2004.6.16

 読了本
 中空 鵜飼否宇 角川文庫

 読了本☆☆☆★
 ロンド 柄澤斎 東京創元社
木口木版画家 エッセイスト 本作が作家デビュー作
天才画家三ッ桐が死の直前に仕上げた傑作「ロンド」 その作品に取り憑かれた人々が巻き込まれる連続殺人
有名な絵画に模せられ殺された死体……すごく猟奇的でありながら、どこか美しい 作者が美術を愛する人だからでしょうか、残酷というイメージは湧いてこない
映画を見た後のように、視覚的に満足しています 絵画を文章で表す事って出来るんですね
ミステリ的には……(すごいですよ、謎解き部分が全体の1/5くらい占めてます)もっとスマートに出来ないかな?なんて思ってしまいました 犯人は意外でもないしね もっと読み進めるのが辛い作品かと思ってましたので、楽しく読めてよかったです


「ラーメン発見伝」という漫画の11巻に出てくるのは、ラーメンチェーン店
そのチェーン店のモデルになったと言われている店が私の仕事場です
なるほど、味は80点 でも、接客や価格で100点を目指している……と、言われると納得する
誰でも作れるラーメン……実は私も作れます(^^)

久し振りに高山帰郷
「すっごく嬉しい」と夫に言ったら「だろ?なのに帰ってこなくてもいいなんて言われると淋しいよな」だって……
いや、あんたは毎週帰って来てたでしょ 一月以上帰らなかった私とは比較に…………いえ、そうです
ごめんなさい もしまた私が一人で高山に住んで、夫が単身になった時はもっと快く対応します

昔読んだ本を再読しようフェア
第1回配本 歌野晶午 「死体を買う男」
……こういうフェアって、一年に一回はやってる気がする たいてい第1回で挫折するけど(^^;
だって次々に面白そうな本が出版されるんだもんな


2004.6.8

 読了本 ☆オススメ☆
 乱れからくり泡坂妻夫 創元推理文庫

 読了本
 あなたがいない島石崎幸二

 読了本 ☆オススメ☆
 殺しの双曲線 西村京太郎 講談社文庫
絶対読まないだろうと思っていた西村京太郎ですが、さるお方から面白いぞ……と聞きまして、購入。
何が問題かって、中古本屋に山積みされている西村作品を正規の値段で買おうってのが問題で!
……いや、やっぱ違うな。問題はそこじゃない。

そもそもこんなに面白いミステリ書ける人が、何故ミステリ読みに相手にされないんだろう?
……量産されるトラベルミステリのせいでしょうね、やっぱ。でも作家さんの中では一番の納税者(^^)
今更各ミステリの賞なんかちゃんちゃらおかしいぜ!

で、この本
どっかで読んだような「動機」なんですが、書かれたのが1979年ですから、この作品がパクられたのかもしれない。
どの作品だったか、思い出せないので何とも言えませんが。
なぜ動機にこだわるかというと、それが最大の謎だからなんですよね……あ!!!!今思い出した!!
また「金田一少年」だったかもしれない!<調べてみなくては

肝心の感想ですが、オススメマークで勘弁です。
とにかく西村と敬遠せず読んで正解です。


 読了本 ☆☆☆☆
 スーパーサラリーマン 草上仁 ハヤカワ文庫
接待麻雀のメンバー集めに四苦八苦する営業マン、伝票合計が合わないOL、パソコンを操作できず資料が出せない管理職、それらの人たちをどこからともなく現れて、助けてくれるスーパーサラリーマン!
事務系の仕事をやったことがある人なら、絶対憧れるスーパーマンですよね!!
何も考えず、楽しく読める本です。短編集なので、ちょっと不愉快な短編もありますが。


どうも最近の読書、同じ傾向の作品ばかりだ
つまり「クローズド・サークルもの」
「シェルター」「殺しの双曲線」「あなたがいない島」まだ感想はアップしていないが、鳥飼否宇の「中空」
ぜったいこんがらがって訳わかんなくなるぞ!もう地下の迷路ってどの本だったかわかんないぞ!<どれでもありません
ちょっと一休みして、大作に挑もうと思います。二週間くらいかかって一冊読み終えよう。
それには最適の「ロンド」があるんだもん。あっつーい本です(^^)

さて、今年も山の季節です
……もうとっくに始まってますか、そうですか……
こほん

今年の一発目はツアーです
ツアーなので、どうなるかは流動的です 行けたらいいな
二番目は笠ヶ岳です
笠なので、どうなるかは流動的です 体力あるといいな
先日HNKのクローズアップ現代で中高年登山をやっていて、思い当たる事だらけでますます自信なくしてます
……まあ、私の場合「体力の過信」というのはないですが、本当に体力無いので心配です<だめじゃん


2004.6.4

 読了本
 シェルター 終末の殺人 三津田信三 東京創元社

 読了本
 狐罠 北森鴻 講談社

東京創元社のミステリ・フロンティアの刊行ペースはこのところすごいです!ついて行くのが大変です。

現在読書中
貫井徳郎 「修羅の終わり」
西村京太郎 「殺しの双曲線」
泡坂妻夫 「乱れからくり」
中井英夫 「虚無への供物」

超有名な本や、人気作家の人気本や、傑作と言われている本ばかりなので、あっちをよんだりこっちをよんだり。


私のHPはデータベースとしてとても不完全だ……と言われた
確かにそうだよね(まあ、書評が下手なのが一番の理由だろうけど)
だって有栖川の本は一冊、綾辻に至っては一冊も無い
理由は簡単 「このHPを開く前に読んでしまった」
でも我が家にある本くらいもう一度読み直して感想アップするのも悪くないかな、と考えてます
この先何年生きられるか考えて、再読は最小限にしようと思っていたんですが……(なんちゃって)


2004.5.19
 読了本 ☆☆☆
 極短小説 S・モリス J・M・ダニエル 新潮文庫
とっても面白い小説をここに掲載する事が可能なくらい短い。就寝前に読む本としてオススメです。つまらなくてもすぐ読めるし(^^) 

 読了本 ☆オススメ☆
 試行錯誤 アントニイ・バークリー 創元推理文庫
余命幾ばくも無いトッドハンター氏は、残された時間を有効に使うために何をすればよいか、友人に相談する。結論は殺人。決して犯罪に手を染めるタイプではない彼は迷いに迷うが…… 地味な展開にちょっと読み辛いかもしれませんが、すれているミステリ者にはオチが予想出来るかもしれませんが……それでもオススメです!だってこの作品1937年のものなんですよ!!少しも色褪せない出来に脱帽!超傑作といわれる所以です!

 読了本 ☆☆☆☆
 金の瞳の女神 葉山透 富士見ミステリー文庫
セレスの町にある古く大きな建造物・アブリル教の伝説の「神の門」。その門で新法王の就任式が執り行われた日、密室となった教会で殺人未遂事件が起きる。不可能犯罪の解明に挑むのはハンター・ルークと、同じくハンターのレイリア。(この辺りがライトノベル……おばさんにはちょっとキャラクターが恥ずかしい)でも面白いよ!ちゃんとミステリーしてます。伏線はりまくりで、きっちり回収してます。……『ミステリー』読んでミステリーしてるからOK!というレベルが富士見かも(--);<褒めたかったのに…… 

この作家さんの作品はこの先あまり読まないだろう……という本は新しいファイルを作ってレビュー(そんなたいそうな)しないんですが、今回はバークリーや興味津々の葉山透などは作ればよかった、とは思います。……が、なんと一月ぶりの更新で、当然読了本がたまってまして、ちょっと辛かったので割愛しました。

で、一月、なにをしていたかというと、そんな事は興味ないでしょうから、またまた割愛。
ただ一生懸命働いておりました。

先月は「フリーター」の話をしましたが、今回は店長。
若干26歳の店長、聞けば大学出だそうで、就職を決めるさい誰も応募していなかったので「これなら就職できる」と思って決めたんだそうです。(チェーン展開しているラーメン店です)
開店から一月、休みもなく朝11時から長くなると夜(朝か?)4時までの労働時間。
う〜〜〜ん。頑張るなあ。
自分の時間が持てない就職というのは、私には考えられないけど、今の世の中こんなに厳しいものなんでしょうか?
ましてやまだまだ遊びたい年だろうに、出会いどころか買い物する時間すらないっていうのはやはり気の毒です。
もっとも最近は店も落ち着いて、週一回の休みが取れるようになったようですが。
店長も辛い仕事を選んだもんだ。

 読了本
 
百万の手 畠中恵 東京創元社

 読了本
 誰もわたしを倒せない 伯方雪日 東京創元社

 読了本
 七度狐 大倉崇裕 東京創元社

 読了本アップまだです
 ドミノ 恩田陸 角川文庫


2004.4.18

ネット検索すれば簡単にわかるだろうが……それではつまらない
「薔薇の新芽はたらの芽の新芽と一緒だからきっと同じ科に属する植物だろう」
毎日薔薇の新芽を見ながら「天ぷらにしたら美味しそう」とよだれを流している

 読了本
 岳人隊 梓林太郎 青樹社 ☆☆☆☆
遭難が相次ぐ北アルプスで、私設の救助隊を設立するお話 山岳救助はいくつかの欠点を持つ 救助する側がそれぞれ仕事を持っているから、迅速な行動を取れない、または人が集まらない事がある、という事だ その欠点をカバーすべく通年活動拠点をつくるのだ 残念ながら書き込みが足らない ページ数が全然足りない 私設救助隊を作って、すこしずつ認められていくのだが……新聞連載かなにかだったのか?もっと彼ら達の活躍を読みたかった!!!

仕事をすれば休みが無くてどこにも行けず、仕事をせねばお金がなくてどこにも行けず……

身をもって最近の若者の就職状況というのに接している
たしかに「フリーター」が多い……って、そういう方たちと一緒に仕事しています
私からみれば、なんとモッタイナイ事であるか 
アルバイトをどれだけ繰り返しても給料は上がらず、ボーナスは貰えず、休業保証もなく、いいことなんかないような気がするんだけど……それに肉体労働を厭わないのなら(私がしている仕事はたぶん肉体労働。頭脳ではないわな)、どんな仕事でも出来そうなのに
健康を害したら困っちゃうよね……そして、共通するのは「とても有能である」という事 ますますモッタイナイよね
ひとりの女の子は「仕事にすぐ飽きちゃう」って言ってたなあ う〜〜んわからんでもないが……


2004.4.11

 読了本
 人喰い 笹沢佐保 徳間文庫 ☆☆☆
日本推理作家協会賞受賞作 1960年の作品 ……どんな賞でも賞を受賞する作品というのは一読の価値があると思う ただ、残念ながら”ミステリー”という分野は「積み重ね」の文学と聞いたことがある つまり、端的にいって”謎解き”のみの小説は時代が変わると非常に古臭い印象を受け、しかも肝心のトリックさえ「読んだことがある」ような印象を持ってしまう やはり少し古すぎたようだ

   読了本
 消失! 中西智明 講談社文庫 ☆☆☆★
1993年発行だから、11年前の作品 この作家さんはこの一作しかないそうです かなり「騙された!!」感が残ります でも「え〜そうだったの??」感の方が強いんですよね(この表現は微妙だ) おまけにこの本は正しくは未解決なんですよね(真犯人が指名されて逮捕あるいはそれに順ずるなにかがない)でもミステリーとしての面白い仕掛けが散りばめられていて、すごく贅沢な本です ミステリーマニアが「もしこういう作品があたら……」と夢想するような仕掛けを実際書いてみた……という本

 読了本
 
ウエディング・ドレス 黒田研二 講談社

 読了本
 完全犯罪に猫は何匹必要か? 東川篤哉 光文社

つらつら考える
よく古いミステリーを読むが、どうにも面白くない
もちろんトリックに穴もなく、全部芥川賞を取れるくらい「破綻していない」
「人物が書けていない」とも思わない それなりのストーリーもちゃんと存在する

でもそこにあるのは「ミステリーの為だけの舞台と登場人物」それがどうもひっかかるらしい

古いミステリーでも感動して「読んでよかった!」というものも存在する
最近では「奇想、天を動かす」がそうだ
そこには「ミステリー以外のなにか」があり、もちろん舞台も登場人物もミステリー中心で書かれているハズなのに、もう一本の線(?)が生きていて、単なるミステリーだけでは終わっていない

ミステリー談義を誰かとしたことはないので自信がないが、その「なにか」を持っている作家さんの代表が「伊坂幸太郎」ではないだろうか?謎は謎としてある(ミステリー小説である)……しかし人間として生きている上で感じる哀愁や寂寥や、あるいは喜び、また矛盾や成長……そういったものが普通の青春小説や恋愛小説よりもっとダイレクトに胸に迫る本になっている いいよね、こういうの(ちょっと青さが気になるけど)

……普通の青春小説を読めばいいのか?でも、ミステリーが好きなんだもん

ああ、そうとも言い切れないか……本当に「ミステリーのみ」の小説だってすっごく面白く読める本が沢山ある
有栖川の「双頭の悪魔」とか古処の「少年たちの密室」だとか……古いので言えば島田の「占星術」だとかクリスティの「そして誰も」とかクイーンの「Y」だとか……
じゃあ、古いミステリー読んで時々感じる「物足りなさ」はいったいなんだろう?

自分が思っている(だろう)事を言葉にするっていうのは難しいなあ



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