渋谷。

 1月19日。今日はヤツが灰になった日。 

 九州の葬儀に行けない僕は、6時前に退社し乗換駅である渋谷で降りて

 そのまま雑踏の中へ紛れ込んだ。書店に探し物をしに。

 雑踏の中に同化すれば少しは気がまぎれるかもしれないとも思った。

 土曜の渋谷は人が沢山いた。渋谷は過信とエネルギーがあふれ返っている街。

 この街に出る若者達は自信に満ち溢れているように見える。

 自信家で挫折を知らない彼らはありとあらゆる方法で自分をアピールする。

 その反面みんなが同じ格好をしている。エゴイストの影響だろうか(苦笑)

 それが頼もしくもあり滑稽でもある。結構好きな街だ。危険な街渋谷。万歳!

 先週の土曜もわけあって渋谷を歩き回った。そのときできた、しもやけがカユイ(笑)

 けどみんな輝いているな。しかしこの中のほとんどの若者は将来挫折を味わい、

 自らの自信を打ち砕かれる。そのとき傲慢に生きてきた時間を悔やむことだろう。

 しかし、それはみんなが通る道であり避けられない現実だ。

 要はそれにいかに早く気がつくかどうか。 現実は厳しい。

 けどその中のほんの一握りの人たちはずっとその輝きを失わないだろう。

 そして成功者になる。がんばれ!

 


 

 渋谷からの岐路についた僕は、最寄の駅の売店でタバコを買った。

 販売員のおばちゃんは多分60代だと思う。

 そのおばちゃんがタバコを手渡すとき、一言。

 『おつかれさま』 と言ってくれた。

 ほんの短い一言。。けどすごく感動した。

 ヤツの死で、前を向いて歩けない僕にはすごく心に響いた。

 僕には『落ち込むなよ、がんばんなさいよ!』 そう聞こえた。

 ありがとう、おばちゃん。感謝してるよ!

 言葉ってタイミングが大切なんだな。。