見された。集まった記者団に対して本部長は次のように述べた。「あの病室の人たちにいじめられる。」「前と同じ検査ばっかりでうんざりや!」「うちの母親に『会社面接の日が今日じゃなかった。』とか言おうものなら血祭りにあげられるので恐くて言えない。」「そのまま外出許可を利用して抜け出した。」と。
本部長はPM6:00まで自由に過ごしたあと病院に戻らなければならないらしい。面接のことなんて言おう…と考えているようだ。


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