その4 楽しかった夏休み(2004.1.30)
 いよいよ1月の最終週に新学年が始まりました。毎朝恒例の「早く起きなさい」「早く食べなさい」「早くベッドメイキングしなさい」等々の「早く」攻撃の日々を思うとちょっとゆううつですが、また新たな発見や出会いが娘を待っていてくれることでしょう。
 今年の夏休みもいろいろ楽しいことがいっぱいありました。なんといってもメインイベントは、年越しキャンプです。オークランドから北へ約2時間ほどのワンガレイという町の海辺のキャンプ場に、大晦日から3泊しました。我が家は今回始めてテント生活を経験する初心者ですが、テントや寝袋などのキャンプ用品は、大型量販店で豊富な品揃えがあるので、気軽に買うことができます。また、キャンプ場はあちこちにたくさんあるので、場所探しには困りません。今回利用したキャンプ場も、清潔なキッチン、トイレ、シャワーはもちろん、コインランドリーやプールまでそろっていて、とても快適でした。食材は冷蔵庫・冷凍庫で保存できるし、車で5分の所にはスーパーもある便利さ。ただ寝るのがテントなだけで、特にサバイバルな経験はせずに済むわけです。
キャンプ場は、テントやキャンピングカーで大賑わい。
 キャンプの最大のメリットはなにより費用が安いという点です(大人1人15ドル程度)。でも費用面だけでなく、ずっと外で過ごすというのはとても気持ちがリラックスできるということを発見しました。日ごろ、こんなにずっと外にいることはないので、いい経験ができました。
 その一方で「家」の有り難さも実感できました。夜、9時ごろに日が暮れると、ぐっと冷え込んでくるので、寝る時にはフリースを着込み、靴下もはいて、寝袋に潜り込む必要がありました。
 朝は日射しが暑いのと、鳥の声がうるさすぎて、7時過ぎに目が覚めました。プールで泳いだり、木陰で涼んだり、車で30分ほどの所にある夫の知り合いのファームを訪問したり、ワンガレイの滝でマオリの子供たちが川の流れに飛び込むのを眺めたり、夫は釣りにいそしんだり、とその日その日で気ままに過ごしました。また、近くの海辺のトレッキング(日本でいうハイキング)コースは片道45分ほどで、風景が美しく、とても楽しめました。ニュージーランドにはあらゆる所にいろいろな難度のトレッキングコースが整っているので、トレッキングは旅行に行った時の我が家の定番の楽しみになっています。
 とにかく天気がずっと良かったので、夏を満喫できましたが、このキャンプ場の難点は、くさかったことと、うるさかったこと。くさいというのは、近所の牧場から家畜たちのなんともいえないにおいが、風向きによって漂ってきたことです。そしてうるさいというのは、2日目からやってきた大学生ぐらいの若者たちが夜中まで騒いでいたことです。私は「うるさいなあ」と思いながらもすぐ眠れましたが、夫はかなりいらいらしていました。とはいえ、楽しかった方が上回ったので、2月の週末にもう1回ぐらい近場で行きたいねえと話しているところです。

トレッキング途中の眺め。

 キャンプ以外にも、オークランド動物園(日本よりずっと広く、できるだけ自然に近い環境を工夫している)に行ったり、娘の誕生日お泊まり会で3人の友だちに泊まりに来てもらったり(こちらの子供はたいてい自分用の寝袋を持っていて、布団の心配をしなくていい)、ホリデイ恒例の2週間のスイミングレッスンで息継ぎを修得したり、車で30分ほどの郊外で機関車の旅(といっても往復45分ですが)、オークランド博物館の人形劇の催しなど、あれこれとイベントやお出かけが盛り沢山でした。

急に思い立って出かけた「機関車の旅」。オークランド郊外にあるThe Glenbrook Vintage Railwayはボランティアによって運営されていて、夏の間日曜日と祝日だけ運行する。

 あと私の夏休みとして、夫が娘を見てくれている間に、映画The Lord of the Rings: The Return of the Kingを見ることができたのは本当にうれしかったです。英語文化圏では定番中の定番の原作であることに加え、ニュージーランドがロケ地となったので、こちらでは大変話題になっている映画です。私が高校生の時に読みふけった当時は、あまりの壮大さに映画化は無理、と言われていました。映画館で映画を見るなんて久しぶりで、3時間半があっという間に過ぎて、本当に夢のような時間でした。この映画、日本では題名が「ロード オブ ザ リング」になっているようですがちょっと疑問。いくつかある指輪の中で絶対的な力を持つ恐ろしい悪の指輪の話なのに、単数の「リング」じゃどうも意味が通じないと思うのです。複数形の「リングズ」が日本語になじまないなら、私が持っている古い文庫本の「指輪物語」というタイトルの方がいいような気がします。
 ちょっと横道にそれましたが、とにかく楽しかった夏休みでした。もしかしたら、娘以上に母である私が楽しんでしまったかもしれません。これで新学期へのチャージも出来たというものです。

夏休み最後に出かけたオークランド博物館で、パペットショーを見物。娘はこの博物館の子供向けの展示コーナーDiscovery Centresがお気に入り。
 <おまけ>我が家の年末年始の食事
★12月31日
朝食:シリアルで簡単に
昼食:サンドイッチ(車の中で移動しながら)
夕食:カレー(キャンプの定番。ただし御飯は冷凍を電子レンジで解凍したもの)
★1月1日
朝食:雑煮(結構おいしかったが、調理する夫は興味津々の視線にさらされていた)
昼食:サンドイッチ(ありあわせで)
夕食:バーベキュー(これもキャンプの定番。コインを入れて使うバーべキュー台を利用して海老やステーキなどを満喫)
★1月2日
朝食:トースト+オムレツ
昼食:ワンガレイの町に出かけ、フードコートで中華(娘は中華はいや、ということでサンドイッチ。こういう時、いろいろな店が集っているフードコートは便利)
夕食:トマトスパゲティ(キッチンで様子を見ていると、みんなこの程度の簡単なもの)
★1月3日
朝食:フレンチトースト(残りの食パンを片付けるため)
昼食:オークランドへ戻る途中の海辺の町オレワのレストラン「Ship & Anchor」にて(おいしいし、雰囲気もいいし、大満足)
夕食:手巻き寿司(帰りによったシティの魚屋で、刺身用マグロや定番サーモンを買って、自宅にて)。

トップへ | HeartLand-Hanamizukiのページへ | メイン | 今すぐ登録