久しぶりの書き込み。

  あれからいろいろとあった。

  命ってなんだろう・・・。

 

  昨年の春、同僚の奥さんが男の子を出産。

  みんなでおめでとうを言った。

 

  そして初夏、その奥さんが入院。

  原因不明・・・肺に水が溜まる・・・。

  精密検査。・・・肺がん・・・。

  同僚は動揺し、会社でも涙する。

  そして僕達に『これから色々とご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。』

  泣きながら言う。

  彼の奥さんの容態はがん細胞が全身に転移・・・手術不可能。

  僕らには何もすることができない。できない苛立ち。悲しみ。

  彼は努めて明るく振舞う。けど席を外しては目を赤くして戻ってくる。

  こんな幸せな夫婦になぜ・・・こんな仕打ちを・・・。悔しくて涙が出る。悔しい。怒り。


 

  会社は短いお盆休みにはいった。

  僕は田舎に帰らず横浜にいた。

  そこへ一本の電話がはいる。『彼の奥さんが昨日亡くなった』・・・逝去・・静寂・・涙・・

 

  暑い告別式だった・・・。セミが鳴いている。東京にもセミがいるんだ。

  そこには涙する彼と、泣き止まない赤ちゃん。

  その先の遺影に『日焼けした元気そうな奥さん』の3人家族が、いた・・・。

  言葉がでない。涙しかでない。悔しい。

  これを書くだけでも涙が出る。

  いつからだろう。こんなに人の悲しみがわかるようになったのは・・・。

  結婚して、自分が自分でなくなってからだろうか・・・。


 

  その影にはその家族の状況を決して僕ら夫婦にオーバーラップさせることのない、

  悪魔な自分がいる。

  オーバーラップさせたくてもできない自分がいる。悪魔。偽善者。

 

  本当はHPにこんな辛いことは書きたくない。

  けど、今日は書かずにいられない。どうしても。   page5