14:うさぎ病
うさぎはさびしいと死ぬのよ、私はそんなに弱くないわ。
彼女はせいいっぱい目を大きくして言いました。
彼女が目を大きく開く時は、こらえた涙が早く蒸発して
彼にばれないようにしていることを彼はよく知っていたので
そうかそうか、君は強いね、と彼女の肩に顔をうずめて言ったのでした。
こらえた彼女の涙があふれても、彼に気付かれたことがわからないように。
2003.6.17.
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