〜〜(回想)〜〜 時は暗雲の闇に包まれていた時代。 場所はここではないどこか別の世界。 元はフリーの冒険者。過去は不明。 普通の人よりも少しだけ上手い剣術と、少しだけ使える魔法で困っている人を助けてきた。 そうした小さな人助けをしていた時、ひょんなことから聖剣と出会いその使い手となる。 人は彼を勇者と呼んでいたが、それが、自分の力ではなく手に持つ聖剣の力だということは彼が一番良く知っていた。 聖なる剣により、勇者と呼ばれるようになってからは世界を狙う巨悪と戦うことになる。 剣の力と集った仲間と共に幾多の戦場を駆け抜け、数多の国を救うに至る。 遂には長い眠りから蘇った暗黒龍を仲間達と共に倒し、世界に平和が訪れた。 ここに、彼らの冒険は終わったのだ。 さらなる強さを求め、武者修行の旅に出たドワーフ。 魔術の追求を最上とし、研究に再び没頭するウィザード。 幼い頃から夢、念願の医院を開いたプリースト。 相も変わらず金ではなく女性の尻を追い続けるシーフ。 各人がそれぞれの道を歩んでいく。世界に危機が来たら、再び集おうと約束をして・・・。 「これから・・・・どうすっかなぁ。」 冒険を終えて仲間と別れた後、彼は城下の宿屋で爆睡していた。 そんな彼の平和な時間に、何の因果か現代に飛ばされる。 そう、この世界にも危機が訪れようとしていたのだ!! でも・・・ 「ここは・・・・。って聖剣がないっ!?」 彼は聖剣をベッドの横に立てかけて置いたままだった。鎧も脱いでいた。当たり前だね! 頑張れルーファウス。聖剣無いけど。 〜〜(回想終)〜〜