出火原因別の防火対策


出火原因で最も多いのが 『こんろ』 ということをご存知ですか?

中でも 「てんぷら油」 からの火災が後をたちません。原因の大半は消し忘れによるものです。
こんろでてんぷら油をかけていても、周辺に燃えるもの(例えば紙や布といったもの)がなければ火災は起きないと思っている方がいらっしゃいます。
しかし、てんぷら油は
370℃ に達すると 自然発火 します。
不意の来客や電話でその場を離れる時は、必ず火を消してから離れましょう。


火が衣服の袖などに燃え移る事故も多発しています。

エプロンや割ぽう着、アームカバーは防災品を使うことをおすすめします。


こんろは壁から15cm以上離して置きましょう。

近すぎると、徐々に壁に熱が蓄えられ、壁の中から 突然発火 するという火災も実際に起きています。


布巾はこんろから離れた場所にかけましょう。

こんろで暖かくなった空気が上昇しはじめると、上にかけてある布巾が落ちてしまうことがあります。それに気づかないでいると 布巾に火が! なんて危険性もあります。



余談ではありますが、
『うちはIHだから大丈夫よ!』 という思い込みはやめた方がいいでしょう。
独居老人の家などを訪問した際(特に個人的にお邪魔した時)に、
「うちはガスこんろじゃなくすべて電気にしてあるから火災の心配はないわ。」 とよく言われるのですが、それは違うと思います。
確かに確率としては低いのでしょうが、現にたこ足配線による火災等が発生しているのですから
『火を使わないから火災は起きない!』 という考えは間違いだと思います。
いつ、何が原因で火災が起こるか分かりません。「てんぷら油じゃないから大丈夫!」ということもありません。
どういう状態であれ、こんろから離れる時は
必ず火を消して離れる ということを心がけましょう。




もしもの時は?


てんぷら油による火災の場合

消火器で消す時は、油が飛び散らないよう壁に反射させて消火します。
消火器がない時は、濡れシーツなどで覆って元栓を閉め、そのままの状態で油の温度が十分に下がるまで待ちましょう。
決して直接水をかけたりしないように!!!


衣服に火がついた場合

地面に横になり、転がるようにして消します。立ったままだと勢いよく上に燃え広がり、全身火傷になってしまいます。



次に多い出火原因は 『たばこ』

タバコの火は 700℃以上!

寝タバコや投げ捨てはやめましょう!!!



最近は歩きタバコも処罰を受ける都市もあるように、タバコって火災の原因の他にも子供に火傷をさせたり、赤ちゃんが口に入れるなど危険がいっぱい!
健康にもよくないし、7月には値段も上がるし、いいことナシですね。(でもやめられない!)
我が家では喫煙場所は台所の換気扇の下、そこ一箇所のみです。子供が誤って口に入れるのを防ぐ効果もありますが、寝タバコや誤ってじゅうたんを焦がしてしまうなどということも防げて、これってなかなかいいこと!?と思ったりしております。
実際タバコを吸うお父さんの身になると、かわいそうではありますが…。
ある防災特集の本を見ていたら、「ガラスの灰皿に吸殻をためたままにしておくと、ガラスが割れる危険性があるのでご注意ください!」と書いてありました。
私もあまり意識していなかったのですが、これを見た日から極力吸殻をためないようにしています。(我が家の灰皿もガラス製だったのであります…)




もしもの時は?


布団に火がついた場合

消火器で消火した後、大量の水をかけるか、浴槽の水に十分浸して下さい。
見た目は消えていると思っていた火が、実は布団の内部で燻り続け、数時間後に再び燃え出す可能性があります。


カーテンや障子に火がついた場合

火が小さいうちは、水を叩きつけるようにかけると効果的。
水が間に合わない時は、カーテンは引きちぎり、障子は倒して足で踏んで消火しましょう。





そして 『放火』 (疑いも含む)も出火原因の上位に!!!

家の周りの整理整頓に努め、燃えやすいものを外に置かないことが大切。
ごみは収集日の朝に出す、自転車やバイクのボディーカバーは防災製品にするなど、まずは放火されない環境作りが大切。
マンションなどの上層階だから安心とも限りませんね。上層階の廊下での放火騒ぎは、過去に現実にあったことです。
放火犯は場所を選ばないということを、認識しましょう。




その他にもコンセントによる火災。
プラグをコンセントに差したままにしておくと、プラグとコンセントの間にたまったほこりや湿気が原因となり、そこから発熱し発火します。
これを「トラッキング現象」といい、部屋に誰も居なくても突然発火することもあるので、日ごろからコンセントの周りを掃除することが大切です。
特に普段隠れている冷蔵庫や洗濯機のコンセントも忘れずに!

私も幼い頃体験したことがありますが、一瞬の出来事でした。偶然にもその部屋に家族全員がいたので大事にはいたりませんでしたが、本当にあることなんだと身を持って感じました。

そしてたこ足配線も要注意です。
延長コードのコンセント部分には決められた電流の容量があり、それ以上の使用をすると発火する恐れがあります。
普段使わない機器のプラグは抜きましょう。(節電にもなりますよ!)
もし電気機器が増え時は、コンセントの増設を電気工事店に依頼しましょう。

以前よく聞かれた
『猫よけのために置く水入りペットボトル』
このペットボトルが虫眼鏡の役割をして、火災の原因になったという事故もありましたね。
ストーブの上に干している洗濯物、こたつの中に置いた洗濯物
熱せられた空気の流れで、ストーブの上に干していた洗濯物が落ちたり、乾いた洗濯物がこたつの中で熱せられ、発火する恐れあります。

日ごろ何気なく行っていることですが、今一度確認してみると火災を防ぐことになるかもしれませんよ!!!



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