07:おひるね

彼女は彼の肌だけを身にまとい、
彼の鎖骨のくぼみに頬をうずめて彼の唇のはしっこを眺めていました。
彼女がくびすじに小さなキスをする度、彼は少し微笑んで、
その様子を鎖骨のくぼみから彼女は眺めているのでした。
ゆっくりと上がる彼の口角を見て、幸せってこういうことなんだわ、
と彼女は思い、眠気の中に汗ばんだ体を横たえました。
すっかり寝入った彼女に小さなキスをして、彼もまた、眠りに落ちるのでした。


2003.5.7.



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