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687 :酋長 :02/05/21 22:55 ID:qjQtheNB
同じ様な体験ですがもう一つ。
学生のころ、バイトを終わって国道1号を走っていると、
後ろからネイキッドらしいバイクが一台追いすがってきました。
当時ヤンチャな小僧だったおれは、ほとんど脊髄反射でペースを上げました。
するとそのバイクはぴったりと俺のVTに迫ってくる。
む、やる気か。ゼファーかSFか、俺のすり抜けに付いてこれるか?
ぴったりといっても煽るわけでもなく、いいペースで確実に付いてきます。
心地よいペースとその彼の運転に、なんだか楽しくなってきて、
そのうちに信号で停まると、彼は「いやー、速いですねー!」と
とても愉快そうに話しかけてきました。そのマシンはなんと、
シミ一つないピカピカのヨンフォア!初めてみましたそんなん。
今みたいに逆輸入が沢山いるわけではなかったし、本当にビックリしました。
「うわあー、凄いバイクですね!カッコイイ!」
「いや、VTだっていいバイクでしょ。懐かしいなー」
一瞬旧車同士で盛り上がってから、
「じゃ、お互い大切に乗っていきましょう!」と
彼は交差点を曲がって行ったのでした。

ひげのおっさんだったけど、一陣の春風が通り過ぎたような
爽やかな気持ちでした。
先頭
695 :茶文字 ◆xELvisFU :02/05/23 03:01 ID:iGsuleLc
731 :茶文字(1/2) ◆xELvisFU :02/05/28 03:11 ID:b3yV/DqZ
732 :茶文字(2/2) ◆xELvisFU :02/05/28 03:37 ID:b3yV/DqZ
2年前の別府SAだっけ?
ハヤブサに乗った屈強そうな青年に出会った。
堂々とした身のこなしに何となく敬意を感じつつ話しかけたのだが、
とたんに彼は萎縮して別人のようにおどおどし始めた。
自分の耳の当たりを指し示す彼。どうやら聴覚に障害があるらしい。

私は幸い日常会話程度の手話ができた。それを伝えると、彼の顔が明るくなった。
聴覚障害者のすべてが手話の使い手というわけではないが、彼は手話を知っていたようだ。
私の方は数年ぶりの手話だったので片言状態だったのだが、
彼はこれから一旦帰省すること、親の顔を見たら九州を一回りしてくることなどを
話してくれた。普段は東京の大学にいるらしい。

どうやら彼は先天性障害のようで、手話にあわせて発する言葉は標準語のイントネーションに
近かったが、そのほとんどが聞き取りにくかった。
短い会話だった。ほとんど細かい話はしなかった。

別れ際、「お気をつけて」と言われた。
その言葉は、それまでに比べて明らかに明瞭だった。
その明瞭さに、彼が心を込めてくれていることを感じてうれしかった。

この話はこれだけ。でも、
これ以上の「お気をつけて」を、私はまだ聞いたことがない。


下関で一泊することにした私は、価格と気安さで駅前のビジネスホテルを確保した。
近くにあった小料理屋で海の幸とビールを頼み生気を取り戻し、駅前に向かった。

先ほどホテルを探すために駅を訪れた際、ストリートミュージシャンたちが
パフォーマンスを始めたところだった。
大阪では終電間際までミュージシャンの周りに人だかりができることがあるが、
下関の22時は大阪の深夜よりも人通りが少ない。
こういう町のストリートミュージシャンや観客がどういう人たちなのか、
ちょっと見てみたかったのだ。

ロータリーの正面と端に分かれて、二人の歌声が聞こえていた。
片方はGLAYを歌っているらしく、高校生らしき女の子が3人ほどリクエストしているようだ。
もう一方はミスチルだが、誰一人として足を止めることはない。
確かに歌もギターもいっぱいいっぱいで、何より自信なさげだった。
私はあえて自信なさげな彼の方へ足を向けた。
ま、GLAYなんておぢちゃんにはわかんないし。


目の前でしばらく聞いていたが、相変わらず客は増えなかった。
3曲ほど歌ったあと、「いつもここで歌ってるの?」と話しかけてみた。
聞けば、GLAYを歌っている彼とは同じバンドのメンバーらしい。
普段は自分がボーカルなのだが、歌もギターも彼の方が上手いんだ、と言ったあと、
戯けたように肩をすくめていた。

照れをごまかすように「サザンとかなら歌えますけど、リクエストあります?」と聞くので、
何でもいいから一番好きなのが聞きたい、と言うと、彼は楽譜をめくって歌い始めた。
どの曲だか忘れたが、たまたま私も知っている曲だったので、サビでコーラスを入れてみた。
曲が終わったあと、無性に笑えてきて二人で笑った。

「大阪からですよね?さっきバイクで駅に来たとき、ナンバー見たんですけど」
「下関はこの辺では大きな町ですけど、見ての通り田舎町で歌を聴いてくれる人なんていないんです」
「学校を卒業したら大阪に出て、好きな場所で好きな歌を好きなだけ歌いたい」
そんな話を聞かせてくれた。

もう一曲ミスチルを聞かせてくれたので、お礼にと私も一曲弾かせてもらった。
もし来年またこの町を通ることがあったら、またここに来て欲しい、
きっと同じ場所で同じように歌っているから、彼はそう言ってまた歌い始めた。

彼はギタリストとしてもボーカリストとしても、取り立てて強い魅力のある少年ではなかった。
大阪に出たいと言っていたが、大阪の風土が似合う風でもなかった。
でも、プレイをきちんとこなし、節目節目で笑いさえとってしまう大阪の
ストリートミュージシャンたちにはない幸福感が、彼にはあふれていた。

10年前のおれはあんな風に幸福に歌っていたか?
今のおれは幸福なのか?10年後は?

帰阪した私は、弦を張り替え、昔のバンド仲間に連絡を取るのだった。

おしまい。
先頭
706 :774RR :02/05/24 15:47 ID:9u6Ud9/2
別の意味で忘れられない思い出・人

学生時代・10数年前のこと、北海道ツーリングの最中に
函館駅の軒先に泊まりました。道端でインスタントラーメンを
つくっていると4、5歳の子供を連れたおかあさん。
「ああいうふうになっちゃ、ダメよ」。

余計なお世話だ(笑)
714 :774RR :02/05/25 00:01 ID:oajeGaV5
>>706
ドライブインで飯喰った後、駐車場で出発すべく身支度を整えていると
やはり4,5歳くらいの男の子を連れたお母さん曰く
「ほら、○○○ちゃん、オートバイのお兄ちゃん、かっこいいねー」
(思わずニヤけてしまったけどメットを被った後でよかった)
やっぱり道端でラーメン作ってたのが敗因かも(w
先頭
710 :エロゲライター :02/05/24 19:09 ID:zxFnxLPW
何度目かの北海道ツーリング中、郊外のドライブインみたいなところで
泊まった翌朝、僕がバイクに荷物を積み込んでいると、同じく泊まっていた
親子連れ(父と子)が、やってきた。
子供は、小学校高学年。
車で出発するらしく、僕のバイクのすぐそばに停めてあった車の外で、
支度をはじめた。
しばらくして、僕は準備が完了し、エンジン始動。
僕が始動する音をききつけた父親が、こう言ったのがきこえた。
「そら、おまえの夢が走ってゆくぞ。」
僕は、振り返らずに手を振って走り去る事にした。
ミラーの中で、父と子が並んで立って、僕を見送っていた。
先頭
715 :774RR :02/05/25 02:17 ID:WLXLkOuI
忘れ得ぬっつーか…

数年前、礼文の桃岩近くのハイキングコース?の
急斜面にオフロードがおきざりにされていた。
人しか通れない道なのに、誰かが無理してバイクで入りこんだらしい。
でも、途中でにっちもさっちもいかなくなって、乗り捨てたみたいだ。

あれ、どうやって回収したんかなぁ?
716 :774RR :02/05/25 02:35 ID:ogSYZBVg
>>715
おれは、同じく礼文8時間コースで雨のためにショートカットして、礼文林道に
抜ける道で、お土産屋の息子がカブで走ってきたのを見たよ。
あの道は、階段もあるのにさすがカブ!
717 :茶文字 ◆xELvisFU :02/05/25 03:29 ID:5gHQAA8A
>>715 そりゃ忘れ得ぬっつーよりでっかい忘れ物って感じですなw
先頭
719 :774RR :02/05/25 20:01 ID:dvovgMCq
 おれの奇妙な体験をここで一つ。
もう三年前の夏であったろうか。中型免許をとって次の日に
東京から京都までツーリングをしたときであった。今思えば無茶なことをしたのだが、
その日くたくたになったので戦闘に入ろうと思い京都タワーの地下だっけか?浴場
があったのでそこに入り上がった休憩所におっさん達が数人。おれはそこでまったりしていた
ところそのおっさんの一人に話し掛けられた。このおっさんは藤田まこと似なのだが、
「兄ちゃんどっからきたんや?」
「ああ、東京です。」そうこう話しているうちに和みムードになり、なんと飯をおごって
くれる話になった。うまいもん食わしてやるとタクシーで連れられた。そのとき、
ふとおっさんの手を見ると小指の一関節がない。「マジッスカ!?」と心の中でつぶやき、
どこ連れてかれんだろうと、不安交じりであったがとある定食屋に入った。そこで何でも頼め
といわれ若干遠慮したが、ビールまで出された。しかしこの後運転があるので控えた。
色々と会話をしているうちに実家の話がでた。おれは幼少のころ宇都宮にすんでいたのだがその話をすると
やたらそのおっさんは詳しい。免許証をみせてもらうとなんと番地までちかい。
これは凄く偶然なことと思えた。そのあとあいさつをして無事に別れた。
 ツーリングから帰ってきてその話を親にすると、その藤田まこと似のおっさんが昔、近所
に住んでいたのだというのだ。おれは「ハッ」と思いこのおっさんはおれのことを
小さい頃見た事があってこのようにもてなしてくれたのだろうか?と思った。
 まさか京都にきてこのような不思議な出会いがあるとは思わなかった。

上の文
戦闘→銭湯ね。スマソ
722 :774RR :02/05/25 23:44 ID:YSMcdh20
>>719 奇妙っつか世間わ狭いよね。 オイラも東京近郊在住なんだけど、700km以上遠方へツーリング行って 地元の人と話したら、偶然、オイラの知り合いの知り合いだったり、親の 実家に縁があったり、なんてことが3,4回あったよ。
735 :774RR :02/05/28 19:41 ID:V/Xbf8mf
>>719
の続きですが、あのおじさんは自分にとって物心ついてないときの出会い
であったが、成長したおれの顔が初めから分かっていてこのようにもてなして
くれたのかもしれない。今は愛知の建設現場で働いているらしいです。もう一回
会うことができたらお礼が言いたい。
ツーリングまた行きたいな。
先頭
730 :774RR :02/05/28 02:43 ID:nxditNHs
俺がバイク乗ってないリアル工房の頃
友人と電車とバス乗り継いで紀伊半島の十津川のキャンプ場に泊まったんよ。
夏場で暑くて、俺一人だけ眠れず外で涼んでいたら、近くにテント張っていた
ソロツーリング中らしいおっちゃん(若いんだろうけどフケて見えた(^^;)に
声かけられた。
星座やキャンプのことをいろいろ話してくれて、最後にラーメンをおごってくれ
た。

すごいありがたかったよ。
先頭
736 :酋長 :02/05/28 19:48 ID:u/Y1zCkd
10年前は、人生はもっとベルトコンベアーのように、
一つの生き方しかないと思っていたが、
バイクの免許を取り、初めて行った北海道。
礼文島の波止場で踊っている桃岩荘の人達をみて、
「こういう生き方もアリなんだな!」と思いました。
その時は気付かなかったが、今にして思えばあれが人生の
ターニングポイントだったのかも。

10年後。多分相変わらずお気楽にバイク転がして、
夏はツーリングをしてるんだろうなー。
先頭
737 :X1 :02/05/28 20:26 ID:0QQTCt2Z
Buell全国オフミでX1に海苔、
腰に無線機を付け、さり気にザウルスで地図検索をしている61歳の方が居た

モペットの頃のカブから始まりメグロなどを乗り継いでいて
X1が一番有ってるのだそうだ

大先輩!あなたのように年をとりたいよ!


みんなに比べればたいしたこと無かったな・・・
先頭
738 :593 :02/05/28 23:42 ID:ElGtznYD
どうもです。以前投稿した17歳のZZR海苔です
この前の日曜にテストが終わって一息つける時間があったので
(学校の校則でバイクに乗ることは禁止されてますが)出かけてきました。
まず行ったのは僕が生まれて初めて「悔し涙」を流した「あの場所」でした
私事で申し訳ない話になりますが、去年同じクラスだった好きな女の子の地元
(僕の自宅から約30キロ)の呼び出して告った公園です。
落書きがされていたりしてあまり綺麗とはいえませんでした、しかし何故か
「あのとき」の気持ちだけは色あせていない気がしました。
ふられた後のタバコの味がよみがえってきて、凄くいやでした
そこからさらに西に行き、瀬戸内海沿いにZZR250を走らせ広島の尾道へ
再来年に控えた大学受験や、将来のことで悩んでいた僕を、海は全部吸い取って
くれました。また、新しい気持ちにさせてくれた海に感謝です
最後に妄想みたいなこと書いてごめんなさいです。
小学校の頃から自転車で遠くに行ったり中学時代は18切符でひたすら電車に乗った
ほど、旅が好きな奴でして・・・
また、どこか遠くに行きたいと思います。岡山ナンバーの青いZZRでロールバーン
のシルバーメットをかぶっている男を見たら、話し掛けてやってください
では
先頭
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