4.結婚してから
23歳で入籍。年が明けて春結婚式を挙げた。
18から付き合ってきた彼氏。
3ヶ月ほど同棲しての結婚だった。
整理整頓が苦手。
この事でよくケンカになる。
そして怒っている夫を見ると体がガタガタ震えて冷たくなる。
3年目の今はそんな事はないけど、1年目は酷かった。
妊娠した私はつわりが酷く寝たきりになってしまう。
家はますます散らかり放題。
夫は怒り狂った。
具合が悪くてたまらない。
一日中吐いてばかりだ。
ある日、入院しなくてはならなくなった。
何とかわたしなりに片づけたつもりだったけど、やっぱり汚い。
夫の母が来て「何だこの部屋は!?」と言って責める。
もう何をいわれているのかすらよく分からない状態の私を責める。
極度の栄養失調と脱水。
生きているのか死んでいるのかも分からない程気持ちが悪かった。
この頃の事は記憶がとびとびでよく憶えていない。
退院したのは1ヶ月後だった。
つわりはまだ続いていて、吐いていたけど、取りあえず食べられるようになったので退院。
家は実母が来て掃除していったようだ。
入院中、義母は殆ど現れなかった。
来てもあんみつとか持ってきて、つわりで入院なんておかしいなんて言う。
義父はお前は今まで食っていい思いをしてきたからちょっと食べるなっていう時期がきたんだと言う。
夫は心配しているような気がしたけど、怒ってばかりだった。
自分のペースで生活できないのが大変らしかった。
誰も心配してくれなかったと思って悲しくなった。
それから出産までの私は掃除の鬼だった。
出産の入院中、綺麗だった部屋にみんなびっくりしたようだ。
どんなに私が具合が悪かったのか分かって貰えたか分からないけど、それを訴えるつもりで頑張った。
私でも出来る。お母さんになれる。ちょっと自身がついた気がした。
妊娠中、夫とのケンカの度に体は震え涙が止まらなかった。
夫はそんな私にさらに怒り、殴った事もあった。
出産し、私は強くなった。
夫が怒り狂っても赤ちゃんといるなら心が安定した。
叩かれる事もあったけど、赤ちゃんをしっかり抱いて守った。
ケンカになると夫は都合の悪いことは私のせいだと言う。
大抵は仕事で上手くいかない時、私がへまをすると爆発する。
ある夏の日、夫が私の腕を殴った。
私はそのまま後ろへ吹っ飛んで腕にはくっきりあざができた。
冷静になった夫は平謝り。
私は他人に言わなかった。
ただ、夫の親戚にケンカはするのか?と言われた時、夫に「叩かないでね」と言った。
仕返しのつもりだった。
夫は相当こたえたらしくそれから暴力は振るわれていない。
でも、最近は本棚の中身を全部ぶちまけられたり、押入の中身を全部出されて
「ゴミの中で生きていけ!」「30分で片づけろ!」などと言われた。
私は負けない。
整頓しなおして綺麗になってよかったね〜ぐらいの気持ちだ。
すっかり強くなった。
育児の愚痴を夫に言うと分かってくれるどころか怒られる。
ちょっとつらい時もあるけど、私には子供がいる。
その事がどんなに私の励みになっている事か。
心の闇は今でも深く深く刻まれている。
でも、生きている意味なんてないと思っていた頃とは違う。