5日目  10月18日(木)

ちょこっと見聞録1
ちょこっと見聞録2

≪視察案件 5 ≫ ウランバートル市第63特殊学校職業訓練強化計画

ミシンを使って製作中 木工品の製作中
草の根無償資金協力により、旧ソ連時代のボイラーを改修し、暖房施設が機能するようになった。
授業を行なえる教室を増やすとともに、職業訓練教育を強化するため、ミシン・編み機・織り機・木工金工関係の機器の供与を受けた。
供与金額   米ドル 49,736ドル  (日本円にすると  5,868,848円)
このように環境を整えることにより、知的障害児だけでなく、8年生あるいは10年生の学校を卒業し、就労先のない弱者層家庭の子女、
及び失業している女性も対象に職業訓練を行なっている。
冬場にはマイナス40度にもなるそうで、非常に価値ある援助で、大変感謝されているという事が伝わってきた。
また、職業訓練強化の為の機器も有効に使われていた。
ミシン等旧式なものではあるが、度々停電があることだし、故障した時の事を考えると、この方が部品の調達が安易であると思われる。
縫製したエプロンや編んだセーター等作品を販売し、年間売上が100万トゥグリク日本円で約10万円あるそうだ。
その収入で、また次の材料を購入し製作に取りかかる。いかに効率的に使っているかが伺える。
まだ、水不足という問題を抱えており、隣の病院から水をタンクローリーで運んでいるそうだ。
緊急を要するようではなかったが、「井戸があれば」 というように受け取れたが・・・
とかく後回しにされがちな弱者への援助であるが、NGOと連携を取りながら、きめ細かい援助の必要性を感じた。
草の根無償資金協力
    開発途上国で活動するNGOや地方政府、医療・教育機関などが行なうプロジェクトへの資金協力。
    役に立つ、効果の高い草の根レベルの援助が中心で、1件あたりの援助額は、原則として1000万円までである。

ちょこっと見聞録 1

日本のミシンとは違い、右のハズミ車のところに取っ手が付いていて、
それを回して動かす。
また、カンナも手前から向こうの方に押すようにして使っていた。
道具一つとってみても、国によっていろいろと扱い方が違うものものだなぁ。
ここでも、日本語で「幸せなら手をたたこう」を歌って歓迎してくれた。

≪視察案件 6 ≫ 国立オペラ・バレエ劇場に対する音響・照明機材

国立オペラ・バレエ劇場 劇場内の舞台 
モンゴルには、オペラ・バレエに優れた才能を持った人が多く、国が力を入れている芸術である。
旧ソ連時代には、バレエ留学制度があった。
この建物は、1950年代に日本人捕虜によって建てられたもので、複雑な思いがした。
音響機器は、日本でも一流メーカー3社の機器が供与され、5年になるが故障もなく、大変性能が良いとのこと。
照明は、コントロール部分の機器が供与されていた。
照明器具が旧ソ連製なので、現在は製造されておらず、使えるのは100個だそうだ。
「照明器具を取り替えてほしいのだが」 というように伝わってきたが・・・
客席の椅子はガタガタ、木の床も補修して絨毯が敷かれ、かなり古い。
300人の従業員の内、200人が専属の公演グループで、月に10回から15回の公演。
満席だと530人入場できるが、満席になることはないという。
国から補助金が出ているそうだが、経営が難しいようだ。
公演以外にはこの劇場は使ってないようなので、より多くの人にこの劇場を利用してもらう方法はないものだろうか?


ちょこっと見聞録 2

モンゴル第二の都市、といっても人口約9万人のダルハンへ向かう。
車でおよそ3時間半余り、あと1時間北へ走ればロシアとの国境だとか。
道路は有料道路で、200トゥグリクだそうだ。
山には薄っすらと雪化粧、枯れた高原に放牧された家畜。
やはり馬が多い。白い馬を見つけて、”スーホの白い馬” というモンゴルの昔話を思い出した。
夕方になると、馬に乗った牧民の指揮のもと、馬がいっせいに道路を横断して家路につく。
その間、しばし車はストップ。
北に向かうにつれ、辺りの山が白くなる。
雪の多い時には、通行止めになるのでは?・・・と思いきや、
湿度が低く粉雪なので風で雪が吹き飛ばされ、道路は通行できるそうだ。
ダルハンホテルに到着。
外観は良いが、部屋に入ってびっくり、これがホテル?
まず、水が出て安心。次にお湯が出てホッとする。白濁だけど、出るだけいいと思わないと。
お湯も出ない部屋があるのだから。
布団も、寒さを防げれば良いとしなければ。
テレビなんてとんでもない。エレベーターは、もちろん動いてない。
これでも、ダルハンで一番のホテルなのだ。
停電も度々あるそうで、突然灯りが消え、いつつくかわからない。
2時間後に、やっと灯りがついたりするそうだ。当然、ロウソクは必需品だ。
ニンジン・ジャガイモ といった根菜類やキャベツが主な野菜。
ザハ(市場)で、キロ単位で売っているそうだ。
モンゴルでは、鶏肉がとても高い。もちろん、卵は高級品。
鶏肉料理は、最高のおもてなしになるという。