気象電文の読み方

 ここでは、METAR(定時航空気象実況)電文について解説します。

お願い 記述に誤りを発見されましたら、掲示板メールでお教え下さいませ。四万十五三雄

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電文の構成
例(2000年1月13日の電文です)
METAR RJOH 130819Z 21005KT 7000 -SHRA FEW005 BKN012 BKN035 10/09 Q1008 RMK 1ST005 7CU012 7CU035 A2977 VIS E 4000M 1ST005 S 2CU008 AAL

1)観測の種類
 数種類ある気象観測報のうち、その電文の種類を表示。 例 METAR=「定時航空気象実況」

2)地点略号
 ICAOで規定されている地点略号を表示。 例 RJOH=「米子空港(美保飛行場)」

3)観測時刻
 観測時刻を表示。 例 130819Z=「13日8時19分(グリニッジ標準時)」

4)風向・風速
 真方位による風向が10度に丸めて3桁で表示され、観測時刻前10分間に代表する風の水平成分の平均値をKT(ノット)で表示。
例 21005KT=「210度方向から5ノットの風」 (参考 ノット÷2≒m/秒 つまり5ノットは約2.5m/秒)

5)卓越視程
 視程が10km以上の時は「9999」。10km未満の時はメートル単位による4桁の数字で表示。
例 7000=「視程7,000m」

6)滑走路視距離
 視程が1,600m以下の時、滑走路上約2.5mの位置から滑走路灯火を見ることが出来る距離をメートル単位で表示。
例 R25/1200U=「滑走路視距離は着陸滑走路25で1,200m。視距離は増えつつある」(視距離が低下している時は「D」を後置)

7)現在天気
 現在の天気を表示。主な記号としては、強い「+」、弱い「−」、TS「雷電」、DZ「霧雨」、RA「雨」、SN「雪」、BR「もや」、FG「霧」、HZ「煙霧」などがある。
例 -SHRA=「弱い、しゅう雨性の(シャワー)雨」

8)雲
 雲量、雲低の高さ、雲形を並べて表示。
 雲量は全天を8等分し、雲量が1/8〜2/8が「FEW」、3/8〜4/8が「SCT」、5/8〜7/8が「BKN」、8/8が「OVC」
 雲低の高さは100フィート単位の3桁の数字で表示し、不明・観測できない時は「///」
 雲形はCB(積乱雲)とTCU(塔状積雲)だけ示される。
 例 FEW005=「雲量1〜2、雲低500フィート(約150m)」

9)気温・露点温度
 摂氏による気温と露点温度を斜線を挟み2桁の観測値で表示。0℃未満では「M」を前置。 例 10/09=「気温10℃、露点9℃」

10)高度計規正値
 「Q」を前置しヘクトパスカル値、記事の部分に「A」を前置しインチ値が4桁の数字で表示。
例 Q1008=「平均海面気圧が1,008ヘクトパスカル」 A2977=「平均海面気圧が29.77インチ」

11)過去天気
 観測時間前1時間にあり、観測時に観測されなかった現象を表示。

12)低層ウインドシヤー情報
 観測時間前に進入域か離陸域の高度1,600フィート未満にウィンドシヤー(乱気流)があった場合、「WS」に続けて表示。

13)記事
 「RMK」に引き続き、必要事項を表示。

以上、簡単に解説してみました。
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