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第1回・テーマ:ターンAガンダム 

今最も熱いガンダムといったらこれでしょう! 通称ヒゲ(笑)。「あれはヒゲじゃない、頬のガードなんだよ」という製作者・シド=ミード氏の熱い抗弁も空しく、劇中でも「ヒゲのモビルスーツ」という呼称がすっかり定着してしまっている可哀相なヤツ。
しかし、アニメ本編が始まってから、当初の拒否反応が薄らぎつつあるようだ。イラスト画と比べると、アニメでは多少ガンダムっぽくリファインされてる気もする。だが、それ以上に、このターンAというモビルスーツ(以下、MS)が、当初言われてきたほど「ガンダムっぽくない」わけではないというのもあるかもしれない。一応カラーリングは白がベースで胸部はちゃんと青く、そしてそのスタイルも、何度となく見ていると、歴代ガンダムの受け継いできたスタイルを、一応はとどめているようにも見えるのだ。
そして、おそらく何よりも大きかったのは、このアニメの監督によるところではないだろうか。そう、その名は富野由悠季。ここが、かつて同じように物議を醸し出した異色作『Gガンダム』との決定的な違いではなかろうか。『G』の場合は、今川監督独特のノリがつくりだした世界が、ギャグかシリアスしかなかった時代において、そのどちらともいえない斬新で今までにない世界を作り出したことと、豊富なMSのバリエーションを提示することで、あらゆる層に支持されたことで、最終的には大成功をおさめた。最初アレルギー反応を示していた旧ファンの大人達も、その豊富なバリエーションのひとつである「マスターガンダム」が出てきた頃から、態度を軟化させたのだ。
さて、ターンAである。こちらはどうか。『G』は、従来にない新しい世界と旧ファンを含めた多くの人々をとりこめるだけの豊富なMS(先には述べなかったが、もちろんキャラクターも)がキーであるようだ。−−−考えてみれば、これは1stガンダムにもいえることだ。初代ガンダムは、まるで未来の歴史の一部を見ているような、それまでにない新鮮な世界観と、アムロやシャアに代表される様々な”人”が、ブレイクの大きな要因のひとつであったことは間違いない。
話が少し脇にそれたが、以上の条件をターンAにあてはめて考えてみるとどうか。まず、世界という点であるが、これは現状ではまだちょっと判断が難しい面もあるが、少なくとも旧ガンダムの世界とはかなり違うものになっているものの、問題はそのターンA世界が、吉とでるか凶とでるかである。この点に関しては、今はまだ即答は避けたいと思う。MSに関しては、まだ放送開始からそれほどたっていないので、バリエーションが豊富とは言い難いというのは当然だが、ただ、旧ファンにとって目が離せないであろうMSが、すでにいくつか存在する。もちろんカプルとボルジャーノである。また、実は俺には旧作での正確な機種名がわからなかったのだが(もしかしたらオリジナルかも・・)、ジムにもイデオンにも(?)見えるキャノンタイプの連邦系MSもでてきた。さらに、これはMSではないが、劇中でターンAが1度だけ使用したハンマー状の武器も、初代を知る者にはまた面白いものではなかったのだろうか(ちなみにこの武器はプレイステーション用ソフト『SDガンダム GGENERATION 0』でも採用された)。この様に、ターンAは、物語は独自のものであるが、随所で旧作を取り入れ、旧ガンダムのファンを引き付けている。無論、これにも「オレの愛しいザクをそんなふうに使うな!」とか「カプールは海で使えよ海で!」という意見もあるかもしれないが、個人的にはこれには肯定的な見方をしている。現在ミリシャが発掘している航宙艦(たぶん)も、この間見たら”白い”外装が少しだけ見えていた・・・もしかしたら・・・。新たな復活MSがでてくる可能性も高いと思う。後はこれにどう新ファンが反応するか、である。残念ながらターンAは、視聴率からいうと、好調とはいえない局面らしい。時間帯の不利も指摘されているというが、少なくとも、視聴率の低下で途中放映打ち切りとなった前作『ガンダムX』の鐵だけは踏んでほしくない(ちなみに『X』は途中で時間帯を日曜の午前6時台(!)に移され、視聴率は1%を切る結果となった。そりゃそうだって)。旧ファンを残しつつ、かついかに新ファンを獲得できるか。我らが”ヒゲ”は、この課題をクリアしてオーソドックス・ガンダムの一員に収まれるか、注目していきたい。

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