殺戮にいたる病  我孫子武丸 講談社


惨殺そして凌辱……。
何ものかに憑き動かされるように次々と猟奇殺人を重ねていった男の名前は蒲生稔!
冒頭の”エピローグ”で示される事実が、最終章であっと驚く意外な変容を遂げる。異常犯罪者の心の軌跡を辿りながら想像力の欠如した現代の病巣を抉る衝撃のサイコ・ホラー



<作者紹介>

昭和37年兵庫県西宮市生まれ

<感想>

ミステリーは好きですが、ホラーはイマイチ
ましてや「猟奇殺人」なんて……(けっこう読んでますが)

とは言うものの、この本だけは読みたかったのよね
殺害した女性の解剖シーンなんか読んでもちっとも気味悪くない私は異常でしょうか
でも、そういう場面が苦手な人も多いはず
なので、出来れば残虐シーンは削って欲しかった
それが無くてもなんとかなったでしょうが,やっぱ迫力不足は否めませんか?

絶対絶対絶対叙述トリックだってわかっていたんですが、やっぱ騙されました
それはもう見事に!!
でも、叙述ってのは騙してなんぼの小説ですから、ここは素直に騙されましょう面白かったし<負け惜しみ



メビウスの殺人  我孫子武丸 講談社文庫


大東京を恐怖のどん底に突き落とす連続殺人が発生!
犯行は金槌による滅多打ちと絞殺が交互する。犯人は一人か、あるいは別人か?現場には常に謎の数字を記したメモが……。
被害者たちを結びミッシング・リングを探せ!



<感想>

これはまた……
殺人を完全にゲームとして捉え、楽しく殺す、または遊んで殺す……というミステリの究極のような作品です
現実味は全然まったく、これっぽっちもありません
なんせ犯人は○○○○ですし、数々の謎はまったくの○ー○です

賛否両論、議論百出という感じですか?
私は「この本はゲームです」と明記されていればOK……そんな明記、誰がするのだろう?
楽しかったんだから、この本はよし、としましょうか……でも、この犯人像だけは安直でちょっと許せない
それがありだったら何でもありでしょ?