| 伝えたいこと 僕は大学に入って政治学を勉強したいと思っていた。 なぜって、それは僕自身の経験にも根ざしているし、また見聞きしたことにも根ざしている。 僕は管理社会、大げさにいえばフーコーのいうところの監獄に、どうしてもなじめなかったからだ。 それをはっきり意識したのは中学生の時だったと思う。それから今まで、時にそれから反発し、ときにその中に無理に収まろうとしてきた。でも、結局反発せずにはいられなかったのだと思う。 ![]() 人間の存在の不思議さに思いを巡らせる。 なぜ、人間は存在するのだろう。 物理学的にいえば、人間は物質の集合体、具体的にいうなら、人間の体の7割が水ならば、体の半分弱は水素で、約4分の1は酸素ってことだ。そのほか、カルシウムなんかで構成されていることになるのだろう。僕は疑問に思う。いったい、この集合体が存在することに意味があるのか。 想像を絶する広大な宇宙を満たす物質が、このように集合し、生命を形作る。これは、偶然なのか。それとも必然なのか。 偶然だとしたら、悲しすぎるだろう。 必然だとしたら、存在の理由と目的はなにか。 わからない。 ただし、これだけはいえると思う。 僕は広大な宇宙のなかに、確かに、その一員として存在してる。 人間は文字によって記録することを覚え、学問、文化を創ってきた。 しかし、たとえば、ベートーヴェンの音楽が存在する意味があるのだろうか。ワーグナーの楽劇が存在する意味があるのか。モネが絵を描いたことに意味があるのか。 僕は、きっと意味があると思いたい。 なぜなら、それらこそ、宇宙に存在するものとしての生命が生み出してきたものだから。 ![]() 僕たちは確かに存在している。その理由が分からなくとも、存在している。 日々、どのように生きていけばよいのか分からなくなることが多々ある。でも、 生命として、人間として、生きるべき姿で生きていきたい。 |
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