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■ 『ろくでもないこと』 ■ |
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■クリスマスの12月25日。ふと気づくと、ピッチ(KDDIのPHS)の液晶画面がバックライトつきっぱなしのフリーズ状態。どのボタンを押しても何の反応も無い。
知らない間にどこかにぶつけたか、サンタクロースに踏まれたか(?)でおかしくなってしまったらしい。マニアルに従ってバッテリーを一度はずし、入れ直してみると今度は電源さえ入らない。完全に故障していた。 手に入れてから前日まで全く何のトラブルも無く動いていたので、不意をつかれたカンジ。 契約時の書類を引っぱり出してみると平成10年10月6日に購入とある。もう3年以上使っているわけで、故障が出るのも当然といえば当然なのだ。 やたらと使いまくるわけではないのだけれど、今はもう持っていないと不便は目に見えているので、次の日購入した地元のショップに持ち込んだ。 ■修理を頼むと「以前は出来たのだけれど今は当店ではピッチの修理を受け付けていない」と言う。なら、どーすればいいのかを聞くと、電車で二駅の王子のどこそこにある系列のショップまで持っていけば修理をしてもらえるという。 クリスマスの次の日といえば12月26日。暮れも押し迫っているわけで、なにかと忙しいのに赤羽と王子を行ったり来たりしたくはない。メーカーがもうじき仕事納めで、修理が終わってピッチが返って来るのが正月明けの来年なんて事も大いにありうる。 で、どーしたもんか考える僕に、ショップの店員が特に力をいれるわけでもなく「機種交換なら、うちですぐ出来ますけど。」と教えてくれた。 ■3年前の機種ながら、フラップ式の胸ポケットに隠れるサイズで、デザインもシンプル。操作性が良く音も良いなど、ケッコー愛着があるピッチなので買い換えるつもりはさらさら無かったけれど、店員に「機種交換」についての詳しい話を聞いてみてあきれかえってしまった…。 《現行機種を修理して使う場合》→バッテリー交換なら5千円くらい、他の部分の修理なら 1万円くらいの費用が必要で、おまけに王子まで(もしかしたら2度)足を運ばなければ ならない。 《機種交換の場合》→その場で新機種にナンバー登録をしてくれて、 すぐにも使えるようになり代金3千円ポッキリ(…)。 ―――という事なのだ…。 1円とか10円とか、時には0円とかの機種も見かけるけれど、それは契約を取るための販売促進用の特別価格なので「分かる」としても、バッテリーも当然入っている機械の全体のほうがバッテリー一個の値段より安いというのはムチャな話…。 ばかばかしくなってしまい修理は止めにして、一応、ボディーカラーだけは今までのピッチと同じ色のヤツを選んで「機種交換」をすることにした。 店員が手際良くナンバー登録をしてくれ、代金の千円札3枚ぴったし(消費税込みだった!)を払って新機種を手にしてビミョーに後悔しながら外に出た。ショップを訪れてからまだ30分も経っていなかった。 ■電話番号も変わらず、PメールDX(早い話がe-mailのピッチ版)のアドレスもそのまま引き継いだ東芝製の新しいピッチは胸のポケットからははみだすものの、液晶がちょっと大きくカラーになり、日本語変換も軽快にこなせるスグレモノ。こーゆーものがCD一枚の値段で手に入れられてしまうのだから、何か(特に家電やIT関連機器類)を修理して使い続けるには「信念」と「資金」が必要なのかもネ。 ■2001年は、元旦の、―――完成したばかりの雑煮を食卓に運ぼうとコンロから持ち上げたとたん、片手ナベの木製の持ち手が付け根から折れ、中味をまるごと床にぶちまけてしまった―――という悲惨な事件から始まり、大ダメージは無かったものの一年を通してろくなことがなかった展開。 ■クリスマスのピッチの故障で「ろくでもないこと」も打ち止めかと思っていたら、暮れも押し迫った28日、29日と家の2台のビデオデッキが相次いでテープ巻き込みの故障を起こしてくれた。 年末年始といえば各局「とびきりの特番」を揃えているわけで、「ザ・テレビジョン、お正月特大号」を買い込んでお目当て番組にアンダーライン入れていたのにビデオが使えないのは死活問題だ(!…)。 けれど…、あと3〜4日で年が明けるという年末。修理に出したとしても、明日や明後日に即、直して返してくれるはずもない。「こうなりゃ緊急対応処置として、とりあえず一台ビデオデッキを買うしかない!!」と勢い込んで、すぐにも電機屋に行こうとしたのだけれど、故障したビデオデッキが修理して返ってきたときの3台のデッキの処遇(…)をどうするかを考えて思いとどまった…。 とりあえず置き場に困るし、3台ともアンテナを繋ぎ、テレビに出力できる生きた状態にセッティングするのは不可能じゃないにしてもかなり面倒だし、そもそも3台のビデオで同時に番組録画しなければならないような状況は(TV好きの僕でも)めったに起こらない…というか「あり得ない」と言っていい。 そんなこんなでちょっとは冷静になり、よ〜く考えてみると、この年末年始の各種「特番」にしても「どーしても見たい!」というものがあるわけではなく、むしろ通常ワクの「ドラマ」とか、繋がりのある番組のほうが「見のがせない度」が高いんじゃないの…と、気づいた。 ■幸い、ビデオデッキのガワを開けて、ヘッドまわりにからみついたテープを慎重に取り除くと、1台は何とか復活してくれた。休みで家に居るのだから観たい番組はオンエアーを観ればいいので、ビデオデッキは一台あれば充分なのだ。 こうして、2001年の最後の「ろくでもないこと」も乗りきり、たぶんGood Luckな2002年を迎えたのでした。 (2002.2.24 記) |
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