本官と借金
本官は自己破産者である。
負債総額は約600万円。うち、サラ金の借金が200万円である。

本官の借金の歴史は、そんなに古くは無い。

初めての借金は、クレジットカードのキャッシングだ。
ATMから、たしか3万円を借りた。
最初は、ドキドキした。
翌月に一括返済したが。

自衛隊除隊後、本官は事業を始めた。
プログラマの派遣事業だ。
こう書くと大げさだが、派遣されるのは本官自身、従業員など1人もいない。
ほどなく契約がとれた。当時はまだITバブルであった。
契約金額は
月額¥500,000円
である。

しかし、派遣の売上は2ヶ月後決済のため、振り込みは60日先だ。

本官は、またキャッシングを利用した。

だが、自衛隊というところは、ハッキリいってぬるま湯である。
それが、民間のキツイ労働についていけるわけがない。

本官は、ストレスの解消の為に


ギャンブル
に走った。

月に50万円の収入があったが、何も考えずに遊びまくった。
当然、そんなことをしていれば入金日前に現金が底をつく。

本官はサラ金にはじめていった。

おそるおそる窓口にいくと、優そうなお姉さんが終始笑顔で対応してくれた。

本官は、金を借りた立場なのに、お姉さんは
「ご利用ありがとうございました。」
と、爽やかに送り出してくれた。
「なーんだ、サラ金なんて、こんなものなんだ。」

その後、本官はATMで利息だけを返済し、残金は遊興費に使った。
そうなると、また現金が底をついたとき、サラ金に行く。
結局4社になり、利息だけ
月額¥80,000近く
になった。

それでも、月収50万円近くあるので返済は苦にはならなかった。
しかし、一抹の不安はあった。

結局、事業は失敗し借金だけが残り、自己破産により債務を整理した。

借金も財産のうち

これはウソだな。
いや、
負債総額 数億円
くらいなら、財産かも知れない。

しかし、一般庶民はサラ金に
100万円
でも、借金があれば、かなり生活に負担がかかる。

商工ローンの事件から、法定金利が約29%に引き下げられた。

しかし、そのおかげで正規業者の審査基準が厳しくなり
法外な金利をとる業者
が、言葉巧みに近づいてくる。

本官も、破産したため官報に氏名・住所が掲載されたので、
そのような業者からDMが山ほどくる。

たしかに、サラ金も正しく使えば便利であり、それほど害悪ではないはずだ。

本官は
クレサラ被害者
という言葉は嫌いである。

お前は、どんな顔をして金を借りたのだ?

借金は、タバコや麻薬と同じで依存性がある。
依存してもいい。
だが、物事には卒業という言葉がある。

卒業してから、はじめて自分の糧となるのだ。

借金中毒のみなさん。
早く卒業できると、いいですね。

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