「1からの出発」

私は今までフォニュームしか使っていませんでした。
VMが1個しかなかったからです。
しかし、これまでのつらい思い出が染み着いているこのキャラで
これ以上遊ぶのはかなり苦痛で、
アンダカ教の後遺症も強く、しかしLv100のキャラデータを消すのは
ためらいがあったので、このデータは当分の間封印し、
新たなVMを購入し新キャラを作ることにしました。

私は前々から、ごつい巨体で散弾銃を撃ちまくるレイキャストの
その後ろ姿にあこがれていました。
新キャラはレイキャストにしました。
心機一転、新たな姿で、私はパイオニアへ向かいました。


レベル1の自分が、とても新鮮でした。
緑のロボのその後ろ姿が、初々しく感じました。

ロビーを見回すと、私と同じレベル1の赤い太ったハンターがいました。
親近感を感じた私は、そのハンターの近くに歩いて行きました。
なんて声をかけようか迷っていると、そのハンターは
「ヒッヒッヒ」
と怪しげな笑いを発し、シンボルチャットを出しました。
それは、男性のペニスを表したシンボルでした。
そして、竿の部分の手が上下移動するアニメーションが始まりました。
私は、よく考えたなあと感心しつつ、しかしやはり不快だったので、
「乱入歓迎」というノーマルの部屋へ入ることにしました。

「こんばんわでござる」
「こんばんワン!」
「こんばんにょ〜^o^」
私は「コンバンワ」と言いました。
「カタカナうざいでござる」
「カタカナ嫌いだワン!」
「きっとロボだにょ-x-」
ござる、やワン!にょ、がよくてなぜカタカナが駄目なのでしょう、
と反論しようと思いましたが、争うのは嫌だったので、
「ゴメンナサイ」
と言い、その部屋を出ました。

ロビーに戻ると、まだ赤いデブハンターの自慰活動は続いていました。
そのロビーにいた誰かが、
「オカズ提供〜」
と言い、女性のアソコを表したシンボルを出しました。
すると、手の上下運動が少し早くなり、
オレンジ色だったカリの部分が、赤色に変わりました。
「サイテー」
「シコシコがんばれ > 赤デブ」
「移動しよう・・・」
「おマ○○最高!!!」
ロビーは異常な空気につつまれ、
やがて、「喜び」のSEとともに、白い液体が発射されました。
私は頭が痛くなったので、その日は寝ました。