(2001/9/2)
広島デルタの成り立ち

ある人曰く「土砂沈積の一ヵ年の分量は六十九万八千五百立方米となる、これをもって三角州の土砂の総量を除れば、『広島三角州の年齢』が出来る筈である、即ち一○七○年となるのであります』と述べている。
続けてその中で『広島三角州と世界の大三角州との比較』が述べられているので紹介しておく。

【黄河、ミシシッピ―河、及揚子江が一ヵ年に運搬する土砂の見積量は左の通りで、比較の為私の計算の広島の大田川の分をも記します。
  黄河        三七二五○○○○○立方米
  ミシシッピ―    二一一五○○○○○立方米
  揚子江       一八二○○○○○○立方米
  大田川          六九八五八○立方米
即ち黄河は、大田川のざっと四百倍、ミシシッピ―河は三百倍、揚子江は二百六十倍の土砂を運搬するわけである。但し是等の大河になると太田川に於ける程正確では無いかも知れないが、大田川三角州の土砂の総量は前記のとおり七四九五九○○○○立方米であるから、若し大田川に代えるにミシシッピ―河を以ってしたならば、ざっと三年半にして是丈の州を作り、黄河ならば二ヵ年、揚子江ならば三ヵ年と二ヶ月許リかかる訳である、
更に面積を比較して見ると、広島三角州は前期の通り五○、九二五、○○○立方米即ち一九・六平方浬である、而して、
  ガンジス河三角州の面積  五○、○○○平方浬
  ミシシッピ―河の同上   一二、三○○同
  大田川の同上          一九、六同
であるから、広島三角州の面積がガンジスの二千五百分の一、ミシシッピ―の六百分の一、となる勘定である、】  広島市史




  
  



                              
                           

自然・環境


      ひろしまおもしろがたり


ここに採録された記事・及び記録・図版などは、以下の諸誌掲載のものに基づいています。それ以外のものは本文中に明記しています。

『基本資料』
広島市史、新修広島市史、