テントでセッション・鑑賞記

      まえがき
○NHKにテントでセッションという番組がありまして、
渋谷のNHK構内にある大きなテントの中で、
毎週ウィークリーゲストの方が、毎日色々なゲストの方と
対談をする、という内容の番組です。
で、この番組は「スタジオパーク」同様公開生放送をしてます。


○で、5月のはじめに放送予定を見ていますと、
6月1日に岸田今日子さんと渡辺謙さんが対談される、
と書かれていたので、遊び半分で応募した所、
幸運にも(と言っても、結構定員は多いみたいですが)
入場券を貰うことができたので渋谷まで見に行くことにしました。

        
前日から放送前まで

○で、前日学校の授業が終了してから京都駅へ向かって、
京都駅から東京行きの夜行バスに乗りました。
京都駅を夜十時ちょうどに出発しまして、名神の工事や
途中での地震などありまして、30分遅れの6時半頃に
東京駅の八重洲口に到着しました。

○それから、ちょっと用事を済ませて、
9時ちょっと過ぎに渋谷のNHKに着きました。
で、入り口を確認して10分くらい辺りをぶらぶらしてから、
戻るともう並んでいる方がおられましたので
こちらも格段することがないので並びました。
結局、9時半少し前から並んで開場まで1時間半くらい、
並んでいました。

○開場は10時半。
この週(岸田さんがウィークリーゲストの回)は
毎回見ていたのでスタジオの作りは分かっていましたが、
とりあえず一番前の座席に座りました。
お客の入りはまずまずで、ほぼ満席という所ですか。

○スタジオ自体は、まあ普通の作りと言いますか。
カメラが五台ありまして、あとは進行担当の方が、
スケッチブックに「御家人斬九郎」とか
話題を書いてアナウンサーに見せるお仕事。
放送開始の数分前に、司会の岸本アナウンサーが
ステージにおいでになっていよいよ放送開始です。

         
本番
○11時ちょうどに放送開始。岸田今日子さんと渡辺謙さんご登場。
渡辺謙さんは、ピンク色のスーツ(ご本人曰く、
吸血鬼カラーらしい)で登場されました。
そして、岸田今日子さんが下お読みになり、
渡辺謙さんがそれにあわせて笙(しょう)という
楽器を吹かれました。お二人の息はぴったり合っていて、
独特の雰囲気を作り上げていました。

○でオープニング映像が入りまして、
この後岸本アナウンサーのご挨拶とお二人のご紹介。
続いて、岸田さんと渡辺謙さんのトークに入ります。
まずは、最初の詩と楽器のお話です。
岸田さんは、ご自分が詠まれた詩の話をされて、
次は渡辺謙さんが笙(しょう)のお話で、
ちょっと「炎立つ」のお話もされました。

○渡辺さんが演劇集団「円」に入った頃のお話の次に、
楽しみにしていた「御家人斬九郎」の映像が流されました。
僕は、この番組で渡辺謙さんと岸田今日子さんの
ファンになったので嬉しかったです。
第四シリーズはほとんど見れなかったので、
3年振りくらいに「御家人斬九郎」の映像を見れました。

○放送されたのが第三シリーズのお話で、
残九郎(渡辺謙さん)が妙にまともな人間になったので
不審に思ったお母さんの麻佐女さま(岸田今日子さん)が
調べさせた所、残九郎が道場破りで金稼ぎをしていた、
というお話の最初の映像です。

○個人的には「おはようございます母上」というあまりに
渋い声のまともな挨拶と、一緒にご飯を食べている時に
麻佐女さまに向ける輝かしいばかりの笑顔が、
却って胡散臭さ爆発なのですが、やはり渡辺謙さんの
演技はうまいですね。全体的には、コメディータッチの
場面なので映像を見ている渡辺さん、岸田さんともに
笑顔を浮かべておられました。

○この後は、お二人の「笑い」の話から、
タイトルの「演ずること」いう内容のお話になりました。
岸田さんの「おもしろいことをしたいの」という台詞が
印象的でした。

○この後、岸田さんのお父さんである
劇作家の岸田國士さんのお話に移り、
日本の作家のものを演じていきたい、という
岸田さんのお話に渡辺謙さんが岸田國士さんの
戯曲に関する感想をおっしゃいました。
それに岸田さんとお父さんの関わり合いなど。
続いて岸田さんと渡辺謙さんの普段の関わり合いなど。

○このあと、今月に新宿の紀伊国屋サザンシアターで
岸田さんと渡辺謙さんが共演される舞台
「永遠パートU」のお話に移りました。
ここでは、舞台稽古の風景なども映し出されて
斬九郎とはうって変わってお二方の真剣な
やり取りを見ることができました。
このも、舞台に対するお二人の熱い想いを
感じることができました。

○また岸田今日子さんは、渡辺謙さんがご病気で
倒れたときは血がすうっと引いたように感じたと言われて、
今はこんなに元気になってくれて、ととても嬉しそうに
言っておられました。その時の岸田さんの想いが、
なにか母親のそれのような印象を受けました。

○そして、一週間のまとめみたいな感じで、
岸本アナウンサーと岸田さんのトークに、
渡辺謙さんが絶妙なつっこみを入れて無事終了しました。

        
感想とか
○はっきり言って、放送が始まった時から
緊張していて頭の中がぼけっーとしていて、
ただ「渡辺謙さんがこんなに近くで
話してるんだ」ということだけで、
なんか頭の中が一杯になっていました。

○とまあ、これだけで終わる訳にも参りませんが、
本当に緊張していました。放送開始前は、席に
座っていると落ち着かずスタジオの中を
うろうろしていたのですが、いざ放送が始まり、
岸田今日子さんと渡辺謙さんが出てこられると、
意識は既に別世界に行ってました(爆)

○というか、最前列と言ってもステージまではそれなりの距離が
ありますから、テレビで見ているほどよく見える訳ではありません。
しかも、こちらは近頃目が悪くなる一方なので、
むしろ隣にある大きなモニター画面を
見ていることの方が多かったです。

○それこそ渡辺謙さんの「あっ、岸田今日子だ」では
ありませんが、「あっ、渡辺謙さんだ」という意識が
ありまして、あこがれの俳優さんである渡辺謙さんと
岸田今日子さんが間近で話しておられる、という
状況自体がどこか夢心地という感じではありましたね。

○そんな半ば夢心地の状況での感想を少々。
まず「御家人斬九郎」の映像が流れた時。
あまりに神妙極まって、それが余計に胡散臭さを
感じさせてくれる場面でしたが、渡辺さんと
岸田さんのやり取りの間の巧さ、とでも言いますか。
そういう演技は改めてお二人の演技力を感じました。
そして、その映像を見ているお二人の表情も
なんとも言えず楽しそうな感じがしました。

○舞台「永遠 彼と彼女パートU」の映像は、
お二人の舞台への情熱をひしひしと感じさせてくれるもので、
本番の日を楽しみに待ちたいと思う様になりました。

○それと、間近で見て感じたことは、渡辺さんと
岸田さんの仲の良さ、という絆の強さというか。
岸田さんが渡辺さんのことを「謙ちゃん」と呼んだり、と
テレビでは見ることのできない岸田さんの地の部分を
感じることができました。そして、岸田さんがお話をしている間
微笑ましげに見ているお姿が何とも言えず良かったです。