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本部長シリーズ
第三十一幕            
本部長の手術

魚座の占いランキングが8位であった(目覚ましテレビ・占いカウントダウンハイパー調べ)2001年5月28日、遂にY口耕輔方面本部長(21・♂)の腫瘍摘出手術が始まろうとしていた。
AM9:00、麻酔導入薬・ドルミカムを肩に刺された本部長はベッドに寝かされ、同じ病室の人達に手術の恐怖とやらをやさしく教えられ、三重大学医学部付属病院整形外科905号室を後にする。
不安と恐怖でいっぱいであった本部長とその一行はエレベーターに乗り、3階にある手術室にむかう。その間にどんな会話がされていたのか、もはや知るものはいない。
手術室に入り、酸素マスクを当てられ、いよいよ手術が始まろうとしていたそのとき、本部長は本部長の受け持ち看護婦であったS看護婦さん(20代・♀)に「すいません、最後に一言・・・」「ん?何…?」「Sさんっていくつなんですか?」「ふん♪頑張ってな。」「あぁ〜っ!!」
絶望の淵に叩き落され、本部長は意識を失った。
 後に、集まった記者団に対して、麻酔科の先生(年齢不詳・♀)は「Y君はマスクを当てても話続けてた。よく喋る子やなぁ…と感心したぜ、まったく。このまま永遠に眠らせとくのも悪くない、と思いました。」とため息交じりで述べて記者会見場を後にした。


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