CHARAについて【6月10日】
私の恋愛氷河期は長かった。
彼氏なんか要らない。一人がラク。
私にはやりたいことがある。恋愛なんてしてる場合じゃない。
そんな私に飛び込んできたのがチャラの歌。
「何故孤独にみんな慣れていくの?」
ベストアルバムの1曲目はこんな歌いだしだった。
「何故孤独にみんな慣れていくの?」
このフレーズは私の心に深く突き刺さった。
私は本当は孤独なのか?一人に慣れて、感覚が麻痺しているのか?
大学を卒業したての22歳。カチカチの氷にほんの少しひびが入った。
再びチャラの歌を聴き始めたのは去年。通勤のバスの中だった。
この頃、私の周りはとてもにぎやかになっていた。
毎日が楽しくて、充実していた。
それなのに。
「楽しいことがあるたびにいつも あなたがいればよかった」
「あの人のために繰り返し泣いていたいのです」
「大切にしてね ここにいてください」
「手をつなごう 手をずっとこうしてたいの」
「もう片方を探そう つなぎ合わせなくちゃ ふたつの心を」…
それまで単なるBGMだった曲から歌詞がくっきりと浮かび上がってきた。
チャラの囁くような切ない歌声に涙がこみあげてきそうだった。
ごめんなさい、私が間違っていました。
私にも誰かが必要です。
たあいもない話でなごんだり、笑ったり、
本気でぶつかり合って、泣いたり、ときに憎んだり。
そんな相手が必要です。…
女に生まれて恋をして抱き合って傷ついて笑って泣いて、
そのすべてがものすごく高いテンションでかき鳴らされている。
そんなチャラの歌を聴いていると、
恋愛におぼれることも恥ずかしくないような、
恋愛で傷つくことも怖くないような気がしてきた。
そうして気がついたら、私の長かった氷河期も終わりを告げていた。
もしこの先、再び寒い風が吹いて、
女の子に生まれた喜びを忘れそうになったら、
その時は真っ先にチャラの歌を聴こう、と思っている。
|