ロバ耳

わたしは水。
いつか、海に帰る日がやってくる。

いつ海に帰るかわからないけど、もしもまだ時間があるのなら、
わたしは色々な「水」になってみたい。

ある時は大地を潤し、ある時は北の国で凍えて固体になる。
しばらくよどんだ水たまりにいることもいれば、ある日は川の流れにのって、
たくさんの冒険をするかもしれない。

水蒸気になって、雲に抱かれ、雨になって地上にまた落ちて。

わたしは水。そしていつかは海に帰る。


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