スペインの町

ポカが訪れた町をABC順でご紹介します。お勧め度(あくまでも私の好みに基づいた)を★の数で表しています。
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A CORUNA(ア・コルーニャ)/LA CORUNA(ラ・コルーニャ)★★★★
2年前に再訪したときに変貌ぶりショックを受けたので、ここにはあえて7年前の写真を載せました。写真のエルクレス(ヘラクレス)の塔は町外れにあって、初めて行ったときにはひなびた雰囲気がすっかり気に入ったのですが、今ではすっかり観光地してしまっています。この町を含めたガリシア地方は海産物で有名ですが肉もおいしいです。訪れた際には是非、太って帰ってください。
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ガリシア語だとア・コルーニャ、スペイン語だとラ・コルーニャと呼ばれるこの町へは、マドリッドからだと電車でもバスでも7時間以上かかるので、お金に余裕のある人は飛行機を使う方がいいと思います。港あり、ビーチあり、断崖ありで、色々な海の景色が楽しめるので、海好きの人にはお勧めです。

ALMAGRO(アルマグロ)★★
アルマグロは交通の便がよくないので個人旅行だと行きにくいかもしれません。町自体もあまり大きくないのでわざわざ足を伸ばすほどかどうかはみなさんの判断にお任せしますが、ボビンレースが盛んな町で、写真のプラサ・マヨール(スペインの美しいプラサ・マヨールの1つとしてよく挙げられます)の店では女の人がレースを編んでいるのが見られるので、レースが好きな人は行くといいかもしれません。
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語学学校の遠足で行ったので公共機関を使っての行き方には詳しくないのですが、調べたところ、直行の電車はマドリッドをお昼に出て、アルマグロに夕方着くメリダ行きだけみたいです。それ以外はマドリッドからシウダ・レアルまで行ってそこから3時間おきぐらいに出ている電車に乗リ換えるようです。
名産のナスのアルマグロ風は、ナスを丸ごと酢に漬けたもので、おつけもの風の味です。 

ARANJUEZ(アランフエス)★★★
まず、スペイン人にここの地名を発音するときの注意を1つ。アランフエスの“ラ”ではなく“エ”にアクセントをおきましょう。そうでないと通じないことがあります。
名産はイチゴとアスパラガスですが、シーズンにはものすごいふっかけ値段の屋台で売られています。イチゴは真っ赤で粒も大きく、見た目にとてもおいしそうなのですが実はけっこうすっぱいので、生クリームをかけて食べます。
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マドリッドから電車(アトチャ駅から大体30分おきに出ています)で40分。バスだと南バスターミナルから45分ぐらい。電車だと王宮まで10分少々歩きますが、バスだと町の中心に着くので、王宮までは歩いて5分ほどです。
2年前ぐらいに世界遺産に指定され、ユネスコからのお金が入るようになったので、このごろはそこらじゅうで改修だのホテル建設だの何だのと工事が行われています。宮殿はスペイン語ガイドつきツアーのみ。

ASTORGA(アストルガ)★★★
主要モニュメントの1つであるカテドラルは私が行ったときには、宗教美術品の特別展示をやっていたので、カテドラルマニアの私なのですが、普段のカテドラルは残念ながら見られませんでした。ガウディが設計した司教館は、ステンドグラスなど特に内部の装飾がきれいで、ガウディ建築物が好きな人なら足を伸ばす価値はあると思います。
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レオンからはバスで1時間弱。小さな町で、見所はこんなところにガウディ建築!シリーズ(勝手に命名)の1つである司教館とカテドラル。レオンにあるガウディ建築物であるカサ・デ・ロス・ボティネスとは使われている石の色は違いますが、雰囲気がなんとなく似ています。そのほか、チョコレート博物館、ローマ時代のモザイクも見られますし、市役所のある広場もなかなかかわいいです。

AVILA(アビラ)★★★
アビラの思い出。1.真夏に鉄道駅から城壁まで歩くのは辛かった。2.帰りに駅でエロジジイにつきまとわれうっとうしかった。3.名物がステーキなのを知らず、食べ損ねた。4.カテドラルは修復中で中は足場だらけだった。ちなみに行ったのは1999年夏です。実は暑くてイヤになって、あまりきちんと観光していません。ユネスコ世界遺産にも登録されていることだし、ここも要再訪の町です。
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マドリッドから電車(エル・エルコリアルを通ります)で2時間ぐらい。バスだと南バスターミナルから1時間半ぐらい。この町が有名なのはなんと言っても11世紀に築かれた防壁で、カテドラルも組み込まれているぐらいですが、そのほかにも裸足のカルメル会設立者(非キリスト教徒にはピンときませんが)サンタ・テレサが生まれ、亡くなった地でもあります。名物料理はチュレトン・デ・アビラ。分厚いステーキです。(書いてるだけでヨダレが。)

BILBAO(ビルバオ)★★
ビルバオにはこれまで2度行ったことがあります。1度目は前衛美術作品を集めたかの有名なグッゲンハイム美術館に行き、友達と「これも芸術なんだ。」を連発するだけで退出。2回目は車でビルバオ市内に入り、モユア広場から放射状に延びる一方通行の道路(そして行き止まりはいつも川)にすっかり迷わされたというあまりいい思い出のない町です。バスク地方はご飯がおいしいので、そのうち雪辱戦でたずねようと思っているのですが。
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マドリッドからバスで行くと、途中レルマという最近パラドールが出来た町でトイレ休憩があります。と言っても、国道沿いのドライブインみたいなところで休憩するだけなので、お城を遠くに眺めるだけですが。
旧市街は昔の面影をとどめているし、私鉄FEVEの駅の建物もかわいいです。グッゲンハイムの奇抜な建物も川のほとで何気に景色にマッチしているのがすごいです。

CACERES(カセレス)★★★★
“自分の持っているガイドブックには載っているが行ったことはない”という理由だけで訪れたカセレスでしたが、前もって過剰な期待を抱いていなかったせいか、とても気に入りました。特に際立ったモニュメントがあるわけではないのですが、旧市街の町並みはそのまま中世の面影を残していて雰囲気十分です。この町に抱く印象がよいのは、市の観光案内所が主催する旧市街ガイドツアーがよかったからというのもあります。3年ほど前で、参加費用が500円せずに驚いたのを覚えています。
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マドリッドからはバスで約4時間。全部のバスがそうなのかはわかりませんが、私の乗ったバスは、アメリカ大陸征服者を多く輩出したトルヒージョを経由しました。バスターミナル、鉄道駅ともに旧市街まではけっこうあるので、荷物が重い場合は市バスかタクシーを利用するのが賢明だと思います。
この町を基点にして、トルヒ−ジョやグアダルーペに行くのもいいと思いますが、ちなみにグアダルーペ(所要2.5時間)はバスの運行本数が少なく、週末にあたったこともあり、私は有名な修道院をまだ見ていません。

COMILLAS(コミジャス)★★★
サンティジャーナ・デル・マルに行こうと思ったけど、なんとなくやめてそのままバスに乗って行ってしまったんですが、予想外に気に入りました。ガウディ建築はあるし、ビーチもあるし。ただし、モニュメント間の移動にけっこう歩くことを覚悟しておいてください。
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サンタンデールからはバスで1時間強。小さな町で、ここにも“こんなところにガウディ建築!”シリーズ(勝手に命名)の建物“エル・カプリチョ”があります。この建物を見て最初に私の頭に浮かんだのはパチンコ。塔の先っちょについてるチューリップみたいなのがいけないんだと思います…この建物の横にある公爵低もきれいだし、丘の上に建つ大学の建物もなかなかよいです。

CUENCA(クエンカ)★★
ここの宙吊りの家ってすごく有名ですが、私ははっきり言って全く感動しませんでした。それよりも気に入ったのはカテドラル。天気がよいと青い空に映えて本当にきれいです。お金に余裕がある人はパラドールに泊まるとよい(ただし谷側の部屋でないと意味なし)と思います。フェリペ皇太子も新婚旅行に訪れた場所です。
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マドリッドから2.5時間。日帰りしようと思えばできますが、観光は徒歩(少なくとも私が行ったときは)中心なので、それなりの覚悟をして行った方がいいかもしれません。ここから30キロちょっと北のほうにあるシウダー・エンカンターダ(Ciudad Encantada)という奇岩で有名な場所があって、そこにも行きたかったのですが、オフシーズンなので行けませんでした。夏場だとバスが運行しているようです。

EL ESCORIAL(エル・エスコリアル)★★
どどーんと大きな建物があるのにはそれなりに感動します。中はまあ美術館のようなものです。図書館がけっこう広かったのを覚えていますが、ここに行った少し前に別の国で見た修道院の図書館がもっとすごかったので、エル・エスコリアルではあまり感動しませんでした。ここの教会はアスナル前首相が首相だったときに彼の娘が結婚式を挙げたので、格調高いところなのでしょう。
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マドリッドから電車でもバスでも1時間で行けます。1時間の距離にありながら、山に近いので気温はマドリッドより低く、そのため夏に行くのはお勧めですが、冬はマドリッドを出たときは降ってなかった雪に遭遇…ということもありえるのであまりお勧めではありません。

FIGUERES(フィゲラス)★★★
観光客のお目当てはダリ美術館。美術館はけっこう盛りだくさんの内容で、特にダリファンでなくても楽しめます。ダリの美術作品を集めた写真の美術館のほかに、ダリデザインの宝石を集めた美術館や、カタルーニャおもちゃ博物館もありますが、町自体はそんなに大きくありません。
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バルセロナから電車で2時間ほど。途中でジローナも通過するので、車窓からジローナのカテドラルを見ることができます。もちろん途中下車して1日にジローナとフィゲラス両方を訪ねることも可能です。

LA GRANJA(ラ・グランハ)★★★
村の正式名称はラ・グランハ・デ・サン・イルデフォンソ。ルイ14世の孫、フェリペ5世が故郷のベルサイユ宮殿を懐かしんで建てたと言われています。本物のベルサイユ宮殿に行ったことがない私としてはなんとも言えませんが、ベルサイユ宮殿云々について考えずに鑑賞すれば、きれいな王宮だと思います。庭園の噴水が特に有名なのですが、水不足のせいもあっていつ行っても水が出ているわけではないのが玉にキズです。
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セゴビアからはバスで15分と近いので、セゴビアに1泊するなら立ち寄るといいと思います。セゴビア日帰りでラ・グランハと両方行くのも可能ですが、バスの本数の関係もあるので公共交通機関を利用する場合はかなり忙しい訪問になると思います。

MERIDA(メリダ)★★
某『○○の歩き方』では、「小ローマ」とまで呼ばれているメリダ。この名前をつけた人がローマに行ったことがあるんだったら、ローマに失礼。はっきりいって小にもほどがあると個人的には思います。ただ、円形競技場のすぐそばにできた国立ローマ博物館はかなり充実した展示で見ごたえがあり、私がメリダでがっかりしたのを救ってくれました。
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マドリッドからはバスでも電車でも4時間ほどで行けるメリダ。一応エクストレマドゥラ地方の交通の要所となっているので、カセレス、グアダルーペなんかに行きたい場合は、メリダにも寄る確立が高くなるでしょう。でも、メリダ1本勝負はちょっとお勧めできません。

SALAMANCA(サラマンカ)★★★
日本人留学生が押し寄せるサラマンカは、スペイン最古の大学があることで有名で、現在も大学町として知られています。4つ星か5つ星をつける人も多いであろうサラマンカですが、私の評価は3つ星、しかも一番気に入ったのはカテドラルでもマヨール広場でもなくアール・ヌーヴォ、デコ博物館。古い町並がきれいな町なんですが、多分私の中であまり印象がよくないのは、途中で友達とケンカしたからでしょう…
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マドリッドから電車でもバスでも2時間半ほどで行けますが、電車よりバスの方が本数は多いです。スペインの古い町ではよくあることですが、駅もバスターミナルも観光ポイントとなる旧市街からは離れており、20〜30分は歩きます。おみやげにはカエルグッズをどうぞ。

SEGOVIA(セゴビア)★★★★★
セゴビアの観光は紀元前1世紀頃に作られた水道橋、紀元後13世紀頃のアルカサル(お城)と16世紀のカテドラル(大聖堂)の3本勝負で。トレドの入り組んだ町並に疲れたら広々とした気分を味わうのにいいかもしれません。
名物は何と言ってもコチニージョ・アサド、子豚の丸焼きです。これを食べないでセゴビアに行く意味なし!それ以外にも近くのラ・グランハで取れる豆を使った煮込み料理も有名ですが、かなりお腹にずっしりきます。
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マドリッドから電車(2時間)でもバス(1時間半)でも行けますが、電車は各駅停車なので、忍耐心が要求されます。行きだけなら景色も楽しめるのではないでしょうか。ちなみに電車だと水道橋のたもとまで市バスに乗らなければならないので、街中にターミナルのあるバスの方が便利だといえます。
おみやげはマドリッドと似たようなものプラス素焼きなんかがやや割安であります。トレドよりはおみやげもレストランも絶対に安く、まだ商人の良心を感じます。

TENERIFE(テネリフェ島)★★★
島内にも本当は色々町があるのでひとまとめにくくってしまうのは正しくないのですが、そこを敢えて一つに。
テネリフェ島の見所はなんといってもスペイン最高峰(3718M)のテイデ山です。山道を登っていくにつれて、景色がどんどん変わっていく有様は圧巻で、木の生い茂る上り口とうって変わって、頂上付近は荒涼としています。この高山が島のほぼ真ん中に位置しているせいで、テネリフェ島の北部は雨が多く、したがって緑も多いですが、南部は乾燥した気候となっています。
火山のせいで、ビーチの砂浜は地中海岸のような白砂ではなく、かなり黒い砂です。
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スペインの領土ですが、場所的にはモロッコの西側にあるカナリアス諸島。その中で一番大きな島がテネリフェ島です。マドリッドからは飛行機で約3時間。
飛行機とホテルを別々に取るよりは、旅行会社が出しているホテルと飛行機のセットを利用するほうが安くすみます。特にシーズンオフだとかなり安いです。ただ、島内の公共交通はあまり発達していないません。車の運転ができる人が一緒であれば、レンタカーをお勧めします。スペイン本土で借りるよりもはるかに安い値段で借りることができ、しかもレンタカー会社もそこら中にあります。

TOLEDO(トレド)★★★★★
迷路のように入り組んだトレドの町を歩くのは楽しい一方、坂が多く石畳で歩きにくいので、行く時は歩きやすい靴で行ってください。スーツケースをひきずって歩くのにも不向きなので、この場合はおとなしくタクシーを拾いましょう。地元の人に道を聞くときは、通りの名前を言うより、目印になる建物(カテドラル、サント・トメ教会)の名前を言うほうが確実です。
名物のお菓子、マサパン(アーモンドの粉を卵黄で練って焼いたお菓子)は極甘なのですが、なぜか甘いもの嫌いの私の好物で、トレドに行くといつも松の実のまぶされたのを数個買います。
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マドリッドから電車(1時間半)でもバス(1時間)でも行けます。バスターミナルからはがんばれば町の中心ソコドベル広場まで歩いて上れますが、アラブチックな建物がかわいい鉄道駅から歩くのは不可能ではないけれど、ちょっと厳しいです。
トレドの町は何回行っても飽きない魅力を持っていますが、欠点はレストラン。安くておいしいところをいまだに見つけられていません。
もし、バスターミナルからタクシーに乗るのなら、最初にサン・フアン・デ・ロス・レジェス修道院に行き、そこからソコドベル広場に上がっていく方が帰りが楽です。

VALENCIA(バレンシア)
確かにパエジャはおいしかった!きれいなビーチも近い!でも、これ!という観光スポットがないような… あ、でもここのカテドラルの薔薇窓(丸いステンドグラス)はステンドグラスマニアの私がお勧めするきれいさです。そして、カテドラルにあるミゲレテの塔は塔に登ろうと思った自分を恨むぐらいしんどいですが、そう思う頃にはそれまでの労力がもったいなくて今さら階段を下りられない状態となっていることでしょう。ちなみに私は苦労した割には眺望に感動しませんでした…
valencia
電車だと3時間から3時間半、バスだと4時間強とマドリッドからもバルセロナからも大体同じぐらいの所要時間(ちょっとバルセロナの方が近い)で行ける町で、3月の火祭りが有名です。そして火祭りは燃えているところと、バレンシア版ルミナリエが感動的ですが、燃えていないときの人形は変にリアルでかなり気持ち悪いです。

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