4日目  10月17日(水

ちょこっと見聞録

≪視察案件 4 ≫ 初等教育施設整備計画

校舎の前にて(日本とモンゴルの国旗が掲げてある) 3年生の授業参観
都市への急激な人口流入により、ウランバートル市における初等教育施設では、各学校とも3部制授業を強いられるなど
教室数不足が深刻化している。
8歳からの入学で、1年生から8年生までが義務教育となる。
1年生から4年生までが小学校、5年生から8年生までが中学校に相当する。
3部制(3交替)授業の時間帯は、@8:00〜12:00 A12:00〜15:30 B15:30〜19:00 担任の先生はそれぞれ替わる。
今年3月に完成した、2階建ての第13学校。
新しい校舎が完成したお陰で、3部制から2部制(2交替)授業 @8:00〜12:00 A13:00〜17:00 が受けられるようになった。
まず、廊下の広いこと。寒くて長い冬は、外で遊べないので広くとってあるそうだ。
教室の出入り口は前に1ヶ所のみ、廊下側の窓は上の方に縦短横長の窓が2ヶ所、日本の教室の造りとは全然違う。
遊牧民の家 ”ゲル” の出入り口が1つなので、教室の出入り口も1つなのだそうだ。
廊下側の窓が上の方についているのは、授業中に気が散らないようにする為だとか。
今後の児童増加のことも考慮し、後ろにも出入り口を設け、教室をもっと広く取れないものか、と思った。
廊下は多少狭くなるかもしれないが、広ければ人数の調整もきくし、空いている時には遊び場にもなる。
建築中の校舎も視察に行ったが、3期に分けて16校建築されるそうだ。
ちょこっと見聞録

ODAマークの入った黒板 ウランバートル市周辺の密集するゲル

ODAマークの入った黒板は、大変書きやすい、と先生から好評だった。
机にも、ODAマークが入っていた。
机の下には棚が無い。生徒が入れ替わる為、忘れ物をしては困るからだとか。
生徒が、授業中先生の話を聞いている時は、机の上で手を組んでいた。
日本では、手は膝の上だが、何かと違うものだと思った。
女の子が頭に付けている白いリボンは、正規の制服にあたるそうだ。
生徒10数名が、日本語で「もしもし亀よ」を歌いながら、日本から送られた剣玉を披露してくれた。
義務教育が終わると、2年間(9・10年生)の高等学校に進学する。
高等学校には70%が進学し、成績順で決めているそうだ。
教育方針として @生きていく力がある人間になるように。(去年までの、高い水準の教育から変更)
A自分の故郷を愛する人に。B向上心のある人に。
この3つを掲げているという。
教育者の約9割が女性だそうだ。
5年生になると、ロシア語や英語を学び、日本語を教える学校もある。
語学教育は熱心で、将来日本は追い越されかねないと思った。
ウランバートル市周辺には、まるでゲル団地のようにゲルが押し寄せ、密集している。
これからもゲル生活者が増え、児童数が増加することだろう。
学校もさることながら、下水道とかはどうなっているのだろうか?
まだまだ、諸問題があるように思えた。