アルコール依存症を知ろう!
「アルコール依存症」というと、単なる”飲んだくれ”というような、どうしても悪いイメージが先行してしまいますが、一概にそう決めつけるのは非常に良くないと思います。 そのイメージが偏見となり、アルコール依存症者の人たちを生きにくくしていますし、また、なりかけている人が、自分を依存症だと認めたがらなくさせています。
まずは、皆さんがアルコール依存症についての正しい知識を得ることが必要なのだと思います。

ただ確かに、ストレスの捌け口を「アルコール」に頼らざるを得ないというのは、弱い人間の証拠だ!という人がいるかもしれません。でもそれは、ちょっと見方を変えれば、誰でもストレスは溜まるものだし、たまたま身近にあって手にも入れやすい「アルコール」がその捌け口になると気づいてしまい、しかもこの「アルコール」は依存性が高く不可逆的にはまり込んでしまっただけだとも取れます。
でもだからと言って、もちろん、それが良いストレス解消法だとはお世辞にも言えません。「お酒は飲んでも飲まれるな」とは言いますが、多少飲んで楽しんでいるだけならいいのですが、飲まれていては何の解決にもならないし、体を蝕んでいくだけです。
非常に入手が楽で手近にあるもので我を忘れることができ、しらふの自分にはできないような言動まで、我慢せずにできる様になってしまう「アルコール」というツールは、非常に魅力的です。そしてその魔力は恐ろしいほどに強い。他に捌け口がない人ほど、その魔力に取り込まれてしまいます。

「このままではいけない」

アルコール依存症になりかけている人は誰でも思うことです。でも、いけないいけないと思いながら、手はアルコールに伸び、止めどもなく体内へと流し込んでしまう。

「ひょっとしたら、自分はアルコール依存症なんじゃないか」

薄々気づいてはいるけれど、それを認めてしまったら、まるで自分が弱いどうしようもない人間だと認めるみたいだし、まさか自分があのアルコール依存症なんかのはずはない。それに、依存症だと認めたらアルコールを止めなければならない。そんなことはできない。もしかしたらなりかけているかもしれないけれど、依存症にまでは到達していないと、頑なに思っていると思います。
 
アルコール依存症は「否認の病」とも言われます。そのくらい皆さん、どうしようもない状況にまで落ち込まない限り、自分が「アルコール依存症」だと認めたがりません。家庭崩壊、内蔵疾患による入院、莫大な借金など、もはやアルコールの力で逃げているだけではどうしようもない、もはや選択肢は、「アルコールをやめる」か「死」しかないような、そんな状況にまで追い込まれないと認めることができません。
 
依存症になるのにはそれなりの年月を要します。だから、その実、まだ「依存症」にまでは到達していないけれど、その気がある「予備軍」の人は沢山いると思います。
今ならまだ間に合うかもしれません。
依存症になってしまってからでは「節酒」は無意味(「断酒」以外に回復の道はありえない)ですが、「節酒」できるのならば、まだ依存症ではないともいえます。ありのままの自分を受け入れ、なぜアルコールに頼らざるを得ないのかにちょっと思いを馳せ、休肝日を作ってあげてください。
既に依存症になってしまった人は、自分の為にも、そして自分を支えてくれている周りの人の為にも、「断酒」に踏み切ってください。
 
人間は、強いようで儚い存在です。私も弱い人間です。完璧な人なんていません。
そして一人では生きていけません。
もしも自分一人の力ではアルコールを止められないという人は、医療機関に相談してみたり、自助グループ(*)に顔を出してみるのも良いかもしれません。それについては、依存症の大先輩がいらっしゃるので、適切な相談場所を教えていただけると思います。
 
心身ともに健やかな生活を!共に模索しながら歩いていきましょう☆☆
(*)「自助グループ」とは、アルコール依存症者とその関係者たちが自主的に集まり、アルコールをやめ、アルコールなしで生きる喜びを知り、共に助け合っていくことを目的に運営しているグループのことです。
代表的な自助グループに以下の2つがあります。
 
 ・AA(Alcoholics Anonymousアルコホーリクス・アノニマス)
   AA関東甲信越セントラルオフィス
    tel:03-5957-3506  fax:03-5957-3507
 
 ・断酒会
   東京断酒新生会
    tel:03-5624-0318  fax:03-5624-0367
アルコール依存症とは?
What's Alcoholics?
アルコール依存症なの?
Alcoholics Check List
アルコール依存症を知ろう
Let's study Alcoholics!