イタリア旅行日記 (2000年5月23〜29日)

海外旅行はこれが2回目。3年くらい前に、初めての海外旅行でオーストラリアに行きました。それも団体で行ったので何の不安もなく、みんなの後にくっついて行くだけ。しかし、今回はそうもいかない。まずは安い航空券探しからスタート。なんとか、チケットも購入。あとはイタリアに向かうだけだー。

5月23日(火)

成田 10:25 発 の飛行機なので、8:00ごろ空港に着けるように、余裕を持って朝5:00に家を出発。久々の早起き。早く寝るつもりが、荷物整理で結局寝たのはAM 2:00。ワクワクしていてなかなか眠れず、4:10には起きたので、睡眠時間は1時間ちょっとかも。空港までは直通電車やバスがあったけど、前によく使っていた京成電車に乗って、懐かしい景色を見ながら行った。予定通り8:00ごろ空港到着。まずは航空券をもらいにカウンターに直行。航空券をもらうまでは不安だったので、手にした時はひと安心。まだ日本だし、カウンターのお姉さんも日本人なので、チェックインも何の問題もなく終了。席も窓側にしてもらったし、あとは飛行機に乗り込むだけ。出発ゲートに向かう前に、荷物検査と、金物をもってるとブーって鳴るゲートを通らなきゃいけないわけだけど、絶対鳴るのはわかってる。いつもベルトで鳴って身体検査される。だから今日もまた鳴るんだろうなと思いながら通ると、やっぱり”ブーーー!”って。両手を挙げさせられて、あちこち調べられる。何も持ってないってばーー。

まあ、なんとか飛行機に乗り込んだ。この飛行機はオランダのアムステルダム行き。周りを見ると、外人さんはもちろん、日本人も結構いた。席はどんどんうまっていくけど、私の隣には誰も来なくて、このまま誰も来なきゃいいのにと思っていたら、そうもいかず、外人のお兄さんが座りました。自分が窓側で、その外人さんは通路側。真ん中の席は誰もいなかったのでちょっとゆったり。これからアムステルダムまでの11時間45分、何をして過ごそう…ってことで、まず買ったばかりのサッカーマガジンを読むことに。いつもはたいして読まないのに、すみからすみまで全ページすべて読破。そして次はスポーツ新聞をこれまた、ほとんどを読み尽くした。映画もやってるけど、英語で何を言ってるかわからず5分ももたない。ウォークマンで音楽を聴いたり、持ってきた本なんて2時間で読み終わっちゃった。暇な中で唯一の楽しみの食事。きれいに残さずたいらげた。おやつにアイスクリームがでて嬉しかったのは私だけ?そう、隣に座った外人のお兄ちゃん、席に座ったらもう寝てばっかり。飛行機が苦手なのか、具合が悪そうに、前のシートに頭を寄りかからして、眠りっぱなし。食事の時に起きるけど、それ以外は熟睡。11時間45分の間、1度もトイレにも行かず、座りっぱなし。おかげで私もトイレを遠慮して最小限にとどめました。だって、あんなにぐっすり寝てるのに起したら悪い気がして…。結局飛行機の中でも全然眠れず、アムステルダムに到着。15:10の到着のはずが、少し遅れて15:30。で、今度はローマ行きの飛行機に乗り換えなきゃならない。次の飛行機は、16:35発。1時間もないので、あせりました。早く飛行機を降りようと思っているのに、隣りの兄ちゃんは着いたっていうのにまだ寝てる。いい加減に起きろー!こんなんだったら窓側じゃなくて通路側の方が良かったかもと思いながら、兄ちゃんに片言英語で、乗り継ぎで急いでるから先に行かせてと言って、飛行機を降りました。

さあ、ここからが大変。”アムステルダム・スキポール空港は理想的な広さと最新鋭の設備を誇る”と書いてあっただけあって、どこに行けばいいやら、さっぱりわからない。ちょうど、日本人のお姉さんがスチュワーデスさんに質問していたので、耳をダンボにして聞いていたらどうやら私と同じローマ行きの飛行機に乗るらしい。この人にくっついて行くことにした。ひたすら早歩きで進む、進む。お姉さんも立ち止まっては看板を見上げている。私はここで勝負に出た。お姉さんが看板を見上げている時に、勇気を出して空港のお兄さんに尋ねる。お姉さんの事は気にせず、とりあえず指を指す方向に行ったらチェックイン成功!あとは出発ゲートを目指して歩く。この空港はほんと広い。かなり歩いて、なんとかゲートに到着。間に合ったー。尾行したお姉さんもまだ来てない。”作戦成功だー!なんて、喜んでいたのでした。

さあ、飛行機に乗り込もうと思ったら、また荷物検査にゲートを通らなきゃ行けない。また、ブーーってなるよ、どうせ!係の人にベルトを見せてもう絶対鳴りますというのを強調してからゲートをくぐった。”ブーーーー!!”はい、ちょっと来てと呼ばれて、身体検査。ここはアムステルダムからなのか、今までにないくらい体のあちこちを触られ、調べられ、ズボンのすそまであげさせれ、「何も持ってないよー本当に!急いで歩いてきて、そんな暇ないっちゅうの。」って思いながら、両手を挙げて立っているのでした。やっと飛行機に乗り込めた。あと2時間もすればローマ。やっぱりここでも眠れず、ずーっと起きていた。だから、この前買った”トラベル6カ国語会話”を読む。英語だけじゃなく、イタリア語も載っていたので買ったわけです。そんなことしてたら、ローマに到着。はー、やっと着いたー。18:55。

ここからはTさんに言われた通りの行動をすれば、うまくいくはず。まずは両替、問題なし。そして、次は電車に乗らなきゃけないんだけど、どこに行けばいいかわからず、とりあえず看板をみながら電車のマークのある方を目指して進むと駅に到着。ここで初めてのイタリア語「ペル、テルミニ」と言って、テルミニ行きのチケットを購入。電車に乗る時に、もう1度確認。掃除中のお兄さんに本日2回目の「ペル、テルミニ?」直通なのであとは電車が止まるまで乗ってればいいから、もう何の心配もない。あとはテルミニ駅に着いたら、進行方向にまっすぐ果てしなく歩いて地下にある待ち合わせのマックに行くだけ。言われた通りひたすら歩く。かなり広い駅でびっくり。マックのマークがたくさんあって惑わされたけど、地下に降りたらあったあった。でも、まだTさんは来てないようなので、地下街を1周してみた。お店がいっぱいあって、おもわずアイスクリーム屋さんにみとれて、ボーっとしているところを名前を呼ばれて振り向いたら、Tさん、Rちゃん、二人そろっての登場にビックリ。テルミニ駅に着いてすぐに私を発見したらしく、ちゃんと待ち合わせ場所に行けるかどうか、声も掛けずに尾行していたらしい。全然気がつかなかったー。

テルミニ駅に向かう電車の中 Tさん&Rちゃんに尾行され… テルミニ駅 テラスで素麺をつつく

家を出発してからまる24時間経って、ローマに着いたのはPM 8:30。まず、びっくりしたのが陽がとても長いこと。夜8:00でもまだ全然明るい。3人でバスに乗って、さっそくローマ観光の始まり。昼間に見るのとはまた違って綺麗だよってことで、”トレビの泉”に。人がいっぱいで、とりあえず写真を撮るだけにした。コインはまた明日に投げよう!ってことで、バスで家に帰った。今日からお世話になるのは、Tさんが部屋を借りているイタリアのおばさんのおうち。おばさんは小柄でとてもかわいい感じの人で、日本からのお土産に、日本酒と素麺、そば、そして、相撲の絵が書いてある手ぬぐいを持って行ったらすごく喜んでくれて、嬉しかった。着いてすぐにテラスでお茶をごちそうになり、ちょこっとおなかがすいたので、Tさんが素麺をゆでてくれてみんなで食べる。 ローマの地図をベッドに広げて明日の予定をTさんにしっかりと聞いて、さあ寝ようっと。ダブルベッドに3人で仲良く並んで寝るんだけど、誰が真ん中に寝るかでジャンケン大会。だって真ん中はへこんでるだもん。負けたのはRちゃんでした。    

5月24日(水)

AM 9:00ごろに起きる。テラスにはもう朝食の準備ができていて、おばさんが呼んでる。目覚ましにとカプチーノをいただく。次に、おばさんが今絞ったのよと言いながら、特製生ジュースをついでくれた。トーストに、コーンフレーク、おばさん手作りジャム、ジャムだけでも4種類くらいあって、テーブルの上にはもういっぱい。11:00ごろ、3人で部屋を出る。今日はローマの町を観光!バスに乗ったところでTさんの携帯が鳴って、なんとTさんは急用ができて一緒に行けなくなってしまった。ローマの町を知っているTさんがバスを降りてしまい、不安になりながらもRちゃんと私2人で地図を片手にローマの町に向かいました。なんとか目的地のバス停で降り、まずは昨日夜に行った”トレヴィの泉”で、今日こそはと噴水の前まで行って、後ろ向きにコインを投げる。コインと言っても、日本円だけどね。これでまたローマに来れるぞ!次の目的地は”スペイン広場”。バスで行こうと思ったけど、どのバスに乗ればいいかがわからないので、こうなったら歩いて行こう!ってことで徒歩決定。地図を見ながら行ったら、いつの間にか目的のスペイン広場に到着。あの有名な”スペイン階段”には人がいっぱい座っていて、テレビで見たことある場面で、感動!もちろん私達もみんなに混ざって階段に座ったよ。

そのあとすぐに、変な日本語を喋る外人が私に寄って来て「おー、中田、名波!」とか言いながら、私とその外人はなぜか、ハイタッチ。「TOKYO?OSAKA?」と聞かれ、素直に「TOKYO」って答えてる私も私?次に、カラフルな糸で輪っかを作って、そこに指を入れろって言ってる。Rちゃんがお金を取られるからやめなって言ってるのに、ついつい指を入れてしまったら、どんどんその糸をすごい速さで編んでいって、あっという間に手首にミサンガを巻かれていました。そしたら、$5くれって。勝手に作っておいて金払えと言われても、はいそうですかと渡す気もなかったので、NOと言ったか、やだよーって言ったか忘れたけど、バイバイと言ってその場から退散。タダでもらっちゃった。Rちゃんに、「もう、気をつけてよー」って怒られた。以後、気をつけます!次に向かったのは、”ポポロ広場”。スペイン広場から直進すれば着くので、簡単に行けた。

トレヴィの泉の後にあるポーリ宮殿 トレヴィの泉にコインを投げる 有名なスペイン階段 ポポロ広場とポポロ門

次に目指すのは、”ナヴォーナ広場””パンテオン”。もちろん、歩いて。ナヴォーナ広場は古代ローマの競技場の跡で、縦260m、横50m、広場の中央には3つの噴水があって、周りにはカフェがあり、ローマっ子にも人気の広場らしく、人がいっぱい。すぐ近くのパンテオンは柱が何本も立っていて、まさに神殿って感じ。中に入ると天窓があるクーポラが覆っていて、そこから光が差し込んでいて、とても綺麗。ここで、別行動になってしまったTさんに連絡を取ろうと電話をすることに。日本だったら、携帯ですぐなのに、ここではそうもいかず、公衆電話を使う。テレホンカードがあるらしいけど、とりあえず持っている小銭でかけることにした。さっそく挑戦!と、思ったら、4のボタンが下に下がったまま戻ってこない。これじゃあ、ダメじゃんよーと文句を言いながら、とりあえず次の目的地の”ヴェネチア広場”に向かって歩いて、電話の看板を見つけたので、あらためて挑戦。コインを入れて押すけど、なんも言わない。次に1を押してから電話するけど、ダメ。きっと、また故障してるのかもよと電話のせいにして、次の電話を探して、またまた挑戦!200リラのコインを入れてかけるけど、さっきと一緒でダメ。そこでRちゃん、「もしかしてお金が足りないんじゃないの」って。よく考えたら、200リラなんて10〜20円。携帯にかけるのにそんなんでかかるわけない。500リラを入れてかけたら、つながりました。電話をかけるのにもほんと一苦労。途中、何度イタリア人に携帯を貸りようと思ったか…。

なんとかTさんに連絡がついて、ヴェネチア広場で待ち合わせ。ホッと一息。ずっーーと歩き続けていたので、のどがカラカラ。よく町で見かけるジュースに、アイスに、パンに色々売っているかわいい車があったのでジュースを買った。ほとんど一気飲み状態。美味しかったーー。待ち合わせまで時間があったので、もう少し観光。”フォロ・ロマーノ(古代ローマの街の中心)”を見渡せる丘に上がった。そこから見える遺跡はすごく綺麗で感動した。頑張って坂を登って良かった。そのあと、Tさんと合流して3人で向かったのは”コロッセオ”。ここは私が見てみたかった場所の1つ。コロッセオを目の前にして、すごい迫力にビックリ。こんな大きな建物を昔の人が建てたと思うと、驚きだー。そして楽しみだったのが、”真実の口”。「嘘つきが手を入れると食べられてしまう」という言い伝えのあるあれ。やっぱり、なんとなく怖くて手の先っちょだけ入れてきました。

ナヴォーナ広場 パンテオン ヴェネチア宮殿・広場 ジュースを買った車のお店
フォロ・ロマーノの遺跡群 同じくフォロ・ロマーノ コロッセオ 真実の口

このあとテルミニ駅に戻って、PIZZA屋に寄り道。自分の食べたい量を切ってくれる、量り売りのお店で、色々な種類があったけど、何味かわからず、見た目で決めたら普通のピザを買っちゃった。ちょっと食べるつもりが…。その後はコーヒー屋さん。立ち飲みのお店でエスプレッソを飲んだ。かなり濃くて驚いた。日本人がビックリするくらいのものすごい量の砂糖を入れて飲むのが普通らしい。もう少し奥に行くと、”サンタ・マリア・マッジョーレ教会”があるというので、行く事に。Tさんは夜にサッカーの練習があるので、ここでお別れ。またまた2人で行動。帰りのバスは迷わず乗れて、無事家に到着。今日はおばさんの特製ディナー。今日は歩きっぱなしで、だいぶ疲れたので、いっぱい食べれそう。ビールで乾杯して、おばさんが料理を運んできてくれる。トマトソースのパスタに、チキン料理、パン、サラダ。すごく美味しくておなかいっぱい。デザートのアップルケーキもかなりいける。幸せだー。Tさんが帰ってきた。けど、色々問題があってかなり落ち込んでいて、なんて声をかけていいか…。明日も一緒にでかけられないのかなー。今日も寝場所ジャンケン。昨日負けたRちゃんが、真ん中は動けなかっったよって。これは負けられない!と、思ったら、あっさり負けた。今日は私が真ん中で寝ました。

5月25日(木)

今日もいい天気だー!いつものように朝食は外のテラスでおばさんが準備してくれたコーヒー、パン、生ジュース、ヨーグルトなどなど。毎日のんびりとこんな朝食だったらとても幸せだなーなんて思う。今日もTさんとは残念ながら別行動。本日の予定はローマ観光の続きと、メインイベントとして”夕食はイタリア料理を外で食べよう”ってことになりました。何事も経験、経験!昨日の夜、Tさんに今日行く”サン・ピエトロ大聖堂”の情報を教えてもらい、準備も万全でRちゃんと2人だけで地図とガイドブックを持って10:30に家を出発。まずはバスでテルミニ駅に向かいました。ここでバスを乗り換えてサン・ピエトロに行く予定。だいぶバスも慣れてペチャクチャ喋っていたら、まだテルミニ駅に着いてないはずなのにみんなバスを降りてる。運転手までバスを降りて休憩し始めた。とりあえず、私達もバスを降りたらここはヴェネチア広場。あれれれー…。次の瞬間、バスのドアは閉まって行ってしまい、「私達間違ってないよねー!」と文句を言いながら、でも、ここでくじけないのが私達。まず、地図で居場所を確認して、とりあえず目的地のサン・ピエトロ大聖堂の方へ向かって歩いて、バスが来たら乗ることにした。歩いていると、さっそくサン・ピエトロ行きの40番のバスが後ろから来た。でも、近くにバス停がなくて乗るに乗れない。「何本も通ってるから次でいいねー」なんて言ってたら、2台目の40番バスがやって来た。またしてもバス停がない。くそっー…。「もうすぐ、バス停があるはずだよー」とさらに歩き続けると、3台目の40番バス。「うっそー…。」やっぱりバス停はない。結局、バス停まで行く間に3台のバスに追い抜かれ、やっと乗れたと思ったら、サン・ピエトロのかなり近くまで来ていました。そういえば昨日から私達はほんとよく歩いている。

今日の目的の一つ、サン・ピエトロの中の郵便局でハガキを出すと、サン・ピエトロの珍しい切手を貼ってくれると聞いたので、絵ハガキを買って友達に書いて送ることにしました。Tさんの情報で、絵ハガキはバスを降りてすぐ前にある店が安いよって聞いていたので、寄ってみました。良かったー、店がすぐわかって。だって、サン・ピエトロ情報は私1人がTさんから聞いたので私の任務なのです。そして、サン・ピエトロに向かいました。今までになくとても大きな建物でビックリ。広場には観光客がいっぱい。日本で言う”おまわりさん”らしき人が所々立っている。外人だからなのか、とても格好良く見える。ここでいつものように写真撮影。今回の旅では、Rちゃんのポラロイドカメラのカメラマンはなんと私。2人しかいないから当たり前っていえば当たり前?Rちゃん本人が被写体の景色にまぎれて、写っているかいないか微妙なところまで行ってから私がシャッターを押す。で、今回は建物がかなり大きいので、Rちゃんが景色にまぎれこむには私からかなり離れた所まで行かなきゃダメで、気がつくとどこにいるか本当にわからないくらいの所まで行っていた。その距離、100メートルくらいはあるね。写真も撮って、Rちゃんが戻ってくるのと写真の画像が出てくるのを待っていたら、さっきの格好いいおまわりさんが写真をのぞいてきた。なんか色々話し掛けてくる。たぶん、「何分くらいで写真はできるの?」って聞いてる。英語で言ってもよかったんだろうけど、私の唯一知っているイタリア語は数字の1〜10。せっかくだから、3の「Tre」って言ってみた。もちろん私の中ではこの「Tre」が「3分くらい」って意味です。まだRちゃんは戻ってこないし、せっかくなので、おまわりさんとイタリア語の数の数え方の1〜10までを復習した。「Uno、Due、Tre、Quattro…。」ちゃんと言えた、言えた!次に聞いてきたのは、「このカメラはいくらするの?」って。ちょうど持ち主のRちゃんが戻ってきたので、バトンタッチ。Rちゃんは電卓を出して、ちゃんと計算して教えてあげてました。仲良くなったついでに、カメラのシャッターを押してもらいました。

サン・ピエトロの入り口は5つあるそうで、1番右には”25年に1度の聖年だけ開く聖なる扉”があるのですが、その”25年に1度の年”がまさに今、2000年なんです。これはくぐらないわけにはいかないでしょう。で、歩いて行くと門がでてきた。2人して「これかなー、じゃあ願い事しながら通ろうね」って緊張してゆっくり通ったら、奥にもっと重みのある大きな扉を発見。人が立っていて、いかにも”聖なる扉”って感じ。今私達がくぐったのは、ただの鉄でできた扉というより門でした。危なく、手を合わせて通るところだった、恥ずかしー。気を取り直して、聖なる扉をくぐりました。でも良く考えたら、前回この扉が開いたのは25年前、自分が1歳の時だし、今度開くのは25年後で51歳。ちょうどこの2000年にローマに来れたって言うのは、すごく幸せだなーって思いました。中に入るととても広く、壁の装飾や彫刻が綺麗でした。天井を見上げると、大きくて綺麗なクーポラが見えて、そこの頂上まで行けると聞いたけど、結局どこから登れるのかわからず、あきらめました。

サン・ピエトロ広場、大聖堂 25年に1度しか開かない聖なる扉 大聖堂の中、光がさしこむ 上を見上げるとクーポラが

次に向かったのは、郵便局。ここでしかない切手があるので絵ハガキを友達にだすことにしました。昨日の夜、Tさんに場所を聞いたのですが、私の記憶だと今来た道を戻って、右側にあるはず。でも、行っても行っても郵便局はなく、おばさんに聞いた方に行っても、ポストがあるだけで郵便局がない。案内所で聞いてなんとか郵便局に着いた。そこでさっき買ったばかりのハガキにメッセージを書いて、切手を貼って出しました。そのあと、近くの”サンタンジェロ城”に行く途中、ジェラード屋さんがあったので、アイス好きの私はもちろん食べました。コーヒー味とレモン味(3000リラ)。ほんと美味しい!毎日食べたいくらい。歩いて行くと見えてきました、これまたでかい要塞が。そこから今度は昨日行った”ポポロ広場”に昨日、見逃した”双子の教会”を見るために移動。もちろん、歩いて。川沿いをずーーーっと歩いてやっと到着。昨日、今日と歩きっぱなしの二人はだいぶお疲れ。広場のベンチで40分くらい休憩しながら、夕食をどうするかを話し合いました。どこのお店もディナーは19:00からが普通だそうで、ただいまの時刻は16:00。とても19:00までは待てそうもない。ガイドブックに載っているお店の中で、気になる店が2軒あって、1つはスペイン広場の近くでここからそんなに遠くないはずだけど18:30から。もう1軒は少し遠くで川を渡っていくんだけど本によると17:00からになっていて、今の私達にはもってこいの店。とりあえず、まだ時間があるのでスペイン広場の近くの高級ブランド街に行く事にした。あまり興味はないんだけど…。

同じ方向なので、ついでに気になるイタリア料理の1軒目のお店を探す事にしました。結構、あっさり見つかったのですが、残念ながら改装中らしく断念。ってことで、2軒目の店に行く事に決定!ブランドショップをのぞいてから向かうことにした。GUCCI、BVLGALI、FENDI…とてもじゃないけど、自分達が入って行ける雰囲気ではない。妹に頼まれたPRADAは日本人も結構いて入りやすかったけど、値段がわからず本当に見るだけになっちゃいました。今の私達には、ブランド品よりもパスタ、ピザ!チェック済みの17:00からやっている2軒目のお店に向かいました。もちろん歩いて。距離はあるけどバスは使わず頑張りました。ちょうど店に着いたのが、17:20頃。テーブルにはフォークやスプーンやグラスが並んでいるけど店内は真っ暗。おじさん1人しかいなくて、開いてるんだか準備中なのか不明。店の人に聞いてみたら19:00からと言われ、まだ1時間以上もある。ブーブー文句を言いながら、今の私達にはこの場で1時間以上も待つ気もなく、昼に歩いていて見かけたお店に行く事にしました。私達ももうお疲れで、会話も少なくなってきた。足は重いわ、腹は減るわで、イライラ気味。Tさんに「結局、立ち食いピザですましちゃうんじゃないのー」って言われてたので、2人で「それだけは絶対やめようねー、せっかくイタリアまで来たんだからお店で食べよう!」と誓ったのでした。

で、なんとかそのお店に到着。店の人が窓を拭いていて、もしかしてまた準備中と思いきや、どうぞ!と案内してくれました。はー、やっとごはんだー。時刻は18:10。他にまだお客さんはいなくて、私達が1番乗り。メニューを見るとさっぱりわからない。PIZZAとかPASTAとかわかるけど、どんな味の物なのかがわからないので、適当に頼みました。前菜、ピザ、パスタはカルボナーラ、サラダ、デザートに本場のティラミス、食後にエスプレッソ。注文はもちろんRちゃん。なんとか今日の大きな目的の一つをクリアしました。とりあえずビールで乾杯!歩き疲れた私達にはこのビールは最高にうまかった。料理もピザも美味しかったし(結局見た目普通のピザかな、スパイシーソーセージがのっていてピリ辛)、カルボナーラは日本のクリームっぽいのとは違って、タマゴで炒ってあっさり風で全然クリームドロドロしてない。日本の味に慣れてしまってるからか、ちょっと物足りなかったかな。ティラミスはほんとうまい!これが本場のティラミスかーと感動しながら食べました。で、これでいくらかと言うと、2人で64000リラ。日本円で1人2000円でおつりがくるくらい。これだけ食べてこの値段は安いでしょ。ほんの1時間くらい前までは疲れ果てて無口な2人だったのに、さあ歩いて帰ろうか!なんて言うくらい、今はもう大満足で元気、元気!失敗したといえば、お兄さんに「料理を全部一緒に持ってきますか?」って聞かれて、なんとなく「はい」と答えてしまって、せっかく前菜とか頼んだんだから順番に持ってきてもらえばよかったねーってことぐらい。お店の人もいい人だったし、雰囲気も良かったし、大成功! 21:30に帰宅。おばさんに今日の出来事を話して、「ジェラードが美味しかった」と言ったら、冷凍庫からアイスを出してコーンにのっけて作ってくれました。Tさんも練習から帰ってきて一緒に食べた。これが結構おいしい。今日も1日楽しかったー。寝る前に、第3回寝場所決めジャンケン大会、Rちゃん、私ときたら順番的に今日はTさんのはず。見事期待に応えてくれてTさんが真ん中でした。っていうか、ここはTさんの部屋なんだけどね。明日は3人でおでかけなので楽しみー!

サンタンジェロ城 双子の教会 念願のイタリア料理を…

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