日本のアニメーションについて


最近になって急に、「日本のアニメが海外で人気」という話題が増えてきた。ような気がする。
雑誌でもテレビでもラジオでも、この話題をこぞって取り上げてました。
もともとそういう話題には敏感に反応してしまう私であるけれど、
でもあからさまにホットな話題であるのは確かなようである。
日本アニメの海外進出なんてけっこう前からあったと思うのに
なぜ今になって急に取り上げられるんだ…?と思ったんだけど、
おそらく『千と千尋の神隠し』が賞を取ったことがきっかけかな。
たぶん『もののけ姫』の頃から兆候は見え始めていて、ここへきて一気にふくらんだ、っていう感じかもしれない。
ディズニーが『千と千尋〜』を買った(ちょっと手を加えるらしい)。
ハリウッドが『ドラゴンボール』を実写映画化するらしい。
ヨーロッパではテレビアニメの80%以上が日本製。
全米1000人調査、いちばん好きな作品は『カウボーイビバップ』(♪)。
とまぁ、実績(?)を羅列してみてもその現状は確認できます。

アメリカにおける日本アニメの現状についてラジオで放送されていたのを書いてみると。
まず、アメリカでは、日本のアニメはヨーロッパの映画みたいな雰囲気に感じられているらしい。
台詞だけじゃなくて表情とか背景とか、絵の美しさがヨーロッパ的らしい?です。
そういうのにはあまり詳しくないのでよくわからないのですが…、ある種ヒッチコックと並ぶような、
同じカテゴリのように感じられているというのが、アメリカ人で日本アニメに関わっている人のお話でした。
それから、「可愛い」が重要!とのことで。同じくその人は
「アメリカでどんなに可愛いものを作ろうとしてもかなわない、日本は可愛いものを作る天才だ」
と言ってたということです。
まあ確かにポケモンも可愛いし、他にも可愛さで売っているアニメっていうのは多いと思う。
でもそれが重要だったとは…考えたことがなかったので面白いと思った。
また、日本だっていうことの問題もある、ということで紹介されていたエピソードもあって、それは
本当のファン(?)は、映画館に足を運ばない…ということ。
どうやら、「映画」としてアメリカで公開されてしまうと、完全に吹き替えてしまうようなのです。
だけど、アメリカの人にもそれをオリジナルで見たいという人が多いらしく(日本の声優さんを聞きたいということね)、
そういう人たちはビデオやDVDが出るまで待ってしまうんだそうな。なるほど…。
『もののけ姫』のとき、「せめて字幕に!」という手紙やメールが殺到したらしい。
このこと自体知らなかったんだけれど。当たり前に吹き替えで公開されているということを。
海外のアテレコもすごく進歩してるみたい。例えばドラえもんの声を例にしてみても、
絵(口の動きやタイミング、時間)とぴったり合ってる上、
大山さんの声にかなり似ている人がしゃべっているみたいです。
ちなみにラジオでは一瞬、アメリカ版エヴァンゲリオンの綾波レイ役の声が流れました。
感想は…まぁ、ボソボソ感は似せてた…かな(笑)。
妙に切なそうだったというか…声だけ聞くとセクシー路線状態だったが(汗)。
感情を見せてはいけないなぁ〜。
「あなたが望むなら私はそれをしてあげる」
みたいなことを言っていた。

…ここまで、実際に見たり聞いたりした話を、単に面白かったという理由だけで書いてみたのですが、
私が最も興味を覚えているのは、このことなのです。つまり、
「日本のアニメはアメリカ(海外)で大きなシェアを(長期的に)持つことができるか?」。
単なる流行りなのか、あるいは宮崎さんなどの功績で、いよいよ進出するチャンスに恵まれたのか。
そんな大したものじゃないのに何やら誤解してるのでは?とはセーラームーンのプロデューサーさん談。
日本人も、ハリウッド映画はすごいという先入観みたいなものは確かに持っている面もあるし、
そういう意味で変に盛り上がって流行りになっちゃってるだけかもしれないという見方ですね。割りとクールな考え。
つまり焦点は、「今だけ?それともこれから?」ってことだ。どっちでしょう…。
私は、日本のアニメーションはこれからももっといいものが生まれてくるのではないかと思っているし、
もっと大きくなって、もっとたくさんの人を感動させて、
日本の文化として成長してほしいなぁという希望を持っているのだけれど。
それをきっかけに日本に興味を持ってくれる人が増えたり、交流が持てたり、文化が活性化したりするとよいなぁなんて…。
もちろん、それが単に金儲けの手段としてだけに使われてしまうのはとても嫌。
ビジネスは大事だけど、心がなくてはダメです。
アメリカでシェアを広げていってほしいけど、何というか…
「守っていく」感覚を日本側も少しは持っている状態が、好ましいかもしれません。
まぁ、私は「これからに期待!」派なのです(笑)。夢だけどね。
余談ですがちなみに、ポケモンはもうだいぶ「古い」らしいです。
アメリカ人の中にはもうポケモンが日本製だということすら知らない人もいるんだって。
日本で『サンダーバード』が放映されてたとき、
日本人はこれを円谷プロが作ってると思いこんでる人が多かったという話で(笑)。
似た状態なんでしょうか。

BSマンガ夜話でもこういうことについての話は出てて。
日本でこんなにもアニメーションが発達したのは、
手塚治虫が生まれたのが日本だったからだ〜というようなことを言われてた。
それってすごいことだなぁ…と素直に感動してしまったのだけれど。
すごくわかりやすい話があって、それは
“有名な漫画や漫画家はたくさんいるけど、
例えばもし1000年後に残ってる漫画が水木しげるさんの鬼太郎しかなかったとして、
たまたま地球に来た宇宙人に「漫画とはこういうものか」と思われたら…それは少し困ってしまうところがある。
でも、手塚さんの漫画だったら全てを網羅してるから大丈夫。手塚さんの漫画はそういうものだ”という話。
漫画を全く知らない人に見せるならこれ、っていう感じになってるっていうのがすごく納得して(笑)。
宮崎駿さんと手塚治虫さんは…お互いにどういうポジションにいるんだろう?などとふと思ったりした。
私は個人的に「日本のアニメといえば宮崎駿」という立場(?)ではないのでうまく言えないのだけど…。
ただ、宮崎さんのアニメがとにかく大勢の人に好かれ、支持されているという事実は動かせないので、
それを考えてみたい気がします。
万人ウケするというとちょっと平べったくなってしまって違うような感じだけれども、
ジブリ作品にしても、そしてカリ城こと『カリオストロの城』も
ルパンの中でこれが一番見てる人、好きという人が多いという事実も、
やはり彼は特別だと思わざるを得ない部分が…。
これに関してはまだ自分の中で結論が出ていません(><)わかるんだけど説明できないという状態…。
いやぁ、どうでもいいかもしれないのですが(汗)。

日本のアニメーションは今後どうなるか。私の期待は夢でしかないのかどうか。注目です(笑)。
最近の関心事でした。アホみたいだけどね…(苦笑)。
背景もなんだかアニメチック(?)にしてみました。読みづらかったらごめんなさい<(_ _)>
(けどこの背景個人的に気に入った…笑)

以上でした。