ありゃりゃ、こりゃまたお恥ずかしい……お客様がた、これなるは吾が輩の屋敷の書庫では決してありませぬぞ!こちらは吾が輩の部屋にある、天袋の中の様子にございます。ま、吾が輩の書庫からあふれた本の数々が、一時的にこちらに収められていると考えていただければ正解ですわい。しかし――このままですと、天袋はおろか押入れの床板までも抜けるのではないかと、吾が輩本気で心配しております次第ですわい(本当ですぞ)。
吾が輩この世でなにが一番好きかと問われますれば、まずこちらを挙げまするな。“書物”と。
もちろん、他にもいろいろと愉しみはございます。ご婦人との優雅な語らい――これも楽しゅうございますな。インディーズ系のパンクのCDを聴く――これもまた、気がふさいだ時などはなによりの特効薬でございます。ですが、それらを差し置いても、吾が輩にとって書物はかけがえのない存在なのでございます。
ある時はさまざまな知識や遠くの土地のいにしえの出来事を。またある時は血湧き肉踊る昂奮や、心に沁み入る深い感動を、吾が輩に与えてくれまする……そうして書物と親しみ続けているうちに、いつしか吾が輩自身も文章をしたためる事に愉しみを見出すようになりました次第。
こちらでは、吾が輩イチ押しの書籍と作家さんを紹介ならびに品評させていただくと同時に、吾が輩の創作した小説も披露させていただきますわい。それでは、始めますでございますぞ!
1. 『傭兵ピエール』('99.9.12 Up!)
祝!第121回直木賞受賞(それは“王妃の離婚”でございますが)。
とまれ、この小説もスゴい!こちらも掛け値なしに大作でございますわい。“三島由紀夫”はなんだか筆がのらぬので、中止とさせていただきました。
あしからず、でございます(^^;)
さてさて、こちらの小部屋は、吾が輩が書き上げましたる小説を掲載する小部屋にございます。
基本的には歴史物がほとんどで、SFや現代物は残念ながら皆無でございますわい。中には当用漢字外の文字もありますので、場合によってはドット表示になっていることもあるやも知れませぬ(漢字作成ソフトを購入しておりますゆえ、印刷に関しては問題はないのですがな)。ともあれ、まずは無難なものから披露させていただきますわい。
※こちらの小説の著作権は、もちろん放棄しておりませぬ。
無断転載や転写、引用は厳にお控え願いますぞ。
こちらは、4年ほど前に作製した、原稿用紙80枚強の短編にございます。舞台は18世紀半ばのドイツ。ジャンルは……う〜む、おそらくファンタジーになるでしょうな。そもそもは、こちらの直前に書き上げたブラックな架空歴史ドタバタ・フィクションがけっこう友人たちにウケましてな。それに味をしめた吾が輩は、『今度は逆サイドのパンチをかましてやれ』とばかりに、打って変わって正攻法の内容や文章を構想し、実に三晩だけで書き上げたというシロモノにございます。それこそ、“中学校の教科書に載せられる小説”をコンセプトに書いてございますので、お集まりの紳士淑女のみなさまも、ご安心してお読みいただけますわい。して、これを読んだ友人の感想がこちら。
『そういう(ふざけた)気持ちで、こういった小説を書いてはいけない』
――ちなみに、ブラックな架空歴史ドタバタ・フィクションは、その後とある出版社に応募したのですが、結果は一次審査も通りませんでしたわい。つまり、洟もひっかけてもらえなかったというわけ。フン!でございますわ。
1999.8.21 (C)Mephistopheles von Muenchhausen