イカす元彌さん
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2002/08/03 能楽協会、元彌からの事情聴取断念
遅刻やダブルブッキングなどトラブル続きの狂言師、和泉元彌(28)に対し、事情聴取 に応じるよう求めていた社団法人能楽協会(東京・高田馬場)は、元彌からの回答がないとして事情聴取を断念、元彌抜きで除名手続きを進める方針を2日、明らかにした。
能楽協会は7月10日に「8月の7日か8日の午前8時から午後8時までの間の1時間話し合いたい」という旨の書留速達を元彌に郵送したところ、「公演があるので出られない」との回答が“和泉流二十世宗家”の肩書で届いたという。その後も「回答はファクスでもいい」との内容証明を東京の自宅に送ったが、2日までに回答がなかったという。
能楽協会では、元彌のトラブルを調査する審査会を設置、元彌本人の言い分をくむうえでも事情聴取を実現させる方針だったが、「回答がないのは協力する気がないという こと」(関係者)。元彌の母、節子さん(59)は7月下旬に2度回答をしたと主張している が、「自己の正当性を述べた手紙で、こちらの回答になっていない」。
今後は、今月中にも審査会を開いて除名問題を討議、9月4日開催の定例理事会に諮り、臨時総会で脱退勧告か除名が決まりそうだ。能楽協会から除名されると、他の狂 言師の協力が得られず、舞台公演に支障が出ることもある。
2002/08/02 お騒がせ元彌、ついに協会初の「除名」か
宗家継承問題やダブルブッキング騒動を起こしている狂 言師、和泉元彌(28)の処分を審議する能楽協会調査審 議委員会(片山九郎右衛門会長)は2日までに、元彌が 事情聴取に応じないとして調査を断念した。処分は委の 決定に基づき、9月4日の能楽協会理事会にかけられるが、同協会初の「除名」は避けられない情勢だ。
審議委員会幹事の藤田六郎兵衛氏によると、同委は、元彌に対して8月7、8日に事 情聴取を行いたいとする書類を送付したが、元彌側は「公演があるため出席できない」 と回答。委員会側では文書で質問書を送付し、7月31日を回答期限にしていたが、元彌の代理人の弁護士から文書が届いただけという。
藤田氏は「代理人の回答も、先方の主張を一方的に言うだけで、質問に対する回答になっていなかった」と、調査打ち切りの理由を説明。
「委員会で処分が決まれば、能楽協会内の正式機関の決定だけに9月の理事会の議 題に確実になる。処分に関しては厳重注意などの可能性も残されているが、聴取にも応じない態度などから、最も重い除名処分になる情勢は必至でしょう」と話した。
2002/07/31 W杯選手の慰労パーティーに出席
狂言師、和泉元彌(28)が30日、都内ホテルで行われたW杯選手の慰労パーティー『2006 ドイツへの旅立ち』(主催・2002年W杯推進国会議員連盟)に特別ゲストとして出席した。
日本サッカー協会・川淵三郎会長、Jリーグ・鈴木昌チェアマンに続き予定より約30分 遅れてステージへ。「何かとお騒がせの和泉流二十世宗家、和泉元彌です。日韓W杯が 大盛況に終わり、国がひとつになることは、とても素晴らしいことだと思いました」とあいさつ。Wブッキング騒動のピンチを切り抜けた自信からか、遅刻などどこ吹く風と、喜色満 面で和泉流に伝わる「旅立ちの唄」を熱唱。約1000人の参加者がア然、ボー然とする中、さっそうとホテルを後にした。
2002/07/30 損保CM打ち切りへ
宗家継承問題や公演のダブルブッキングなど、騒動が 相次ぐ狂言師、和泉元彌(28)が、イメージキャラクターを 務める保険会社「あいおい損保」のCMを打ち切られ、近くイメージキャラクター契約も切られる方針であることが30日までに分かった。
元彌は平成12年秋に同社のイメージキャラクターに起用されたが、昨年末からスキャ ンダルを連発するようになり、「まだあの人を使っているの?」などと営業現場で苦情が顧客から寄せられていたという。
スポーツ紙の取材に同社では、「保険会社は信用と信頼が第一。イメージがマイナス になっては困る」と、5月末でテレビCMや新聞広告などの自粛を決め、今秋で満了とな る契約も更新しないことにしたという。
元彌は同社以外に、紳士服の企画・販売会社「アオキインターナショナル」のイメージ キャラクターも務めているが、同社も契約更新は検討中といわれている。

2002/07/29 一難去ってまた一難
公演のダブルブッキングに伴う“世紀の大移動”(27日) を成功させた狂言師、和泉元彌(28)。難関をクリアし、 少しは騒ぎも収まると思いきや、宗家問題をめぐって、元 彌が新たな動きを見せていることがわかった。ホント、懲りない一家で−。

元彌は29日までに、自身の除名を能楽協会に申請した和泉流職分会代表幹事の井上祐一氏(60)に対し、「7月末日をもって破門したい」などとする内容証明を、同会の野村萬会長(72)に送付していた。

井上氏は、「萬会長からお聞きしましたが、あきれて話になりません」と一刀両断。さら に、
(1)元彌は協会や宗家会から宗家と認められていないので、破門する資格がない
(2)井上氏のマスコミ対応が昨今の混乱を招いたとしているが、井上氏の言葉は個人的なものではなく職分会の総意で、個人攻撃はおかしい−
とする内容証明を近日中に 元彌側代理人に送付することを明かした。

一方、27日の岐阜県可児市から東京・新宿への大移動は、約400キロを1時間59 分というギネス級のスピードでクリアできたが、その陰ではさまざまな人の協力も。
まず、元彌一行が前夜泊まった可児市内の旅館では、「宿泊客の歓迎板も出さず、泊まるのを知っていたのは幹部2人だけ。従業員にも秘密にしていました」と、混乱回避に 務めた。
さらに元彌の母、節子さん(59)の時間繰り上げ要請を拒否していた主催の可児市が 当日、開演を5分早める配慮。これで順調な滑り出しに。
名古屋空港へのヘリ移動では、当初使う予定のヘリポートではなく、日本ライン下り観 光船乗り場の駐車場を使ったが、これも大挙押し寄せたマスコミ対策。
「ヘリのプロペラの風圧は大きく、取材しようと近づくと本当に危険なんです。取材され る方の安全も考えて、離陸する地点を隠しておきたかった」と中日本航空。
そして、羽田空港から新宿までの移動では、運転手が信号無視、速度違反もものとも せず、任務を遂行した。
2002/07/27 “世紀の大移動”を迫真リポート
狂言師、和泉元彌(28)が、約3時間の間に岐阜県可 児市の文化創造センターから東京・新宿コマ劇場に移動 する“世紀の大移動”が27日行われた。ダブルブッキング 騒動に端を発し、ヘリコプターと小型ジェット機まで使って の一大イベント。本番では、予想された行程が変わり、追うマスコミに混乱もあったが、 無事時間内に新宿に到達した。緊迫の7・27をリポートする。

とにかく、いい天気で最高ですね。私は舞台人。可児市でいい舞台をみせて、コマで もいい舞台をみせる

27日朝、宿泊先のホテルのロビーで、元彌は夕刊フジの取材に自信をみせた。母親 の節子さん(59)も「無事につくように頑張りますので、よろしくお願いします」。
午前9時10分すぎに可児市の公演を終え、午後0時半のコマ劇場公演「天翔ける獅 子−義経と弁慶」の開演まで、約3時間以内に約400キロを移動する、アクション映画さながらの大空輸劇。

この日のスケジュールは別表の通り。出発地点の可児市文化創造センターには、大移 動の元彌を見ようと(?)、招待客ら約1000人が詰めかけ、「市には狂言友の会もある で、元彌さんは何回か見ております。さわやかな青年で、楽しみにしています」(50代の 主婦)と人気も上々。

報道陣約50人が早朝から待ち構えるなか、元彌は午前8時前会場入り。同センター のこけら落としとなる公演では、元彌が約15分、狂言を無事披露。元彌は公演衣装を 着替え9時11分、会場を出て、入り口に待たせた車で、センター近くの日本ライン観光 船乗り場の駐車場へ。

その後をマスコミの車が追跡したが、当初は市内のフランス料理店所有のヘリポート を利用する予定が急遽(きゅうきょ)変更され、一部のマスコミは巻かれる形となった。
駐車場から飛び立ったヘリは約15分で名古屋空港に着陸、同空港からはセスナ社製 の小型ジェット機で、絶好の飛行日和となった快晴の空を一路、羽田空港へ。
その羽田では、小型機が発着するANA第3ハンガーゲートに報道陣が殺到していた。 追跡用の車、オートバイ計約30台も待機するなか、元彌を乗せたジェット機は10時30 分に着陸。
間もなく、ゲートの外に待たせていた黒塗りのワゴンハイヤーに駆け込み、出発した。 機内で舞台衣装に着替えるという話もあったが、時間に余裕が出たか、元彌は洋服のままだった。
その後、一斉に追うマスコミとの“カーチェース”も展開し、信号無視もしながら、空港西 ICから首都高へ。午前11時10分、元彌はついに新宿コマ劇場にたどりついた。実に4 00キロを2時間で翔け抜けた。
元彌は車中でメークを終えており、白塗りの顔で車を降りると、一言、「ありがとうござ います」。節子さんも「誠意を尽くしました」と語り、劇場入りした。
この大移動ではヘリ、小型ジェット機内での密着取材も行われた。大阪・毎日放送(TB S系)の情報番組「リアルタイム」(土曜午前8時)で、記者兼カメラマンの1人が同乗し た。
この日の放送では、会場を出るところまでを中継したが、前夜に収録した元彌と、節子 さんへのインタビューも放送。元彌は今回のダブルブッキングについて、節子さんに「バカじゃないのか。今度やったらクビを切りますよ」と“警告”する一幕もあった。9月14日 にも、もうひとつのダブルブッキングがあるのだが…。

◆和泉元彌“世紀の大移動”ルート
9:00−9:10 岐阜県可児市の市文化創造センターで、こけら落しの狂言公演を披露
9:11−9:15 創造センターから車で同市今渡にある日本ライン観光船乗り場の駐車 場へ移動
9:20−9:50 ヘリに搭乗し、愛知県豊山町の名古屋空港へ
10:00−10:30 小型ジェット機で、東京大田区の羽田空港へ
11:00−11:10 車で首都高羽田空港から新宿インターを経て、新宿歌舞伎町のコマ 劇場へ
12:30 「天翔ける獅子−義経と弁慶」公演午前の部開演
2002/07/27 協会の質問状、元彌回答“拒否”
 能楽協会からの除名問題に揺れる狂言師の和泉元彌(28)が、協会が内容証明で郵送した質問状に対する回答を拒否していることが26日、分かった。協会は元彌側からの返答期限を25日に設けていたが、なしのつぶて状態。いったんは「除名処分に」との発言も出たが、返答期限を今月いっぱいまで延ばす“温情措置”を決定。いずれにしても元彌が回答拒否を続けるのであれば、除名処分は必至の情勢だ。

 「実に不誠実な対応だ」――。協会関係者が怒りをあらわにした。協会が23日に郵送した2度目の内容証明への返事が全く来ない。「どういうつもりだ」とあきれ返るばかりだ。関係者によると、能楽協会は今月3日に行われた定例理事会で「和泉元彌審査会」を設置直後、元彌側に8月中に行う審査会への出席を求める内容証明郵便を送付した。

 協会は審査会が開催可能な具体的な日時を2日間提示。もし元彌側の都合がつかない場合は、代替案として出席可能な日時を示し、今月20日までに返事をするように求めていた。しかし、元彌側からは締め切りぎりぎりの20日夜に「その2日間は出られません。別の日をお願いします」と欠席の意思だけを伝える電報が届いた。

 協会は「詳しい理由が説明されていない」「出席可能な日が提示されていない」と激高。23日にこの2点の質問事項が書かれた内容証明とファクスを板橋区内の元彌の実家に再送。25日いっぱいを締め切りとしたが結局、元彌側からの連絡は来なかった。これを受けて協会は26日、弁護士と今後の対応を検討。「連絡がない以上、元彌さんなしで審査会を開くしかない。厳しい決断になる」としながらも「(27日の)ダブルブッキングで忙しいでしょうし、今月いっぱいまでは待とう」と温情措置を決定。

 それでも協会関係者は「協会は宗家と認めないと言っているのに、(最初の内容証明への)返事には“和泉流二十世宗家”と書いてある。これは挑戦的だ」と怒りが隠せない様子。「このまま返事が来なければ、退会勧告か除名処分の2つの選択肢しかない」と、文字通りの“最後通告”を突きつけた。

2002/07/24 綱渡りの移動を楽しむ方法
 狂言師、和泉元彌(28)のダブルブッキングに端を発した27日の岐阜県可児市公演から東京・新宿のコマ劇場公演への大移動まであと3日。天候も懸念される中、芸能マスコミ報道なども過熱、ネット上では世紀の大移動を「楽しむ会」まで発足した。

 約400キロにわたる大移動。関係者によると、当日のコースは可児市の市文化創造センターでの公演を午前9時15分ごろに終了後、車で移動し、市内のヘリポートから小型ヘリで名古屋空港に移動。9時40分ごろに双発ヘリに乗り換え、11時40分ごろに東京・木場のヘリポートに着陸し、タクシーで12時30分の開演15分前にコマ劇場に到着する−というもの。

 コマ公演「天翔ける獅子−義経と弁慶」で義経を演じる元彌は、「衣装合わせと化粧もヘリの中で行う予定」(関係者)の意気込みだ。
 ただ、ぎりぎりのスケジュールにマスコミの過熱ぶりもあり、運航関係者は「時間に間に合うのはもちろんだが、安全面も大事。過熱報道には困惑している」。
 天候も不安材料だ。24日現在の予報では、当日の岐阜県の天気は曇りだが、日本の南海上を、強い台風9号が徐々に北上しており、台風の影響などで今後、天候が崩れることも予想される。
 無事、着陸後も「タクシーの移動も問題。給料日後の土曜日ですから、高速も一般道も込んでいる可能性が高い」と公演関係者は心配する。
 まさにがけっぷちの大移動は、インターネット上でも話題沸騰だ。「2002年7月27日を楽しむ会」というウェブサイトも開設され、予想移動経路や登場地点、所要時間予想を掲載。一緒に行動したい人向けの計画案までが示されている。

 23日には、商標登録「和泉流二十世宗家和泉元彌」をめぐって、和泉流職分会が特許庁に無効確認の審判請求を行うことを決めるなど、新たな展開も見せているが、元彌は「27日のことで頭がいっぱい」とも。
 大移動直後の公演は「通常の日よりも、かなりお客さまが入っています」(コマ劇場関係者)というが、果たして−。
2002/07/24 伝統文化をわが物にする悪意に満ちた事例
 狂言師、和泉元彌(28)が「和泉流二十世宗家和泉元彌」を商標登録している問題で23日、和泉流職分会(野村萬会長)の井上祐一代表幹事(60)と野村万之丞幹事(42)が都内で会見。特許庁に対し、商標登録の無効を求める審判請求を起こすことを明らかにした。遅刻やWブッキングなどトラブル続きの元彌。とりまく環境は、さらに厳しくなりそうだ。

 狂言師、和泉元彌(28)が、「和泉流二十世宗家和泉元彌」を商標登録している問題について23日、和泉流職分会の井上祐一代表幹事と野村万之丞幹事が都内で会見。特許庁に対し、無効を求める審判請求を行うことを明らかにした。

 元彌は故十九世元秀氏の嫡男だとして宗家継承の正当性を主張しているが、井上氏は「宗家継承にあたっては、永年の伝統として流儀内の総意が必要。その手続きが全く踏まれていない」と反論。野村氏も「商標登録で自らを守ろうとしている。日本の伝統文化をわが物にする悪意に満ちた事例だ」と批判した。

 一方、元彌は東京・新宿コマ劇場での主演舞台終演後、「難しいことはわからない」とコメントし、足早に去った。

 元彌は現在、東京・新宿コマ劇場で、座長公演「天翔ける獅子−義経と弁慶」に主演中(28日まで)。27日には、注目の岐阜・可児市文化創造センターのこけら落とし公演とのWブッキングを迎える。9月14日にも岡山・山陽学園大学と長野・大町市文化会館での公演のWブッキングが待ち構えており、息つく暇はない?
2002/07/24 和泉元彌の商標登録に無効審判請求
 人気狂言師の和泉元彌(28)が「和泉流二十世宗家」を商標登録したことについて、和泉流職分会(野村萬会長)は23日、特許庁に対して無効審判を請求する方針を明らかにした。
 同日、都内で職分会の井上祐一代表幹事、野村万之丞幹事が記者会見。「メディアで宣伝しながら既成事実として大衆に認知させ、批判を受けると商標登録で自らを守ろうとしている」と、元彌を批判した。
 元彌側が父元秀氏の嫡男だとして宗家継承の正当性を主張していることについては「和泉流は3派の連合体で成り立っており、彼らの言う万世一系は大きな間違い。宗家継承は流儀内の総意が原則で、元彌氏は手続きを欠いている」と反論した。
 職分会は今年3月、社団法人能楽協会に元彌の除名を申請。同協会は審査委員会を設置して調査を進めることを決めている。
 なお、新宿コマ劇場で公演中の元彌は「見ていないので、何もわかりません。できれば話し合いの場を持ちたい」とコメント。
2002/07/20 またWブッキングで尻拭いは姉2人
 狂言師、和泉元彌(28)に再び発覚した新たなダブルブッキング問題で19日、各主催者が困惑の声をあげた。
 問題の仕事は、9月14日に長野・大町市文化会館で午後2時から4時まで行われる狂言の公演と、客員教授をつとめる岡山・岡山市の山陽学園大学で午前10時30分から午後3時40分まで教べんをとる「日本芸能論」の夏季集中講義。
 同大広報によると18日夕方、元彌の母・節子さん(59)から連絡があり、節子さんは講義出席の条件を提出したというが「のめる条件ではない」と再検討を依頼。節子さんは元彌の代わりに姉2人だけの講義を提案したとみられる。
 一方、大町市文化会館の担当者は「公演を委託しているプロモーターに節子さんから『やります』と連絡があった。予定通りでなければ納得ができない」と話している。はたしてどう決着をつけるのか。
2002/07/19 またWブッキング
 またWブッキング!狂言師、和泉元彌(28)が、9月14日に岡山と長野で“同日同時間帯”に仕事を入れていることが18日、分かった。岡山側は「変更は認めない」と態度を硬化。和泉家側の対応が注目される。 元彌が客員教授を務める山陽学園大学(岡山市)での集中講義「日本芸能論」が午前10時半−午後3時40分と同6時−9時。長野県大町市文化会館での公演「和泉流狂言」が午後2−4時と重なっている。
 「きょう(18日)知って驚いた」という同大では急きょ幹部会を開いて対応を協議。「和泉家からの連絡を待ちたい」と結論を先送りしながらも、講義(12−15日の4日間通しで受講料1万円)の受講者が100人以上集まっており、「スケジュールの変更を提案されても受け入れられない」としている。
2002/07/18 またダブルブッキング発覚!
 狂言師、和泉元彌(28)に、新たなダブルブッキングが18日発覚した。9月14日に行われる岡山市・山陽学園大の集中講義と、長野県大町市の同市文化会館の公演。
 講義は「日本芸能論」で、元彌は14日、岡山市内で午前10時半から午後3時40分まで狂言を実演、その後、同大でも実演する。
 田中睦朗入試広報部長は、「昨年9月の段階で決めた。信頼関係を裏切ることはないと確信している」と話し、「Wブッキングは他人事と思っていたが…」と二の句が継げない様子。
 一方、大町市文化会館の公演は「和泉流狂言 和泉流20世宗家和泉元彌狂言ライブ&トーク」で午後2時から1時間半の予定。こちらも昨年9月に実施が決まり、平林圭司・大町市文化会館館長は、「チケットも販売しており、中止はない」と説明。「何かと話題のある方だから、注意を払うよう企画会社には念を押していたのに」とも。
 この事態に元彌は18日、ワイドショーなどの取材に「Wブッキングにはあたらない」などとコメントした。
 今月27日、岐阜県可児市の公演と東京・新宿コマ劇場のWブッキングでは母親、節子さんの発案によるヘリ移動などでしのぐ予定。公演の役にちなみ「義経の名にかけてたどりついてみせます」と大見えを切る元彌だが、今度ばかりはピンチだ。
2002/07/18 綱渡り公演に「妙な自信」
 狂言師、和泉元彌(28)が17日、東京・新宿の新宿コマ劇場で、座長公演「天翔ける獅子−義経と弁慶」(19−28日)の通し稽古を行い、今月27日の岐阜県・可児市文化創造センターと同劇場とのダブルブッキングに伴う移動に、「義経の名にかけてたどりついてみせます」と大見えを切った。
 ヘリとビジネスジェットをチャーター、約400キロを移動する計画を立てているとされるが、元彌は「経路はすでに決定してますが、何があるか分からないので」と詳細は秘匿母・節子さんと2人で2億6000万円の保険に加入したと伝えられたことにも、「本当にかけてるのか、受取人が誰かも分かってない」と答えを濁した。
 天候次第で空路移動が不可能になるだけに、「人事を尽くして天命を待つ。お天気になるよう祈ってください」と弱気な面ものぞかせていた。
2002/07/18 Wブッキングでの大移動に自信
ダブルブッキング騒動の渦中にある狂言師、和泉元彌(28)が17日、東京・新宿コマ劇場の主演舞台「天翔ける獅子−義経と弁慶−」(19日初日)の通し稽古を行い、同所で会見した。
 27日朝に岐阜・可児市のイベントに出演し、同昼に同劇場の公演を行うかけ持ちが発覚。移動が間に合うか注目されているが、報道陣から「間に合いますか?」と聞かれると「義経の名にかけてたどりついて見せましょう」と自信を見せた。
 移動方法は、ヘリコプター利用は認めたものの、詳細な経路は明かさなかった。また、母・節子さんと2人で2億6000万円の保険に加入したとされる点も、「新聞を見た人から聞いただけ。本当にかけてるのか、受取人が誰かもわかってない」とはぐらかした。
 無事たどりつけるがどうかは「人事を尽くして天命を待つ」といい、最後は「今までの心掛けが悪ければ、これからの心がけを良くして、天気がよくなるよう祈っててください」と、救いを求めていた。
2002/07/10 元彌ママ、タダでは起きないド根性!
 依然解消されない狂言師、和泉元彌(28)のダブルブッキング問題。27日の岐阜県可児市から新宿コマ劇場への移動にヘリコプターとビジネスジェットを使うプランがあるが、ここにきて次なる仰天計画(?)が浮上した。元彌の母、節子さん(59)が、この「世紀の大移動」をマスコミに独占取材させようとしているというのだが…。
 「当初、節子さんは可児市を甘く見ていた。事情を話せば、30分ぐらい繰り上げてやってもらえるだろうと思っていた。だが、可児市側にもメンツはあり、他の出演者にも失礼になると、再三の交渉にも譲らなかった」(節子番リポーター)
 苦肉の策としてヘリなどの利用となったが、総額300万円ともいわれる費用は当然、和泉家側で持つことになる。
 だが、転んでもただでは起きない。節子さんが今、次の展開として考えているのが、大移動の独占密着取材だという。
 「前例のない大移動ですから、当日は大騒ぎになる。そこで、ヘリ、ビジネスジェットの相乗りなどを含め、移動に1社だけを密着取材させるという話で、すでに親しいワイドショースタッフに持ち掛けているようです」(テレビ関係者)
 企画としてのおもしろさはもちろんだが、金銭的な狙いも…。
 「同行取材となれば、ヘリなどの費用の一部はテレビ局側が負担するでしょうし、独占取材の謝礼も考えられる」
 実現すれば、多少は和泉家の負担も軽くなるはずだが、「いくら独占できるといっても、節子さんの話にうかうか乗ったら、取材した方まで反感を買いそう。相乗りするマスコミが現れるかどうかは疑問です」と芸能リポーター。
 27日の天候次第では肝心のヘリが飛ばない可能性もあり、この騒動、まだまだ目が離せない。
2002/07/05 協会の“事情聴取”について「コメントできない」
 狂言師の和泉元彌(28)が座長を務める大阪・梅田コマ劇場公演「天翔ける獅子〜義経と弁慶〜」が4日、初日の幕を開けた(15日まで。東京公演は新宿コマ劇場で19日から28日まで)。
 熱演後に会見した元彌は、社団法人能楽協会が前日の3日、内部に審査委員会を設置し、元彌から“事情聴取”する方針を決めたことについて、「まだ(協会側から)連絡をもらっていないので、この段階ではコメントできない」と表情を引き締めた。
 人間国宝でもある片山九郎右衛門理事長(71)が「彼(元彌)は宗家ではない」と批判し、審査の結果によっては協会除名も辞さない姿勢を示したことについても、「自分の耳で直接聞いていないので」と繰り返した。

 一方、27日の新宿コマ劇場公演と岐阜県可児市でのセレモニー出演のダブルブッキングに関しては、母親の節子さん(59)が明らかにしたジェット機などによる大移動計画で「何も問題はない」と強調した。
 元彌の東京公演は、新宿区歌舞伎町の新宿コマ劇場で19日から28日まで。
2002/07/04 元彌がけっぷち! 能楽協会除名処分も
 宗家継承問題にイベントのダブルブッキング問題と、狂言師・和泉元彌(28)の相次ぐお騒がせに、人間国宝までがみこしを上げた。社団法人能楽協会は3日、東京・高田馬場の同協会本部で開いた理事会で、審査委員会を設けて元彌に対する処分の検討を決めた。
 審査委員会には、片山九郎右衛門理事長(72)と宝生閑理事長代行(68)の人間国宝2人を含む8人が名を連ね、8月中旬までに元彌から事情聴取、次回9月4日の定例理事会までに結論を出すことで一致した。
 理事会後に会見した片山理事長は、「会員の和泉元彌君がみなさまにご迷惑をかけ、おわび申し上げます」と陳謝。元彌に対して、「宗家ではない。能楽協会のイメージダウンにつながり、残念です」と厳しく批判し、「協会は親ぼく団体ではない。審査委員会の場でそう言うのであれば除名ということもある」と除名処分も示唆した。
 審査会メンバーで能楽宗家会の藤田六郎兵衛幹事(48)も、「彼の態度いかん。今後一切(トラブルを)しないというなら厳重注意になるし、除名なら臨時総会で決定する」と強硬な姿勢。審査会の場が元彌にとって最後の正念場となる。
 同協会は昭和20年9月の創設以来、除名処分を出した例はないが、元彌が除名処分第1号になる可能性は強まってきた。
2002/07/04 除名第1号か 協会、我慢の限界で不快感あらわ
 元彌、絶体絶命の大ピンチ!? トラブル続きの狂言師、和泉元彌(28)に対し、社団法人能楽協会は3日、審査会(仮称)を設置して元彌の除名処分を本格的に検討することを決めた。都内で会見した人間国宝の片山九郎右衛門理事長(72)は、「会員の和泉元彌君が皆様にご迷惑をかけ、おわび申し上げます」と元彌に代わって謝罪。同協会は昭和20年9月の創設以来、会員に除名処分を出した例はなく、元彌が除名第1号となる可能性が出てきた。
 ドタキャンやダブルブッキング問題など度重なる元彌の不祥事に対し、能楽協会の我慢もついに限界だ。
 東京・高田馬場の能楽協会本部で会見した片山理事長は、「元彌君のドタキャンやダブルブッキングは、能楽協会のイメージダウンにつながり残念です」と苦渋の表情を浮かべながら、元彌への不快感をあらわにした。
 この日、同協会は月1度の定例理事会を開き、22人の理事が出席。その中で元彌のトラブルに対処する審査会(仮称)の設置を決めた。同協会によると、同審査会は8人の委員から構成。今月中旬から来月中旬までの間に、元彌をこの審査会に呼び、二十世宗家継承問題やドタキャン、ダブルブッキングなどのトラブルについて、事情聴取する方針という。
 同協会は5月1日の理事会で、元彌騒動の事実関係を把握する調査委員会の設置を決定。その調査結果や、能楽各流派の宗家でつくる任意団体「能楽宗家会」から届いた元彌問題に対する返答、さらに事情聴取に対する元彌の態度などを踏まえて、除名するか否かの結論を出す。
 片山理事長は「(元彌は)二十世宗家を名乗っているが、それはあくまでも“自称”。先輩の胸を借りて狂言を勉強するのが先だ」と元彌の芸の未熟さを指摘。能楽宗家会幹事の藤田六郎兵衛氏(48)も、27日の岐阜・可児市と新宿コマ劇場のダブルブッキング問題に言及しながら、「舞台を務める人間は謙虚でなければいけない」と改めて元彌を批判した。元彌の除名処分は審査会の審査後、臨時総会の議決をへて理事長が決定する。次の定例理事会は9月4日。「それまでに結論を出したい」(藤田幹司)という。
 しかし、除名処分が出されても、狂言活動自体への拘束力はなく、自称「二十世宗家」を名乗って公演をするのは自由。ただ、同協会創設以来、初めての除名処分となれば、イメージダウンは避けられず、元彌が得意とするタレント活動やCM出演に悪影響が出るのは必至だ。
★初日を控えけいこに専念で報道陣に対応なし
 元彌は3日、大阪・北区の梅田コマ劇場で初座長公演「天翔ける獅子」(4−15日)の初日を前に舞台げいこに専念し、報道陣には対応しなかった。
 この日は第3部「グランドショー 四季の絵姿」のけいこを行い、姉の和泉淳子、三宅藤九郎とともに舞を披露。客席後方で長女、采明(あやめ)ちゃんを抱いた夫人の晶紀さんが見守る中、歌手デビュー曲「SIGNAL」も舞台初披露した。
 元彌は4日の初日の終演後、会見を行う予定。なお、東京公演(新宿コマ劇場)は19日から28日まで。
■能楽協会 能楽界の伝統と秩序の維持と興隆をはかるため、第2次世界大戦直後の昭和20年9月に創設された。能楽を職能とする者(能楽師)で、シテ方五流(観世、金春、宝生、金剛、喜多)、ワキ方三流(高安、福王、宝生)、太鼓方二流(観世、金春)、狂言方二流(大蔵、和泉)などで構成。日本全国で約1600人が所属、能楽の普及に努めている。和泉元彌も会員の一人。
2002/07/03 綱渡りの岐阜→東京公演大赤字
 狂言師、和泉元彌(28)が、27日の東京・新宿コマ劇場と岐阜県可児市文化創造センターの公演をダブルブッキングした問題で母・節子さん(59)が3日までにヘリコプター移動などによるウルトラCで問題解消するプランを明らかにした。
 節子さんは2日に可児市役所を訪れ、文化創造センターの公演に約束通り午前9時から出演することを確約。午後零時半開演の新宿コマ劇場に間に合わせるため、空路を使うことを決定した。
 プランによると、文化創造センターでの式典を元彌は9時15分に終了後車で約10分の可児西ヘリポートへ車で移動。そこからヘリで約20分の小牧(名古屋)空港で、ビジネスジェットに乗り換える。東京への所要時間は約50分。首都高を使って新宿までは30−40分で到着。移動時間は約2時間で、コマ公演に間に合うという。
 しかし、移動経費はヘリが50万円、ビジネスジェットが250万円。可児市のギャラ(100万円)では赤字に。また、雨天ではヘリが飛べない場合もあり、当日になってみないと、プランが成功するかどうかは…。
2002/07/03 Wブッキングでヘリコプター移動
 狂言師、和泉元彌(28)が、東京・新宿コマ劇場公演と岐阜県可児市の式典出演が重なったWブッキング問題で、式典の開始時間の繰り上げを同市に断られた元彌の母・節子さん(59)が2日、同市役所を訪問。予定通り午前9時から元彌が出演することを約束し「ヘリコプターとビジネスジェットを使って東京に戻る」と“ウルトラC”の解決策を明かした。総費用は300万円。可児市のギャラは100万円。ずさんなスケジュール管理で200万円の損が出た
 元彌のスケジュールを管理する節子さんは、この日午前、可児市役所で山田豊市長と面談し、27日の可児市文化創造センター開館記念式典を予定通り午前9時から上演する確認書を交わした。節子さんは、その後、大阪市内で会見。空を移動することになっただけに「天気がよいことをひたすら願っています」と、晴天を懇願していた。
 節子さんによると、式典セレモニーで元彌が出演するのは、冒頭の約15分間。その後、車で約10分の可児西ヘリポートへ移動。ヘリコプターで約20分の小牧(名古屋)空港へ向かい、ビジネスジェットに乗り換えて約50分で東京・羽田空港へ到着。羽田から首都高速で新宿へは30〜40分。9時15分に可児市を出発後、約2時間(午前11時15分)で新宿コマ劇場に到着予定だ。同劇場昼の部の開演時間は午後零時半。すべてが順調に運べば、座長公演には余裕で間に合う。
 節子さんは「命がけの仕事になっちゃったんですよ〜」と、笑顔でイメージの回復をはかったが、振り回された可児市の関係者は、あきれ果てた様子がありあり。この日も“ダブルブッキング”問題に関する説明や謝罪は一切なく、同市役所で会見した山田市長は「もっと和やかな話し合いで結論を出したかった」と疲労困憊(こんぱい)していた。
 同じく騒動に巻き込まれた新宿コマ劇場は、事情説明を含めて、3日にも会見を行う。
 はたして損失は200万円だけだったのか。金には換算できない“信用”を失ってしまったのでは?
 ◆能楽協会に元彌の除名申請をしている和泉流職分会「除名申請とは関係ありませんが、元彌さん1人の問題ではなく、狂言界全体のイメージダウンになることが心配。モラルの問題です。節子さんのプロデューサーとしてのスケジュール管理にも問題があるんじゃないですかね。可児市のイベントは、4年前から分かっていることなんですから」
■騒動とは 元彌の初座長公演(19−28日、東京・新宿コマ劇場)と、27日の岐阜県可児市文化創造センター開館記念式典への出演が重なっていたことが発覚。式典は午前9時から、同劇場昼の部は午前11時開演で、2時間弱で約400キロを移動するのは困難なことから騒動に。同劇場は開演時間を午後零時半に変更。節子さんは可児市に式典の開始時間を30分繰り上げるよう要請したが、拒否された。
2002/07/02 Wブッキング問題、抜き差しならない状況に
 元彌ピンチ! 狂言師、和泉元彌(28)が、来月27日に、東京・新宿コマ劇場公演と岐阜県可児市のイベント出演のWブッキングが発覚した問題で、式典時間の繰り上げを要請された可児市が1日、元彌側に“拒否通告”した。新宿コマ公演には間に合わなくなる可能性が大きく、同劇場も対応に追われるなど困惑。あまりの非常識ぶりに元彌の道義的責任を問う声も高まっている。
 元彌が27日に出演する可児市文化創造センターではこの日、母親の節子さんに対し、電話で予定通り午前9時から行うことを通告。追って文書でも通知する。先月28日、節子さんは可児市役所を訪れ公演時間の繰り上げを懇願していたが、これをキッパリと拒否した格好。これに対する節子さんの回答はなかったという。
 このスケジュールでいくと、元彌は午前9時から式典に出席し、「三番叟」を舞う。出演時間は約15分。終了後すぐに車もしくは名鉄でJR名古屋駅に向かうことになる。所要時間は約1時間。午前10時20分発の同駅発新幹線「のぞみ」にぎりぎり間に合うかどうかという分刻みの移動になる。
 仮に「のぞみ」に乗れたとしても東京駅着が正午。そこから新宿に向かえば、30分前後はかかる。先月28日、新宿コマ劇場は、2回公演の開始時間をそれぞれ1時間半と1時間繰り下げて午後0時半と午後5時にすることを発表した。関係者は「こういう前例は聞いたことがない」としており、前代未聞の変更といえる。だが、結果的にそれでも間に合わない可能性が出てきたわけだ。
 ダブルブッキングと取られても仕方がないスケジュールを組むことだけでも問題だが、新宿コマの舞台は座長公演だ。共演者、スタッフに対してかける迷惑も大きい。新宿コマ劇場は対応に大わらわだ。可児市側が時間を繰り上げなければ同劇場への時間通りの出演は、かなり難しくなる。関係者によれば、「さらに開演時間を30分繰り下げる話も浮上している」という。同劇場宣伝部では「現在は検討中としかいえません。早急に結論を出します」と困り果てている。
 また、時間がずれることで、来られなくなるファンが出る可能性もある。チケットを購入したファンに対する裏切り行為にもなりかねない。元彌の道義的責任は重い。
2002/07/02 猿之助はシークレットブーツ「履きません」
 歌舞伎俳優、市川猿之助(62)が1日、東京・歌舞伎座7月公演「南総里見八犬伝」(3日初日)の舞台げいこを同座で行った。恒例の宙乗りも披露した猿之助は「場内が明るいので、お客さまの気をいただける。暑さを吹き飛ばすような元気印の歌舞伎をやりたい」と抱負を語った。
 同じ伝統芸能の和泉元彌が、何かとトラブルを起こしていることについて、報道陣から「助言を」と振られると、「そんな立場ではないが、答えは芸が出してくれる。そう思って頑張るしかない。私はそう肝に銘じている」とキッパリ。
 身長詐称疑惑については「私も低い方だから苦労して、しょっちゅうごまかしている」と告白。「高い靴を履いた方がステージでは芸が大きく見える。足袋の中に物を入れて上げ底にしたり、長袴の中で高い下駄をはいたり…」と種明かし。だが、「ふだんはシークレットブーツは履きません」と話していた。
2002/07/01 Wブッキングの綱渡り
 狂言師・和泉元彌(28)が7月27日の東京・新宿コマ劇場と岐阜県可児市文化創造センターの公演をダブルブッキングした問題で、元彌の母・節子さん(59)から公演時間の繰り上げ申し入れを受けていた可児市側は1日、申し入れを断り、「当初の時間通りでお願いします」と元彌側に連絡した。
 同市の山田隆治総合政策課長は「検討した結果、当初通り午前9時からの開演を希望していることを伝えた。市政20周年を兼ねており、抽選までして1000人の観客を呼ぶことになっている。返事は近日中にいただけると思う」と話している。
 可児市公演の終了予定は9時20分。節子さんの要望で、時間を繰り下げた新宿コマ劇場公演の開演は午後零時半。3時間10分で果たしてコマ劇場に到達できるのか、見ものである。
2002/07/01 アッコに身長サバよみバレた!
 “身長サバ読み疑惑”が浮上していた狂言師、和泉元彌(26)が30日、TBS系「アッコにおまかせ!」(日曜前11時45分)に生出演。ナマ測定に挑んだ。
 これまで「身長は171センチ」と主張してきた元彌。この日は1ミリでも高くしようとしたのか、“ベッカムヘア”で登場。裸足で電光表示板付きの測定器に乗り身長を測ると、表示された身長は168.5センチ。実際は2.5センチ低いことが実証された。
 思わぬ結果に元彌は、顔をこわばらせつつ、「(以前)測って出たのがそれ(171センチ)だった。これからは168.5センチにします」と誓った。
2002/06/30 「母のダンナになる覚悟あるのか」
来月27日に東京・新宿コマ劇場公演「天翔ける獅子」(19−28日)と岐阜・可児市での公演が重なり、新たな騒動が持ち上がっている狂言師、和泉元彌(28)が29日、関西テレビ系「いつでも笑みを!」(土曜前8・30)に生出演。元彌は、可児市側が式典の開始時間の繰り上げに難色を示していることには触れず「両方ともがんばります」と繰り返していた。
 また、和泉家の「二十世宗家」継承問題の内紛について、「もう一人(宗家の)候補に上がったらしいんですが、世襲制って戸籍で継がなきゃいけないわけですから、その人は母のダンナになる覚悟があるのか」と挑発的な発言も飛び出した。
2002/06/29 解決アピールも市は「合意してない」
 狂言師、和泉元彌が、7月27日昼前に東京・新宿コマ劇場と岐阜・可児市での公演が重なっていた問題で、コマ劇場側は、当日昼の部の開演時間を1時間半遅らせ午後零時半からにすると発表した。元彌の母、節子さんは「(可児市には時間を)30分上げていただいた」と円満解決をアピールしたが、可児市の担当者は「合意していません」と否定。元彌の移動手段は車や名古屋発の新幹線とみられるが、新宿コマには本当に間に合うのか?
2002/06/28 また“ダブルブッキング”…400キロを2時間で移動!?
またまたトラブル?狂言師、和泉元彌(28)が、7月の主演舞台の公演日に別の仕事を入れるという“ダブルブッキング”をしていることが27日、分かった。
 問題の仕事は、7月19日スタートの東京・新宿コマ劇場「天翔ける獅子〜義経と弁慶」(28日まで)の27日の公演。この日は午前11時と午後4時の2回公演だが、同じ日に予定されている岐阜・可児市文化創造センターのこけら落し公演への参加を決めていた。
 同市によると式典は午前9時に始まり、元彌は地元出身の国会議員や市民ら約1000人の前で狂言を披露する予定。元彌サイドとは1年前に口頭で約束したという。出演時間は冒頭の10分というが、可児市から東京の劇場まで約400キロを2時間弱で移動するのは困難だ。
 新宿コマ劇場は「(可児市の件は)まったく知らなかった」と驚いた様子だったが、「公演は予定通り行う」とし、一方の可児市も「こちらは大丈夫だと思ってます」と出演を信じている。
 当の元彌は大阪・梅田コマ劇場での「天翔ける−」(7月4〜15日)の稽古のため同市内に滞在中だが、待ち構える報道陣を避けるように姿を消し、この件についての対応はなかった
2002/05/12 「かわいいまな娘」の写真をテレビで初公開
 家元継承問題などの渦中にある狂言師、和泉元彌(27)が11日、毎日テレビ系「リアルタイム」(土曜前8・0)で先月28日に夫人の晶紀さん(33)が出産した女児の写真を初公開した。
 ビデオ出演した元彌は「皆さまに訂正をさせていただきます。かわいいまな娘の体重を間違えておりました」と、9日に講演先の兵庫・姫路市で自ら「3140グラム」とした体重を「3134グラム」と訂正した。晶紀さんが病室で赤ちゃんを抱いている写真も披露し、「もうすっかり母親の顔」と話していた。週明けにも名前を発表する予定。
能楽宗家会が事態収拾へ
05月31日(金)
・能楽宗家会、元彌に“母親離れ”勧告 (夕刊フジ)
・和泉元彌の宗家継承問題で能楽宗家会が事態収拾へ (サンケイスポーツ)

05月29日(水)
・和泉元彌、宗家会聴取の気になる中身 (夕刊フジ)
・元彌、宗男氏…たけし毒舌全開 (スポーツニッポン)
・宗家会幹部のもとへ元彌“初出頭” (スポーツニッポン)

05月22日(水)
・元彌、“シークレットブーツ”疑惑を一蹴 (夕刊フジ)
・和泉元彌が明言「能楽宗家会と話し合いの場を持つ」 (サンケイスポーツ)

05月12日(日)
・和泉元彌「かわいいまな娘」の写真をテレビで初公開 (サンケイスポーツ)

05月11日(土)
・元彌騒動の火種、和泉家の知られざる過去 (夕刊フジ)

05月10日(金)
・和泉元彌がまたもや遅刻…観客はあきれ顔 (サンケイスポーツ)
・和泉元彌の妻・羽野晶紀さんが女児を出産していた! (サンケイスポーツ)

05月09日(木)
・和泉元彌、“逆ギレ”をマスコミに謝罪 (夕刊フジ)

05月08日(水)
・和泉元彌、マスコミに逆ギレの怒り (夕刊フジ)
・「話すこと何もない」和泉元彌、報道陣の質問に逆ギレ (サンケイスポーツ)

05月07日(火)
・和泉元彌、新たに中国でブーイング (夕刊フジ)

2002/04/02 公演ドタキャン
 今年2月に、奈良県での公演をテレビ出演のため2時間半遅刻した狂言師・和泉元彌(27)が、3月19日に北海道・音更(おとふけ)町で行われた狂言公演をドタキャンしていたことが2日、明らかになった。和泉家側は当日になって、「発熱のため行けない」と主催者側に連絡。しかし、同夜にTBS系で放送されたスケートの世界フィギュア長野大会のキャスターを務めていた。主催者側は「苦情がたくさんきており、納得のいく説明をしてほしい」とカンカンだ。

発熱のため行けない」はずが…
当日夜TV出演

今年2月、東京・文京区のフォーシーズンズホテルで「花と狂言のコラボレーション 花に舞う」に出演した時の和泉元彌  狂言和泉流の二十世宗家が、今度は公演をドタキャンした。
 十勝平野のほぼ中央にある人口約4万人の町で、「和泉元彌狂言公演」のチケットが売り出されたのは昨年12月。音更町文化センターによると、和泉家から連絡があったのは公演当日だった。「熱が出て、体調を崩したので行けなくなった」午後7時からの公演は、姉の和泉淳子(32)と三宅藤九郎(祥子=29)が務め、母・節子さん(59)のトークショーもあったという。しかし、元彌の休演を会場で初めて知った観客も多く、窓口には苦情が相次いだ。
 和泉家側はおわびの意味も込めて、4月27日に振り替え公演を行うことを舞台上から観客に約束。ホール側は同じチケットで4月公演も観賞できる措置を取ったが、約30人が払い戻しを求めたという。
 しかしその当日、元彌は東京・赤坂のTBSで、午後11時55分から放送された世界フィギュアの番組にスタジオ生出演。これにホール側は態度を硬化させた。「翌日、テレビを見た観客の方から苦情がたくさんきました。こちらはテレビに出演することは聞いていませんし、納得のいく説明を求めているところです」和泉家は24日から英国狂言で、話し合いは中断している状態だという。
 元彌は今年2月、奈良・斑鳩町での公演でも、TBSのソルトレーク五輪特番出演のため2時間半の大遅刻をした前例がある。
 TBSによると、今回の件は「公演を終えてからスタジオに駆けつけることになっていましたが、体調を崩して公演はキャンセルするという連絡がありました。テレビ出演については、体調をおして出ていただいたと思っています」と説明。和泉流宗家では、「理事長(節子さん)はきょうイギリスから帰って、そのまま(公演のため)地方に行くことになっていて、詳しいことは分かりません」としている。
  母・節子も「いいとも」キャンセル!?
代役として出演した節子さん(中)と長女淳子さん(左)と二女の祥子さん  元彌ママこと母の節子さんは、1日からフジテレビ系「笑っていいとも!」の月曜レギュラーとして「節子の部屋」に出演する予定だったが、こちらも急きょ変更。8日から出演することになった。「決定したのは先週。スケジュールの都合などを考えて、そうなりました」と同局。節子さんは和泉流宗家の英国公演のため渡英中で、この日に帰国。元彌はテレビ出演のため狂言公演をキャンセルする形になったが、プロデューサーの節子さんは公演を優先して「いいとも」を先送りする、皮肉な結果になった。
2002/02/25 大遅刻2時間半
主催者に事前説明なくカンカン
 TBS系のソルトレーク五輪キャスターを務めた狂言師の和泉元彌(27)が五輪特番出演のため、17日に奈良県斑鳩(いかるが)町で行われた狂言ライブに約2時間半も遅刻していたことが25日、分かった。主催者は当日まで、番組出演の連絡を受けておらず「テレビを見ていた観客の問い合わせで初めて知った」。チケット払い戻しなどの混乱は起きなかったが、主催者側は「もってのほか」と怒り心頭だ。

姉二人が“つなぐ”
 昨年はNHK大河ドラマ「北条時宗」の主演にCDデビュー。今年は五輪キャスターも務めた狂言界のプリンスが、思わぬミソをつけた。
 17日、奈良・斑鳩町の「いかるがホール」で行われた狂言ライブ「和泉元彌狂言の世界」。開演は午後2時の予定だった。ところが同じ17日、TBSがショートトラック男子1000メートル決勝などを午前10時から午後1時まで生中継。「モーニング娘。」の安倍なつみ(20)とともに同局の五輪キャスターを務めた和泉も当然、生出演していた。
 ホール側によると、和泉家側からは17日のテレビ生出演について、事前に連絡はなく「お客さまから朝、電話で『間に合うのか』と問い合わせがあって、初めて知りました」。あわてて和泉家側と連絡を取ったところ「間に合う」と説明されたという。しかし現実には、同じ狂言師でもある淳子(32)、三宅藤九郎(本名・祥子=29)の2人の姉と母・節子さん(59)は時間通り駆けつけたが、元彌は間に合わなかった。
 ホール側は10分遅れの午後2時10分に“見切り発車”で開演。姉2人が「鬼瓦」「棒縛」と、当初は予定になかった「盆山」を演じた。休憩を挟んで今度は節子さんがトークショー。結局、元彌が会場に姿を見せたのは、午後4時30分すぎだったという。
 元彌は会場に駆け上がると、約700人で満員の観客に事情を説明。すぐに衣装に着替えて「寝音曲」を演じた。元彌を待っていた観客は盛り上がったものの、終演は午後5時10分。当初の予定から1時間40分もオーバーしていた。
 「17日に公演があることは番組スタッフには伝わっていたと思うが、詳しいことは把握してない」とTBS広報。1年前から公演を予定していたホール側は「払い戻しを求めるお客さまはなかった」と話す一方で、和泉家側の対応については「まだ話し合っている段階で何も言いたくない」と態度を硬化。暗に正式な謝罪がなかったことをにおわせた。和泉家はこの日、地方公演中で留守番電話。反応はなかった。
 五輪特番では新たな一面を見せた元彌だが、狂言公演ではダブルブッキングの上での大遅刻。「家元」としては大失態といえそうだ。
 
2000/12/31付紙面より 第246回   和泉元彌 
進化する狂言師
 まぶしいほど真っすぐに伸びた背筋だった。真摯(しんし)なまなざしに、結ぶ口元はキリッとりりしかった。狂言界の貴公子・和泉元彌(いずみ・もとや=26)。21歳で父を失って以来、先頭に立って狂言を演じ伝統を守ってきた。その彼が今夜、舞台を変えてNHK「紅白歌合戦」の司会、そして来年1月7日からはNHK大河ドラマ「北条時宗」の主役を務める。新境地は、彼にとって新世紀を飛翔(ひしょう)の年とする。

父の背中
 いつも、目の前に父の大好きな背中があった。父は人間国宝・和泉元秀氏(享年57)。体も大きく大きな背中だった。そんな父の運転手が務めたくて、元彌は車の免許も取ったし、散歩に誘われれば喜んで一緒に歩いた。  その大好きな父が、舞台で倒れる。脳出血だった。病院に運ばれ8日後に戻らぬ人となった。元彌の目の前から、父の背中が消えた。

 ――お父さんは、優しい半面、大変、厳しい方だったと聞きますが

 「ハイ。例えば、わが家では夕食でも、父がはしをつけないと始まらなかった。ですから、父が下の稽古(けいこ)場で稽古をしている途中なら、一度、食卓についてもらって、「いただきます」とはしをつけてもらい、それで家族は食べられる。おふろも、父が一番。ハッキリしていました

 ――そういうお父さんに、反抗するということは、なかったですか

 「なかったですね。いわゆる反抗期というのは、なかったです。父親の大変さというのを、一番身近で見ていましたし、僕に厳しく教えるといっても、それは、自分の持ってるものを一生懸命伝えてくれていると、分かっていましたから。父は、僕が稽古を始めるようになった時から、晩酌もやめたんです。そういう優しさも知っていましたし

 ――今、妙に友達みたいな親子関係とか多いですけど、やっぱり厳しい方がいいと思いますか

 「これは、個人的な考えですけど、お父さんっていうのは、どこか、強いところがあってほしいですね。例えば、それが『キャッチボールがうまい』でもいいし、家にあるパソコンに関しては、父さんしか触ってはいけないとか

 ――強さと威厳みたいなもの

 「はい

 ――でも、キャッチボールだって、子供が小さい時はいいけど、成長してくると、父親の方が負けちゃったりするじゃないですか

 「それは、ある時から負けてもいいです。小さい時に愛情持って、相手してやってれば、いいんですよ。例えば、ボクシングのボクサーとトレーナーの関係ってあるじゃないですか。けんかしたらボクサーの方が強いですよね。でも、ボクサーはトレーナーの言うことを聞きます。それって、まだ、自分がヘタな時に教えてくれたのはこの人だってよく分かってるからでしょ。その時の愛情と苦労を分かっているから。子供も、そんな強かった父を忘れない

 ――元彌さんが、お父さんを超えたなと思った瞬間とかは、ありましたか

 「ありません。ただ、僕が18か19歳になった時、父が『元彌の後に、自分のビデオを見るのは嫌だな』ってポツリと言った時があるんです。舞台のビデオなんですけど、『おまえの方がきれいだ』って。普段褒めてもらったことがなかったですから、うれしかった。よく覚えています


家族
 11月の末だった。渋谷のNHKで紅白司会者の発表が行われた。紅組司会者・久保純子アナの横に和泉元彌。そして、そっと隠れて、母・2人の姉の姿があった。集まった記者たちがささやいた。「元彌君って、マザコン、それともシスコン?

 ――よく、マザコンとかシスコンって言われませんか

 「ハハハ。言われますね。でも、特に父を亡くした後、そうなんですが、家を守るっていうか、和泉流を守るっていうか、家族で結束し、仕事場も一緒ってことが、多いんですよ。力を合わせてやってるんです。だからマザコンっていうより、ファミコン、ファミリー・コンプレックスって方ですかね

 ――でも、カラオケもディスコも家族同伴だって、調べが入ってるんですけど(笑い)

 「ハハハ。ハイ、そうですね。いつも、仕事で一緒に行動しているから、その流れで。でもディスコは1回、六本木のヴェルファーレに行っただけ。あんまり自分には合わないなと、それ以来、行っていないです

 ――お付き合いしている女性は

 「フフ、いません。今は、仕事が大変ですから

 ――でも、これからお付き合いされるであろう女性は、なんだか、そのファミコンに入っていくのが大変そう(笑い)

 「そうかもしれません。でも人間、最初にそばにいてくれて、情を感じるのは家族じゃないですか。そこに輪ができる。僕の付き合う方も、まず、その輪の中に入ってきてくれる人であってほしい。そして、その人と結婚することができたら、夫婦となって子供をつくり、またそこに僕らの新しい輪をつくっていきたい。そう思ってるんです


時代劇
 ――大みそかは紅白の司会、そして来年は大河ドラマ「北条時宗」の主役・時宗を演じるわけですが

 「紅白司会は、みなさんに気持ちよくやっていただけるよう、必死に務めようと。突っ走れるだけ、突っ走ってみようと、それだけです

 ――「時宗」は1年間の長丁場ですが、こちらは、北条一門という執権職を守らなければならないということで、狂言の和泉流を守る立場にある元彌さんと、ダブル?

 「無理に結びつけようとは思っていませんが、思い入れしやすい部分はあります。時宗も親から、帝王学を学んで育ち、その父を早くに亡くすと、家族を守る、北条一門を守る、国を守ると意識が広がっていく。僕も父亡き後、狂言を守り、家族を守る使命がある。でも役をやっていく中で一番感じてるのは『守るものがあるのは強いということ』です

 ――時代的な共通項は

 「鎌倉時代と現代と、日本っていうものを考えたとき、共通項はあると思います。当時、蒙古の襲来で、初めて外敵を意識したんだと思うんですけど、それは逆に日本って国を見直すキッカケになった。今は、これだけ外国との交流が盛んになって、逆の意味で日本ってもの、守るものは何かって意識している。そういう共通項も意識しながら、やっていこうと思っています


笑いの芸術
◆狂言◆
 日本の古典演劇のひとつ。室町中世の世相風俗を反映した庶民のおおらかな喜劇。大蔵流、和泉流の2流があり、それぞれ200番、250番ぐらいある。演技の基本は型だが写実的。ほとんどが20分から30分もの

 ――狂言は、和泉さんの登場で、かなりのブームになった。若い人が見ても分かるものなんでしょうか

 「狂言は喜劇です。分かりやすい笑いの芸術。言葉も分かりやすいし、仮面をつけてやらない。ご覧になった方に後で感想を聞くと60%の人が非常によく分かったって言ってくれます。食わず嫌いはだめですよ

 ――狂言の何を見てほしいですか

 「これは、ブームの背景とも関係があると思うんですけど、明治維新後、西洋から教わり、アジアに学び、さらに今、日本に戻ったっていうか、自分たちの文化をもう一度見直そうって気運が、若い方に増えてると思うんです。私も、まさにそうだと思って、日本の文化を、もっと愛してほしい、大事に感じてほしい。狂言の中に、日本文化の素晴らしさそのものを感じてほしいです

 ――もっと具体的に言ってもらうと

 「まず、季節感です。日常の中では忘れがちになっている四季を、舞台では感じさせてくれます。そんなことからでも気付いてくれれば。それと、ガイドブックを見ないで来てくださいって僕は言ってるんです。それで十分分かるし、素直な印象をまず大切にしてもらって、ガイドブックを読むのは、その後でいいんじゃないかと

 ――ちょっと、話は変わりますが、元彌さんは、現在、青山学院大学の8年生。来年は、いよいよ卒業ですけど(笑い)、不景気なご時世の中、いわゆる就職活動とか、したことはないわけで

 「ないですね。和泉流を継ぐという考えに不安や不満があったことは1度もありません。でも大学のキャンパスでそんな話になったとき『おまえは、いいよな』って言ってきた友達がいて。そしたら、その横で、また別の友達が『いや、こいつは3歳の時から就職活動してるんだ』って言ってくれたんです(笑い)。自分でも、そうだなって思いました。今の人(学生)は1年とか半年間で、自分の一生勤める会社を決めるわけですよね。そんな短期間で、一生の仕事ってなかなか見つけられないじゃないですか。そういう意味でも僕は恵まれていた。僕には父の教えてくれた狂言がありますから

 最後に、来世も「狂言師」になりたいと迷いなく言い放った元彌。その揺るぎなさは「今でも夢でしかってくれる」天国の父へ、彼なりの感謝の言葉ともとれた。


頼もしく手ごわい

 NHK「紅白歌合戦」で紅組の司会を担当する久保純子アナウンサーの話
 初めてお会いした時ハッとしました。端正なお顔立ちと、すっと伸びた背筋。若々しさの中にも伝統文化を継承しているという自信と貫録が感じられます。「狂言で培った度胸と番組で身につけた愛きょう」で司会に臨みたいとお話しされた通り、紅白のPR番組収録では、その場で台本を渡されたにもかかわらず、あっという間に流れを把握し、自分の言葉でテキパキと進行する。そして冗談を言って場を和ませる。頼もしい半面、対戦相手としては手ごわい! です(笑い)。


 ◆和泉元彌(いずみ・もとや)本名山脇元彌。1974年(昭和49年)6月4日、東京生まれ。3歳で初舞台、16歳で秘曲「釣狐」を演じ脚光を浴びる。95年(平成7年)6月、父和泉元秀氏の死去に伴い和泉流20代の宗家継承を宣言。映画、テレビや「違いが分かる」コーヒーCMなどで人気者に。家族は母節子さんと、日本初の女性狂言師として話題になった和泉淳子、和泉祥子の2人の姉がいる。身長171センチ
  
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